
先日発表された8シリーズはクーペ、カブリオレとも850i xDriveでしたが、新たなグレードは何と6気筒ディーゼルの「840d xDrive」でした。
今までは(FFの2シリーズを除くと)クーペやカブリオレの2、4、6、8の偶数シリーズにはガソリンエンジンしか搭載してこなかったのに、ちょっと意外な気がしました。
しかし、大型クーペでなおかつ4輪駆動の8シリーズは結構な重さなので(4L V8モデルでは1990Kg)なので、6気筒モデルでやや軽くなるとは言え、ガソリンモデルではやや非力という判断なのでしょうか。
実際に
以前試乗した7シリーズでは6気筒ガソリンモデルの740iの車重は1930Kgでしたが、「それほど不足は無いけれど、もう少しパワフルだといいなぁ」という印象で、740iを試乗されてから750iを注文された方が多かった、と以前ディーラーで伺った事があります。
それに比べると
最近試乗した740d xDriveは4駆になって車重は2080Kgまで増えたにも関わらず、かなりパワフルで必要十分以上のパフォーマンスだと思いました。
8シリーズはどちらかと言うとラグジュアリーなクーペなので、普段乗りの状況でのトルクの太さや、満タンでの航続距離を考えるとエントリーグレードならディーゼルの方が最適、という判断なのかもしれないですね。
6気筒モデルだとクーペの車重は1880Kg、カブリオレは2010Kgなので7シリーズよりスポーティーに走れそうです。以前に作っていただいたグラフを見ても、常用域で常に600Nm以上のトルクが出ていますから、ガソリンモデルよりドライバビリティは良さそうですし、6気筒の滑らかさも味わえると思います。価格も高いとは言え、V8ガソリンモデルよりは300諭吉前後安いのでそれなりに魅力的でしょうか。
かなり良さそうな走りが期待出来そうですが、これを期に4シリーズやセダンの3,5シリーズにも6気筒ディーゼルを搭載して欲しいですね。
Posted at 2019/05/21 12:20:11 | |
トラックバック(0) |
BMW | 日記