初めて購入した外車で、もちろん中古の購入です。左ハンドルだったのでやや抵抗感はありましたが、ATだったのでそれほど問題はありませんでした。
BMWの直列6気筒をオープンで楽しめるのはとても気持ちよく、最新型に比べればパワーやトルクの値は下回りますが、とても気持ち良い回り方のエンジンでした。
特に2000回転からのトルクの立ち上がりが絶妙で、普段乗りでも毎日感動を味わえるという素晴らしさでした。
ハンドリングも素晴らしく、直進時にはしっかりと真っ直ぐに走るのに、ステアリングを切ると素直に曲がるのにはびっくりしました。
さらにアクセルを開けるとアンダーステアはみじんも感じさせずに曲がり「おお、バイクのように曲がる車だ!」とこれまた感動したものです。
オープン時の気持ち良さは格別でしたが、購入した後で別に買ったウインドディフレクターを使用すると、更に風の巻き込みも少なく、このアイテムの有効性を痛感しました。
さすがにオープン時には剛性の低さを感じさせましたが、この車は非常にレア?なハードトップ装着車だったため、これを付けると剛性はクーペ並みになりました。
風切り音なども問題なく、内装もしっかりしている上に室内灯まで点いたので、知らない方は本当にクーペだと思っていたようです。
ただ、このハードトップはアルミ製でしたが非常に頑丈な造りで40Kg前後あったので、一度乗せると二人がかりでないと外せないため、外している事が多かったです。
家庭の事情で手放したのが非常に残念で、直後に乗り換えた某愛知メーカーの直6の2.5Lの4ドアハードトップの車がとても同じ直6のFRとは思えない出来で残念さが倍増した記憶があります。