ダイハツ軽の純正12穴インジェクター流用の基礎知識(EF-VE・EF-DET・EF-SE等)
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
ダイハツ車でインジェクター流用したい方で、エンジンルームの実際のインジェクターすら確認せずに、インジェクターを買って、空燃比以前に取付さえできないといった例さえ何度か見かけます。
あまりにもひどいので、ダイハツ車所有した事ないですが、基本的な知識を一旦ここにまとめておきます。
ミラ、ジーノ、ココア、エッセ、ムーヴ、タント、テリオスキッド等の方に届く期待を込めて…。
道なき道を闇雲に進んで、疲れた所を妥協して、それっぽいゴールとするより
地図を持ち、考えながら進んで、より良いゴールを選択できる状況の、手助けになる事を祈らずにはいられません。
メンテナンスよりパワーアップ？優先で、セッティングも出てない、なんだか調子のおかしい、手放したくなる車に仕上がらない事を切に願います。
実際、その流用で大丈夫？といった流用した後に、手放して乗換えしてた方も何度か見かけました。
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エンジンルーム内のインジェクターは必ず確認してから検討する！
廃車部品流用の場合、20年前頃の物になりますので、結果が下方修正されます。
12穴で軽のような低吐出量だと穴や流路が狭く狭窄の影響が大きくなります。
互換を謳う粗悪新品にも注意が必要です。
高圧縮比の方が低燃費になりますが、ノッキング対策で圧縮比を下げます。(ターボは顕著)
その為、同型エンジンで同圧縮比の設計が近い物から選んだ方がハズレにくくなります。
点火時期を進めると、気筒内で空気が多いタイミングで点火する事になる為、インジェクターはその分、大容量になります。
ただし、熱量は上がり、低速の効率も落ち、街乗りでのデメリットが増えます。
インジェクターはON/OFのみの為、ECUでそれを制御しますので、ONの回数や時間を長くする事である程度は増量できます。
その為、インジェクター交換のみの場合、それらが影響するとミスマッチに繋がります。
サブコンがあると、サブコンの調整範囲にもよりますが、それらの帳尻をある程度合わせる事ができ、インジェクターの選択肢が広がります。
純正ECUが調整してくれる範囲はありますが、純正状態を前提にしているので無限ではありません。
調整可能な範囲にできるだけ収めるに、空燃比が近くなる吐出量の物を、純正新品か新品並みに洗浄した純正中古が望ましいです。
燃料をシリンダーに向けて吹き、直接燃焼に関わる部分なので、インジェクターの寿命だけでなく、薄くなり異常燃焼がECUの想定を越えればエンジンのダメージにもつながります。
ヤフオク!とかで『何ｃｃですか？』みたいな質問は
俺馬鹿です。何にもわかってないですが、それっぽい事したいので、安い所からしか買わないですが、タダで教えてください。
とほぼ同義です。
測定環境が同じでないのに、聞いた数値はそのまま使えません。
何ccかではなく、そのエンジンに流用できるかが核心で
しかも、取り付けて、ECUの命令を流して、使用者が納得するかなので
どのあたりで良しとするかは、他人に聞いてもクリティカルな正解は存在しません。
馬鹿でもスマホ持って誰でもネットショッピングできる時代…
白黒はっきり、単純にした答えが欲しいみたいな人が目につくようになりました。
金も、手間も、時間もかけずに、結果だけ欲しがる人は、正直、鴨が葱を背負って来るのと同じなので、騙されて安物買いの銭失いになる事が多い世の中になってきました。
騙しでもとにかく売るぞという人に、この製品大丈夫ですかと聞かれて、NOと答える馬鹿はいません。シンプルでわかりやすいYESを心地よく返してくれることでしょう。
ただの表面的な物事ではなく、もっと本質に関わる、人や体験に支払う、そういった考えにシフトしていかないと、
いつまで経っても、貧しいまま、マイナスを減らすだけで精一杯の奪い合いに参加し続けなければならない状況になってしまうのかもしれません。
人から奪うのではなく、少し遠回りでも人に必要とされる自分の価値を高め、仕事を選り好みできる環境まで構築してしまいましょう。
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定番のEF-VEの4穴エンジ→12穴オレンジ
ネット上でも、かなりの記事が出てきます。
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