昨日、うちの実家で法事がありました。
ひいばあちゃんの50回忌です。
母方の方なんですが、母方のばあちゃんは97歳でまだ健在であり、その祖母の母親ということになります。もちろん、私は写真や話の中でしか知らないのですが、かなり捌けてある方で、人の世話好きだったとのことです。
お寺からお坊さんが来て、お経があげていただいたのですが、普段正座とかしないため、かなり足が痺れました・・・ その後ちょっとしたお説教があったのですが、その中で丁度昨日地元で行なわれた駅伝大会のことに触れられました。
全国規模の大きな大会なのですが、午前中はかなり雨が降ったので、走る選手も応援する側も、そしてそれを支えるボランティアの方々なども、皆さんとてもたいへんだったとのことです。
「駅伝とは、ご存知のように襷をつないでいくもので・・・(中略)・・・つまり、ご先祖様から受け継いだ襷を我々は受け継ぎ、それを次の代につないでいくのであります。」
ご先祖様と私たちの関わりについて、駅伝に例えて説かれたのですが、これにはなるほどと思いました。普段何気に生きている私たちでありますが、こうしてここに生を受けたのもご先祖様のお陰だということをあらためて思いました。
ところで、駅伝と言えば、またこの季節がやってきました。
毎年、地元で正月明けに行なわれる駅伝大会があるのですが、これに私たちの会社も出場することが定例となっており、私もその選手の一人なのです。
だいたい今くらいの時期から、定時後に運動公園へ走りに行ったり、各自家の周りなどで自主練習に励んだりします。
実は私は運動部出身ではないのですが、ひょんなことから誘われて走り始め、資格取得のための受験勉強でキャンセルした1回を除き、これまでで4回走りました。もともと身体を動かすことが嫌いなわけではなく、またユニホームを着てチームの代表として何かに出場するのに憧れていたのもあったのですが・・・
とはいうものの、普段から継続して走っているわけでもないため、練習はかなりきついです(涙) 区間は3キロ半くらいなのですが、けっこうこたえます。
また、本番が近づくとプレッシャーがかかってくるので、このところ正月がゆっくり過ごせません。何か、家でゆっくりしていると悪いことをしているような(笑) それで、元旦から運動公園に走りに行ったりするのですが、さすがに元旦から走っている人はいません・・・と思っていたら、見覚えのあるホンダオデッセイがとまっているではありませんか!それはなんと上司だった、なんてこともありました。
本番は大会独特の異様な緊張感があり、前の走者を待つ中継所では息が詰まりそう。だけど、職場の皆さんも応援に来て下さるし、今さら引き下がれません。いよいよ、前の走者であるF先輩が何人か抜いて、後続ランナーを引き連れて中継所に走りこんでくる・・・ 「よっし!」
昨年は、2人に抜かれたのですが、悔しかったので根性でずっと後ろをついて行って・・・ だけどもうだめだと思っていたその時、職場の方が旗を振って応援してくれていて・・・ また、その中にはなんと見に来ていないはずの母もいて・・・ 何とか1人抜き返すことができました。そして、ゴールで倒れこむようにして、次の走者である、これまたクルマ好きのA先輩に襷を渡す・・・ 「やったあ、とりあえず繋がった・・・」
こんな辛い思いをしてまで、何で走るのかというと、やっぱりこの達成感を味わいたいからです。1本の襷を大切に次に繋いでいく・・・ 昨年は無理しすぎて本番直前に体調を崩し、もう少しで皆さんに迷惑をかけるところでしたので、今年は体調管理に気を付けたいと思います。
さて、襷といえば、カムリも父から私へ引き継がれた「襷」ですね。父が大切に維持して、そして私がそれを受け継ぎました。これからも大切に乗っていきたいです。願わくは、その次の代まで・・・というのは、かなり気が遠い話ですが(笑)
Posted at 2010/10/25 21:54:42 | |
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