先々週はActiveHybrid、先週はポルシェ、と来て、いよいよ今週はブガッティ!!…な訳ではありませんね(爆)。でも、Nicole世田谷ショールームに出掛けてきました。
今回の試乗は
ALPINA B5。次期M5と肩を並べる高級ハイパフォーマンスカーですからおいそれとは買える車ではありませんが、車本体への興味もさることながら、目的はもう一つ。
それは、この車に装着されている「
michelin PilotSuperSport」でした。先日日本で発表になったばかりですから、実物は多分B5に装着されているものだけのはず。それが実際に乗って試せるのですから、乗らいでか〜(爆)。
早速試乗ですが、乗り込んだ眺めはBMWのActiveHybridや、ベースとなった5シリーズと一緒です。もちろん、ミルテのウッドパネルや、ラヴァリナレザーのインテリアは高級感全開ですが、D3君でもおなじみなので、出発です。
試乗コースは第三京浜の往復なのでほとんど高速道路の試乗のような感じでした。8速ATはギアチェンジもひたすらスムーズで、気が付くとどんどんシフトアップして8速で1000回転なのに、余裕で走っています。
そこからの緩い加速でも普通の車以上に加速しますが、やや深くアクセルを踏み込むと、それに応じて1段〜3段くらいシフトダウンしますが、これがまた滑らか、そして強烈な加速。先々週のActiveHybridよりパワーもトルクもある上に400〜600Kg軽いですから、更に速いのは当たり前。吹け上がりも鋭くてスムーズな上に、音もActiveHybridよりも澄んだ感じで気持ち良いです。
更に、スイッチトロニックを使ってマニュアルシフトダウンした時のレスポンスも素晴らしく速い上にスムーズで、DCTに比べても全く遜色ありません。エンジンの制御はALPINA独自のもので、シフト時のトルク変動を抑えるために、状況に応じて1気筒〜5気筒まで可変で休止させているのだとか。新型M5のミッションがどういう形式になってくるか興味がありますが、これに関してはALPINAに負けるのでは、という気がするくらいです。
さて、肝心のPilotSuperSportですが、走行音も特にうるさくなく(REGNOほどは静かでもないですが)、ゴツゴツ感もありません。タイヤ本体の感触を確かめたくてずっとSPORTモードで走っていましたが、乗り心地にも不満はありませんでした。これは車がB5のせいかもしれませんが。
グリップに関しては高速走行からのやや強めのレーンチェンジにもびくともせず、グリップも剛性もPS2と同等以上な事はなんとなく分かりましたが、本格的なコーナリングはしていないので、どうでしょうか。ただ、アルピナ担当の方が「250Km/hで普通の車だったら吹っ飛ぶようなレーンチェンジをしても、しっかり付いてきます」とお話していたので、グリップに関してはかなり良さそうですね。それに、他の装着認定車は、458イタリアやら、GT3RSやら、ケーニセグですから。
試乗車は2500Km程走っていましたが、溝も目立って減っていないようなので、耐久性もそこそこかもしれません。実際にD3君に装着すれば、車重さが300Kg程軽いので、保ちはもっと良いかもしれません。
試乗を終えてからも、ショールームで1時間ほど色々お話を伺っていたりして(3年後のちょっと気になる車とか…)、楽しい1日でした。帰り際に渋谷でお買い物しても、D3君は19.71Km/L走って記録更新しましたし。
それにしても、これだけB5の出来が良いと、同じV8ツインターボの新型M5はどういう差別化をするのでしょうね。燃費もALPINA B5の方が良いでしょうし、アルピナブルーやアルピナグリーンの方が格好良い気がします。
Posted at 2011/02/21 13:19:26 | |
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