私の場合、余分な知識を持ちすぎているので、ディラーで3年保証などのサービスを受ける時には「ナニモシラナイシロウト」になっていきます。
◎ブッシュ爆発
つい先日の事です。 エンジンロールストッパーのエンジン側ブッシュが「爆発」していました。
原因はさもありなん、本庄でシケインや最終で縁石を踏んでいたのが原因です。
サーキット走行などで縁石を踏んだ時、空転したタイヤが接地したその瞬間にかかるその負担(トラクション)は全てエンジン・ミッションマウントに行き着きます。
yoshiさんが隣に乗っている時から「ガコン! ゴン!」とか音がしていたが、まさにそれがロールストッパーのブッシュ破裂していて起こる症状だったわけです。
そんなわけで、サーキット走行が原因ですが、知らん顔して3年保証で新品に換えてもらうことに、「The King of 無知」を気取ってディーラーで相談します。
ワシ:「駐車場でオイル(正体はグリス)見たいなもの漏れていたんですが、、、あと、アクセル踏むと『ガコン』って音がするので見てください。」
診断終了、ディーラーメカいわく、
メカ:「ドライブシャフトからミッションオイルが漏れてますが、大したことないので車検の時で大丈夫でしょう。」
あれ? ブッシュの爆発はどうした? あまりの阿呆な回答に、すごすごと家に帰り、ブッシュのゴムの一部を指でちぎって次の週、再度ディーラーへ。
ワシ:「駐車場にこのゴム片が落ちていたんですけれど」(USO800)
やっとの事で、ロールストッパーを見ることに。
メカ:「ミッションから漏れてきたオイルがブッシュを浸食して爆発してしまったようですね。 3年保証でオイルシールとエンジンロールストッパーを交換しますね」
という訳でオイルシールは譲らない様子。 でも、極圧剤特有のニオイがしないんで明らかにブッシュ封入グリスが飛び散っただけ。 まぁ、ただだからいいでしょう。
◎そして1Week後
部品が入ったとの連絡を受けて、作業のお願いに上がりました。 ガラス張りのショールームから作業が見えます。 ドラシャのナットをインパクトで外しています…そのインパクトください(笑)
※私の場合ここで外す前にナットの角度がわかるようにマーキングします。
ショックのロアブラケット外して、ドラシャ引っこ抜いて、ミッション側からも引っこ抜いて
(あら、マイナスドライバー使ってます)、、、
シールを打ち替えて、ドラシャの抜け止めリングをグリスで固定…してるのかな? オイルシールに当たるところにもグリス塗ってますね(あたりまえだけど感心)。
ミッション側に差し込んで、ハブ側に差し込んで、、、ショックのロアブラケットをつなぎます。
そしておもむろに相棒を呼び寄せ、運転席でブレーキを踏ませます。
おおおおお!!??
でっかいトルクレンチ登場!!!
そして締める! がちっと締める!
その締め終える最後の瞬間に少しローターが回った…。
ん? お終い? まー、あんだけでかいトルクレンチだから信用しましょ。
そんなこんなで、作業は終了し丁寧にお礼を言って帰ってきました。
◎失敗
そして、それは大きな失敗の始まりになったわけです。
「踏むたびにブレーキのストロークが微妙に違う」
普段からステアリングインフォメーション(車の総合的な状態を感じ取ると言う意味で)を大事にしているので、ものすごく敏感に感じてしまいます。
ですが、時期が時期だけに…、
「本庄のあの縁石が原因かな~~~OTL」
左右の負担の振り分けでストロークに差ができるので、右フロントのハブのガタが原因だとは推測がつきましたし、事実衝撃の強い縁石を踏んできたのも右フロントなのです。 その上、なまじっか「でっかいトルクレンチ」を見ていただけに「トルク管理」は信用してしまっています。
センターナットのマシ締めで誤魔化せるにしても限度はあり、それも最終的には「毒」にかしならないのです。
仕方ありません。 後日、イチャモンつけてディーラーで取り替えてもらおうか、それとも新品で仕入れて自分で交換するか。。。 いずれにせよ、ものすごく面倒なのでしばらく放っておくことにしました。
◎レグナムキャリパー
そんなわけで、月日は過ぎ、ノーマルキャリパーでのストローク誤差にすっかり慣れた頃。
オークションを眺め始めるは2月の初旬で、3ヶ月越しにやっとレグナムキャリパーを手に入れる事ができました。
詳しくは整備手帳をどうぞ☆
そんなレグナムキャリパ、着けてみると慣れたはずの誤差を、慣れることのない大きな欠陥として最前面に押し出してくれました。
まずいですOrz
本格的にハブの打ち替え~、ナックルASSYの交換を考え始めてしまいました。。。 ブレーキのききは確かにいいのですがねぇ・・・。
◎そして本日
昨日の7/4OFFで使った道具の後始末をしていたのですが。。。
ちょうど良く道具も出ていることですし、
ど~せハブ交換するならやっちまうか!?
元々は後先考えなく行動する性格が、人生経験で「計画」を取り入れただけのいわゆる天然系。
やるとなると行動は早いです。
ホイール外して、センターキャップ外して、ホイール着けて地面に降ろす。
サイドブレーキを鬼のように引っ張って、ギアを1速に入れ、
おもむろにソケット挿入! ロングスピンナー接続。
本日の気合い一発!
砕け散れハブセンターっ!!
ぬぅおりゃぁあっ!!!
…肩すかし食う程に軽く回ったんですけれど。。。
すみません、、、普通にトルク掛けて最終的に90度ちょい回ったんですけれど。。。
なんですか?
もしかして?
あの時、ローターの滑りをトルクレンチのノック音と勘違いしたって落ちですか?
見ていて見逃していた私も私ですが、、、
ディーラーに職人…「匠」はいないんだなぁ…と改めて思い知らされる出来事でした。
◎結果
増し締めを行っただけ、それだけなのですが。。。 ブレーキの初期タッチは別物に生まれ変わりました!!
今まで試乗した人、もう一度乗り直してください。
そんな一言さえ言ってしまいそうな劇的な変化です♪ 思わず顔もニヤニヤと。。。
今まで、そのストロークの不安定さに追従できなくなって使えなかった左足ブレーキも普通に使えます☆
レガシーでついた怠け癖を持ち越してCOLTへ。。。 面倒くさがりの性格が災いして招いた失敗でしたが。。。
これからは、自分の車くらい自分で整備しようか…とあらためて思い直す良い機会になりました。
#ちなみに、読み通り右側は増し締め可能でしたが、左はしっかり締まっていました(^^)v
Posted at 2009/07/06 00:06:03 | |
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