
最近はほとんど遠出する事もなく、出掛けても県内くらいなのであまり車ネタはありませんが、整備の際などにちょっとディーラーさんに寄って試乗した車のダイジェストです。
タイヤ交換の際にディーラーさんでチョイ乗りしたのが2シリーズグランクーペのM235iです。横置きの4気筒でも306ps/450Nmですから、E90世代の6気筒ターボと同等のパワーが出ています。全長4540mm、全幅1800mm、全高1430mm、ホイールベース2670mmなのでサイズ的にもE90〜F30の3シリーズに近いです。乗り込んだ感じは他のBMWと一緒で、エンジンをかけても静かです。加速してみると低速から十分なトルクで伸びも良く、十分楽しくて速いですが、リアシートはメルセデスのCLAのように頭上が狭くてくつろげないのですし価格もほぼ700万円なので、これなら素直に3シリーズの後輪駆動のセダンで良いと思いました。2ドアでも構わないのなら、次期2シリーズクーペはFRのまま継続らしいので、そちらにしたいですね。

次はメルセデスのコンパクトSUVのGLB。GLAのストレッチ版ですが、こちらは7人乗りシートが選べるのが利点でしょうか。
乗り込んでみるとシートポジションが高くて見晴らしが良いです。ピラーも立っていて見通しが良く、車幅が掴みやすい感じです。ガソリンモデルのGLB250に乗らせていただきました。224ps/350Nmのパワーは必要十分で伸びも良く結構速かったので、これで十分かと思いました。3列目に乗り込むとさすがに狭かったですが、頭上空間は十分確保されていたので、足元が狭いのを我慢すればメーカー推奨の168cm以上の身長の方でも十分座れる感じでした。3列目をたたむと2列目はかなり広いので、普段はそうした使い方でしょうか。
後日地元のディーラーさんでディーゼルモデルのGLB200dにも乗らせていただきました。こちらは150ps/320Nmでガソリンモデルよりパワーもトルクも劣っているのですが、実際に走ってみると遜色ありませんでした。こちらはFFで4駆のガソリンモデルより100Kg以上軽いためでしょうか。近くの山道を走らせてもらいましたが、トルクもそこそこあってきつい上り坂でも平気でした。車高も高いですがコーナリングに不安もなく、十分楽しめました。価格もガソリンモデルより150万円程度安いので、4駆が必要でなければ魅力的な選択肢だと思いました。全長4634mm,全幅1834mm,全高1659mmとSUVとしては比較的コンパクトなので伊豆の狭い道で乗るには最適だと思いました。

もう一つはメルセデスのEQC400です。近場のディーラーさんに置いてあったので乗らせていただきました。こちらは全長4761mm×全幅1884mm×全高1623mmと結構大きくちょっと威圧感があります。乗り込むのもちょっと高いポジションです。
電気自動車なので発進も加速もほとんど無音で滑らかで、正に高級車という感じですが、加速が半端ないです。408ps/760Nmとかなりのハイパワーで、車重はほぼ2500Kgとヘビー級ですが、モーター特有の瞬時のダッシュです。0-100Km/h加速は5.1秒とかなり速いですが、もう少し低速域ではもっと加速感があります。パワーと車重からは
以前に試乗したアルピナのXD4よりやや劣りますが、全開にするとモーター特有のワープするような勢いで加速する感じで、定速走行から20Km/h上げるのに1秒未満の感じで同乗者がビックリするレベルで体感的にはXD4よりかなり速いです。高速道路の料金所から本線へのダッシュは超絶かもしれません。これだけ速いと「いつでも追い抜けるので気にしない〜」といった鷹揚な気分になれますが(爆)、この大きな車体がこんなスピードで走ると運動エネルギーの観点からは一種危険かもしれません。これだけの馬力を生むモーターの充電もかなりかかりそうで、テスラと同様に急速充電機が要りそうですが、久し振りにハイパワーな電気自動車の乗り味にやられました。
モーターの加速は本当に魅力的ですが、充電環境の点からは購入対象にならないのが残念でした。もうちょっと手頃なサイズで車重も軽ければ楽しそうなのですが、なかなか無いものねだりですね。
Posted at 2020/10/06 12:14:11 | |
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試乗インプレ | 日記