
先々週末に新型7シリーズのデビューフェアのお知らせをもらったのですが、地元で出掛ける暇が無かったので、出先の福岡のBMWディーラーで見物しようと思って寄ってみたら、近くのホテルで展示試乗会をしていました。

さすが福岡、ヤフオクドームの隣のヒルトンホテルが会場になっていて740iが2台と740iLが1台展示してありました。
試乗出来るというのでこのチャンスは逃すまじ、とばかりにお願いしました。試乗車は740iのMsportです。乗り込むとシートポジションは直ぐにぴったり合いましたが、シートはさすがにやや大ぶりでちょっとゴージャス感があります。
エンジンをかけても静かです。もともと素性の良い直6ターボの新世代のB58型ですので、振動もありません。運転席からの眺めは先代のF01型に比べるとやや見晴らしが良い感じです。
試乗コースは何と、ホテルからいきなり福岡都市高速に乗るコースです。料金所からの登り坂を発進すると、軽くアクセルを踏んでいてもすいすい加速します。新型B58型エンジンはN55型よりも低速トルクがあるのかもしれません。
少し開けた直線で深くアクセルを踏むとかなりの加速です。7シリーズから予想したよりも軽やかに加速し、5シリーズや3シリーズのようです。以前試乗した6シリーズグランクーペの640iより加速感がありました。
スポーツモードにしてみて、スピードが乗ったままややタイトなコーナーを曲がっても、ずっと小さな車のようにすっと曲がってちょっと不思議な感覚です。車体の大きさを感じさせずに綺麗に曲がるので、乗っている間は車体サイズを忘れる感じでした。ブレーキをかけながら曲げに行くようなパターンでも、もっと小さいBMW車のように素直に反応します。
2つ先のインターで降りて直ぐにUターンで戻るパターンでしたが、低速では逆位相にリアタイヤが曲がるため、これまた予想に反してくるっと曲がる感じが楽しかったです。まるでHONDAプレリュードの4WSのようだな、と思いました。実際には最小回転半径は5.8mなのでそこそこあるのですが。
帰りも高速を使う帰り道でしたが、料金所を通る時だけは幅の広さをやや感じましたものの、通り過ぎると忘れてしまいました(笑)。結構横Gがかかるので、助手席の姫はやや大変だったようですが、リアシートに座っていたディーラーの方は終始快適だったそうです。
スポーツモードでも乗り心地は快適で何の不満もありませんでしたが、標準のコンフォートモードにすると更に楽ちんでした。
手のモーションを読んでボリュームなどの操作をする機構は慣れないためか、あまり上手く使えませんでした(笑)。
会場の740iLはリアシートがさらにゴージャスで、リクライニングもかなりするようです。オプションでは何と(DVDではなくて)ブルーレイプレーヤーまで用意されるそうです。試乗車にはオプションのB&W!(カーオーディオとしては世界初採用のようです)のオーディオシステムが装備されていましたが、スピーカーがライトアップされていてゴージャス感が満点でした。
とうとう装備されるレーザーヘッドライトは600m先まで照らすそうですが、ハイビーム状態で前方がよほど開けていないと作動しないらしいです。写真のようにブルーのラインが入るのがちょっと格好良いですね。
用意された試乗車は740iのみで、750iは来年にならないと来ないそうですが、その場で注文された方の多くは750iを発注されたそうです。確かに、あれだけ走りが良いともっとパワーが欲しくなるのには同感です。
大きさが気にならない方には自分で運転してもリアシートに居ても充分満足出来そうな車だと思いました。
と同時に、この車がベースの新型ALPINA B7は凄い車になりそうだなぁ、などと妄想してしまいました。
Posted at 2015/11/10 21:44:51 | |
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