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グループA万歳のブログ一覧

2009年07月22日 イイね!

皆既日食とエアロダイナミクス。

皆既日食とエアロダイナミクス。今日はどこでも皆既日食の話題で持ちきりでしたね~。

会社ではベタ曇りで全く太陽の姿を確認することが出来ませんでしたので、ご覧になられた方がうらやましかったです。

画像は2020年までに皆既日食が見られる地図ですが、結構世界各国で見られるのですね。

太陽-月-地球が一直線に並ぶ皆既日食は、感覚的には赤道上だけでしか見られないのかと思っていましたが、良く考えたら地球の公転面と月の公転面は5度程度ずれていて、月は地球と38万km離れているので、月の影が地球上に落ちる可能性はどこにでもあるのですね~。

というか、その影が地球に落ちる可能性は相当少ないからこそ、奇跡的な天体現象なのでしょうね。

というわけで、日食は世界各地に伝説や神話を残しております。

この場合は「日蝕」と書いたほうが雰囲気ありますが(笑)。

古事記では、天照大神が天の岩戸に閉じこもったために、日蝕が起こったとされていますし、また、お隣の中国では太陽を飲み込むのが天狗だとも龍だとも、アメリカインディアンの間ではヒキガエルとかジャガーとか。

モンゴルでは、日蝕の間に「死」がやって来ると信じていて、日蝕の間は特別なお経を唱えていたそうです。
インドには、阿修羅が殺されてバラバラにされた頭が日蝕を起こす悪魔「ラーフ」になったと言う伝説があるそうです。

共通していえるのは、「日蝕=不吉なもの」という図式ですね。

太陽を吐き出させるために爆竹を鳴らしたり、ヒキガエルを不吉なものとして殺したり、「死」から身を守るためにお経を唱えたり。

こういう迷信を笑うのは簡単ですが、でも、果たしてその「無知」が不幸なことであるかというのは別の議論だと思います。
確かに知識の追求なくして人類の進歩はありませんが、それが幸福量の増加に繋がるわけではないのは過去の歴史も証明しています。

少なくとも「日食」を「日蝕」と考えていた人たちの人生の方に、私はロマンを感じてしまいますね~。

で、ふと思い出したのが、モータースポーツ1970年代のレーシングカーたちです。

「白い怪鳥」シャパラルの2Eや2F、「元祖ファンカー」シャパラル2J、「ファンカー」ブラバムBT46B、「ダブルウィング」フェラーリ126C2、「二重シャシー」のロータス88、「6輪車」タィレルP34などなど。
技術者達のアイディアと夢を乗せたこれらのチキチキマシン達は、その効果は果たしてどうあれ、観るものにはロマンを与えてくれましたよね~。

80年代のGr.Bモンスターたちにしてもそうですよね。

人間の能力が追いついてこれるかどうかではなく、ターボ+スーパーチャージャーだろうが逆トランスアクスルレイアウトだろうが、とにかく技術的に速いマシンを作る。
純粋にその情熱に、観る側は心打たれるわけですよね。

確かに、人間が操れないマシンを作ってどうするんだ!というところに気がついた賢い人たちが、レギュレーションという名の良識でマシンをがんじがらめにして、それはそれで正しいことなのだと思います。

でも、Gr.Bカーやシャパラル、ファンカーなどを観た時の興奮は、今のマシンには露ほども感じられないというのもまた事実ではないでしょうか。

技術の進化とロマンの両立、つくづく難しい問題だなぁ~。

皆既日食の見えない曇り空を見上げながら、そんなことを考えておりました。

皆さまは古代ロマンの天文ショー、見られましたか??
Posted at 2009/07/22 23:58:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | テクノロジー | 日記
2009年03月07日 イイね!

ピストンスピード列伝。

ピストンスピード列伝。

←今回に限り、画像はなるべく後でご覧下さい。



前回のブログで考え始めたピストンスピード。
考え始めたら止まらなくなってしまって、いろいろなエンジンについて調べてみました。

はじめに申し上げますが、やはりピストンスピードが速いからといってその車自体が速かったりするわけではなく、車の総合性能の議論とは全く別の次元の問題です。
(そもそも総合性能の議論なんていうこと自体が空論だと思っていますから。)
ただ、そうはいってもピストンスピードを上げるというのは、多分技術的にものすごく難しい事であって、一つの技術的チャレンジの結果としては面白いと思うのであります。

ということで、今回調べてみたのはベンチマークのF1も入れて14台。
私の中で「よく回るエンジン」と認識しているエンジンを調べてみたつもりです。

まずは基準となるF1ですが、これは前回も述べたとおり、25.2067m/sec。
これをベンチマークとします。

で、まずは超高級車代表のフェラーリエンツォ。
エンツォの心臓は75.2mmのストロークで8200rpm。
ショートストロークはピストンスピード的にはかなり不利ですが、案の定20.6m/秒と意外に低速。

「あはん、あんまり大したことないのね?!」
↑一度言ってみたかった!!

