トヨタとBMWが共同開発した2ドアスポーツカーはBMW側のZ4が既に発表されていますが、トヨタ側のスープラもやっと発表になりましたね。
全体的なスタイルはロングノーズの上にかなりマッチョな感じのデザインですね。
Z4は対照的に直線的な感じです。エアアウトレットも前輪直後でボディラインもかなり違いますね。
スープラのリアフェンダー直前のスリットはミッドシップでも無いのに何の冷却アイテムかと思ったら…
どうやらデザイン上のアクセントで特に機能していないようです。個人的にはこういう装飾だけのデザインはスポーツカーには無用と思っているのですが。
ドアを開けるとこんな感じです。ボディの開口部より大きいドアなのですね。フェンダーとの繋がりでこうした造形にせざるを得なかったのかもしれませんが、これも微妙に納得いかないです。素直にBピラーからつながる小さなドアでも良かった気がします。
斜め後ろからだとこのスリットが隠れるので(爆)、なかなか格好良いと思いますが、ボンネット上の排気スリット?もちょっと微妙な感じです。基本的には先代スープラのイメージを受け継いで格好良いとは思います。制約が多くて華飾ばかりのミニバンや軽自動車のデザインに比べれば魅力的ですね。
室内の眺めはかなりBMWと共用部品が多い感じで、ステアリングのスイッチ類なんか完全に一緒に見えます。シフトパドルも一緒のようです。
こちらはZ4のコクピットを反転させて右ハンドル仕様にしましたが(爆)、かなり似ている感じです。
操作系もBMWのiDriveの完全流用で、この方がコストダウン出来るのかもしれませんが、もっとトヨタ独自でも良かったような気がします。
トランクはリアの絞り込みが大きくてハッチバックが寝ているので、左右の幅も狭くて底も浅そうです。トヨタが良くやる「ゴルフバッグが…個」どころか1個も入らない感じですが、スポーツカーには無用ですから良しでしょうか。
それに比べると、Z4はオープンカーなのにトランクも広めに見えます。キャンバストップを畳むともっと狭くなりそうですが、先代のメタルトップに比べると使えそうですね。
両車を後ろから見ると、リアが絞り込まれて低めのスープラと、高いデッキで直線的なZ4の差が良く分かりますね。
コンポーネントとしてはエンジンを始めかなりの部分がBMW製のようなのでトヨタが何処まで独自に開発しているのか分かりませんが、クーペボディなので当然剛性面を始めとして有利でしょうし、トヨタのスポーツカーとしては久し振り(トヨタ2000GT以来)に重量配分が50:50で重心も86より低いという事なので素性の良さは間違いないでしょう。
後はスポーツカーとしてどれだけ煮詰まっているかですね。HONDAの2代目NSXはデビュー当初の評価はあまり高くなかったのが昨年末のセッティング改良でかなり良くなったらしいです。スープラも本家?BMWに負けないような楽しい車にして欲しいですね。フェアレディZが放置されている現在、日本で唯一の一般的に買える本格スポーツカーと言っても過言では無いでしょう。あと、日本での価格も頑張って欲しいです(爆)。
Posted at 2019/01/15 12:40:30 | |
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くるま | 日記