
ジュネーブショーでBMWの6気筒ターボを搭載した
新型モーガンが発表されました。気になってはいたのですが(前例があるため)多分日本には導入されないだろうと思っていたら、なんと!
6月28日に発売になりました。エスシーアイ株式会社「モーガンカーズ・ジャパン」が2018年4月より日本の正規代理店となる事で、体制が変わったからかもしれません。
実はモーガンは木製フレームのモデルだけではなく、「Aero8」というアルミフレームのモデルを2001年から発売していたのでした。
初期のモデルは従来からのモーガンのイメージを残しつつもモダンな感じのデザインでデビューしました。何となく顔付きが不思議だなぁ、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、このモデルはなんとVWビートルのヘッドライトを使いつつも、斜めに取り付けてクロスビーム(右のライトは左側、左のライトは右側を照らす)になっていたのでした。
さすがに不具合があったのか、2006年からは普通に照らすヘッドライト(こちらはMINIのユニット)にマイナーチェンジ?しましたが、それまで5年間も作っていたのはたいしたものです(爆)。
アルミフレームの骨格にBMWの4.4LのV8エンジン(286ps/420Nm)を積む、というかなりのパフォーマンスの車でした。車重が1100Kgですからかなりのダッシュ力で、0-100Km/h加速は4.5秒、最高速も270Km/hでした。
とはいえほとんど手作りの作業で、こんな感じでアルミフレームの骨格にV8エンジンを積んで作っていました。コクピット周りは伝統の木製フレームです。
今回のプラス6はフレームがリニューアルされて剛性はなんと100%増しになったそうです。今回のフレームが凄いのか、先代のフレームが柔だったのかは分かりませんが。しかし、重量は98Kgなのでかなり軽量です。重心も低そうですね。
サスペンションは先代も4輪ダブルウィッシュボーンでしたが踏襲されているようです。アーム長は少し長くなった気もします。
肝心の価格はプラス6が1393万2000円、ハードトップ装着のプラス6ツーリング:1490万4000円、豪華装備のプラス6ファーストエディション・ムーンストーンが1576万8000円、プラス6ファーストエディション・エメラルドが1576万8000円とかなりの価格です。しかし、木製フレームで4気筒の4/4が800万円、6気筒のロードスターが1000万円なので、BMWの6気筒ターボを搭載してアルミフレームの上に半年かけて手造りでしたら、そこそこ納得の価格だと思います。クラシックな外観に戻ったので最高速は伸びないですが、Z4やスープラより400Kg前後軽いですから、スポーツカーとしてはかなり魅力的だと思います。
「6月28日から発売」とどの記事にも書いてありますが、実際の納車は来年春のようです。今頃本社工場でトントン手作り始めているのではないでしょうか(爆)。当然試乗車などは期待出来ないでしょうし、出来ても来年以降でしょうから、海外の試乗記が楽しみですね。
Posted at 2019/07/01 17:09:33 | |
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くるま | 日記