ほいでは、ドイツメーカーから、まずはポルシェ997GT3はいかがなものでしょう??
ストロークは76.4mmとショートストローク。
レブリミットは8400rpmなので、ピストンスピードは21.4m/secという結果。
やはりショートストロークは不利ですねえ。

ドイツエンジン屋界の至宝、BMWからはE30M3 Evo2(直4代表)、E46M3(直6代表)、E92M3(V8代表)の3台をエントリー。
この中で最高の数字をマークしたのがE46M3の24.0m/sec。
レブは7900rpmと低いですが、ストロークが91mmと長いためピストンスピードは速くなるという結果です。

なんと、そのE46の数字を上回ったのは意外や意外、アメリカ代表のシヴォレーLS7エンジンでした。
超大排気量ゆえの101.6mmというストロークから、7100rpmというレブリミットながら24.05m/secというピストンスピードをマークしています。

そのコーヴェットのエンジンよりも更に速いのがF22C、K20A、B18C、F20Cというホンダエンジン。

中でも驚きはB18Cエンジン。
1985年に登場したB型エンジンのバリエーションの割には87.2mmのロングストロークにもかかわらず、8600rpmというレブリミットで25.0m/secというスピードをマークしています。
当時「F1より速い」といわれていた由縁ですね~。

で、それよりわずかに速いのがF20C。
ストロークが86mmになったK20Aはレブが8500rpmで24.4m/秒。

「やはり現代F1の25.2m/secを超えるエンジンはないのか~!!」と悲嘆にくれていたところ、天から神の声が!

『てぃ~えすさに~があるじゃないか~』

てぃーえすさにー????

……

おお、神様!
あなたはいつも迷える子羊であるこの私を正しい方向に導いてくれます!
たまに世界を間違った方向に導くけど…
ってか、信じてないけど…
でもアンガト!!

ってことで、ありましたよ~。

伝説のエンジンが!!

A12!!

東名・つちや・トリイ・オオツカ・フジサワ・マツオカなどのチューナーが覇を争ったマイナーツーリングレースのB110サニー。
伝説ではそのエンジンは富士のストレートエンドで12000回転まで回ったといいます。

それが本当かどうかなんてどうでもいいんです。

A12の70mmのストローク、レブリミットは天井知らずの12000rpm。
そのピストンスピードは現代F1を軽く上回る28.0m/secに達します。

それでいいじゃないですか。

1970年から始まった、日本屈指のハコレース。
そのエンジンは今のF1にも勝っている点があった、と。

私はそれだけでお酒がおいしくいただけます~。



それにしても、生でマイナーツーリング見たかった…
というか、親が強制的にグラチャン連れて行ってたらしいんですが覚えてない…
聞くところによると、耳を押さえて泣いていたらしい orz

わ~ん、俺のバカ~!!
Posted at 2009/03/07 04:41:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | テクノロジー | 日記
2008年10月24日 イイね!

Uターン可!

Uターン可!3号渋谷線と中央環状線とをつなぐ大橋ジャンクション付近の地下トンネルが貫通したそうです。
工法は従来のシールド工法のようですが、トピックとしてはシールドマシンを世界で初めてUターンさせたことにあるようです。
まず430mの区間を新宿方面から進んできたシールドマシンが大橋JCTでUターン、来たトンネルの下を新宿方面に向かって帰っていくというものだということでした。

このニュースを最初に聞いた時には、「地中で180度方向転換したのか!!」と思い大層ビックリしましたが、その後JCT付近の縦坑のなかでクレーンで吊り上げて方向転換させたことが分かり、残念やらホッとしたやら。

しかし、よくよく考えてみると、このシールドマシンってすさまじいですよね。

「どうやって進むの?」とか「なぜ本体は回転しないの?」とか「曲がれるの?」とか。
いや、実際に今回のトンネルも上下左右にRがついているのですが、どうやって制御してるのでしょう????
そもそも、今どこを掘っているかという座標だってXYZの三軸必要なわけですよね??
XYだけならGPSもありますが、Z(標高)はどうやってわかるのでしょう??
また、誤差って何%程度なのでしょうね?

