ミドリーヌ号のエアコンのフィルターを交換するついでに、デビューした新型X1を見に行ってきました。
お目当てのX1はもう試乗車が用意されていましたが、作業中に試乗させていただこうかと思ったらかなり人気なようで待ちが多かったので、以前から気になっていた新型B38型エンジンの118iに乗らせていただく事にしました。
3気筒の1.5Lエンジンですが、パワーは以前の4気筒1.6Lと全く一緒の136ps/220Nmです。エンジンをかけると、アイドリングは4気筒とはちょっと音色が違ってちょっとバイクっぽい感じですが気になる振動はありません。
発進しても充分なトルクで1.5Lから想像する線の細さはありません。8速ATもゆっくり流すと2000回転付近でどんどんシフトアップしていきます。
少し強めの加速をすれば気持ち良く吹け上がっていって必要充分にパワフルです。どの回転域でも振動は特になく、3気筒からイメージする印象は裏切られますが、エンジン音に関してははちょっと独特な感じなので好みはあるかもしれません。
トップの8速では90Km/hで1500回転くらいでしたが、その際の燃費表示は22Km/Lくらいでした。ミドリーヌ号の6速も同じ回転ですが、燃費は22〜25Km/Lくらいで同等か僅かに上回っています。やはりディーゼルエンジンは優秀ですね。
エコプロモードにすると1100回転くらいでも巡航してしまうので、下から充分なトルクが出ている感じです。
少しコーナーも走ってみましたが、もともと4気筒の116iの時でも充分バランスが良かったのが更に鼻先が軽くなった感じで綺麗に曲がります。
エンジン音で好き嫌いが出るかもしれませんが、個人的には必要充分で楽しく、BMWのベーシックモデルとしては優秀だと思いました。
次は期待のX1-xDrive20iに乗らせていただきました。118iから乗り換えるとさすがに運転ポジションは高めで、ミニバンに乗り換えたようです(爆)。新型のB48型エンジンはボア/ストロークが82.0mm/94.6mmとロングストロークになったにも関わらず、レッドゾーンは7000回転に上がっています。シフトレバーは現行X1と同型式で、ここは1シリーズとちょっと差が付いていますね。
エンジンをかけると、先程の3気筒のB38型に比べてエンジン音が静かになっています。もちろん振動はありません。
発進しても一回り太いトルクでどんどん加速しますし、吹け上がりも滑らかです。ド新車だったのであまり上までは回しませんでしたが、ロングストロークになった影響はないようです。
こちらはコーナリングまでは試せませんでしたが、FFベースでも4駆だとあまり問題なさそうです。
リアシート回りもセンタートンネルが低くて3人掛けしやすく、(オプションで)分割で前後スライドも出来るのでトランクスペースの調節も出来て便利です。
コーナリングにあまりこだわらなければ、3シリーズのツーリングと迷うくらいの出来だと感じました。今回はディーゼルモデルの導入はありませんでしたが、期待したいですね。
FFになってもX1は室内が広くなって魅力を失っていませんが、1シリーズに関しては次期モデルでFFになってしまうのが惜しいですね。
そう言えば、ディーラーさんでは「M2は入ってくるかも」という話もうかがいましたが、本当なら大歓迎ですね。
Posted at 2015/10/25 01:08:03 | |
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