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タイトルからしてトム・クルーズがデフ・レパードになりきるのかと思ったら全然違ったし、そもそも主役じゃなかった。

私より5歳くらい上の年代向けでソフト路線が中心なので、私の好みからは外れる曲が多かったけど、80年代～90年代前半の洋楽好きは簡単にホイホイされちゃう映画でしたね。（バックにちらっと流れるスキッド・ロウをオジサンは聞き逃さなかった）

ともかく、トム・クルーズが歌うパラダイス・シティは必聴でしょう。
この人50歳なのにホントよくやるわ。

彼以外にも主役以上の存在感があったのが、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ。
キャサリン・ゼタ＝ジョーンズといえば、シカゴ。（と、ラックス スーパーリッチ）

シカゴなんて、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズが完全に主役を食っていて、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズが出てくるところ以外、全然面白くないなぁと思ったら、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズはこの作品でアカデミー助演女優賞を受賞。

本作でも出番は少ないものの、シカゴでのあのキャサリン・ゼタ＝ジョーンズを彷彿させるものすごいパワーを見せ付ける。
キャサリン・ゼタ＝ジョーンズの体当たりというか、吹っ切れてるというか、怖いものなしというか、日本にはキャサリン・ゼタ＝ジョーンズのような演技をする女優って見当たらないよね。

でも、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズはアカデミー賞女優でもういい歳なんだから、何もここまでしなくても…


やらせる方もやらせる方だが、それをやっちゃうキャサリン・ゼタ＝ジョーンズも相変わらずキャサリン・ゼタ＝ジョーンズだった。