実際掘ってるところを見たら感動するんでしょうねぇ…

あ、そういえば腕時計の高度計がどうやって高度を測っているのかも分かりません。
気圧変化だとしたら、常に海抜0mの気圧変化で補正しなければならないのですよね。
どうやってるんだろう??

うーむ、身近にあるものでも、よく考えると理屈が分からないものってたくさんありますね…
Posted at 2008/10/24 23:04:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | テクノロジー | 日記
2008年10月16日 イイね!

シャーシの酢漬け

シャーシの酢漬け皆様、「アシッドディッピング(Acid Dipping)」という言葉をご存知でしょうか?

その昔、古きよきアメリカのSCCAトランザムレースでのお話。

1967年にシボレーが参戦を決めた車両は最新のコンパクトスポーツ「カマロ」、それを託されたセミワークスが泣く子も黙るチームペンスキーでした。
トランザムレースの規定は、市販のセダンボディを使用することとあり、最低重量は2800ポンド。
対してペンスキーが受け取ったノーマルカマロの車重は3390ポンド。
「590ポンド(270kg弱)も軽くせにゃーならんのかい!」とロジャー・ペンスキーも吼えたとか吼えなかったとか。

泣いても喚いても仕方がないので、とりあえず軽量化手法として考えたのが上記のアシッドディッピング。
ボディー丸ごと硝酸のプールに漬け込んで、鉄板が半分ぐらいの厚みになるまで溶かしてしまうという豪快な手法。
中にはやりすぎて硝酸プールの中でバラバラになってしまったボディーもあったとか。

もともとはドラッグレース発祥の手法ですが、その前は錆びた鉄骨の錆落としの手法ということです。

ともあれ、その後熟成に熟成を重ねたSUNOCO Camaroは1968年、69年と連続チャンピオンを獲得します。
もちろんドライバーは泣く子も黙ってサインをねだる「マーク・ダナヒュー」。

その他にも、ダッジチャレンジャーやAMCジャベリン、フォードマスタングやプリマスバラクーダ、マーキュリークーガーなど。
そんなマシンが軽くカウンターをあてながらコーナーを抜けてくる姿に最高にしびれます。
サイド出しのスチールパイプマフラー(耐熱白塗装は必須!)から吐き出される野太いエキゾーストノート。
宝物のような、恐竜のようなマシンたちですね。

ヨーロッパのETCではアルファのジュリアやロータスエランに追い掛け回されていたようですが、それすら哺乳類に淘汰されてゆく恐竜の悲哀に見えてしまいます。
オイルショックはさしずめ、恐竜にとっての氷河期のようなものだったのでしょうね。

とはいえ、残念ながらすべて私が生まれる前のお話。
生で観てみたかったな~、とつくづく思います。

という方に朗報!!
現在でも「Hirtoric Trans Am Series」という名前で、昔のレースカーを年に数回走らせているシリーズがあるようです。

いつかは観てやる!!!

鉄板から軽量化された最新の「はん太」さんのDemioと、みんカラで拝見した「きんにく車」さんのブログとが化学反応して、こんなブログになりました。
ではまた~。
Posted at 2008/10/16 23:54:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | テクノロジー | 日記
2008年10月15日 イイね!

接着接着ぅ~!

接着接着ぅ~!しばらく前、アメリカ空軍は、納入されたF-22A Raptors戦闘機のうち30機で、機体の一部に「不適切な接着剤」を使われていることを発表しました。
自動車業界風に言うと「リコールです!!」ということになるのでしょう。
空飛ぶ戦闘機ですから、こういうトラブルは致命的ですよね。

で、私としては、接着剤といえばロータスエリーゼです。
エリーゼのアルミバスタブフレームは接着剤によって組み立てられており、その重量は70kg程度といわれております。
私はアンチケミカル派ですので、結合=溶接&ボルト留めが一番安心なのですが、今後新素材の採用・軽量化にあたって接着剤のような結合方法は増えていくのでしょう。
確かに、溶接は線での接合、ボルト留めはほぼ点での接合ですので、面接合の接着剤は用途と効能を選べば非常に有効な手段なのでしょうが。
心配なのは経年劣化と修理性ですかね。

ただ、どうしても心理的に「この車は接着剤で作られています!」っていわれると「むー、大丈夫かなぁ?」と思ってしまいます。
昔プラモデルを木工ボンドで組み立てて、お風呂で遊んでいたらバラバラになってしまったのがトラウマになってるんでしょうか…

私の巡洋艦は進水式後30分で風呂のもくずと消えました。
Posted at 2008/10/15 20:54:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | テクノロジー | 日記

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