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2010年05月10日 イイね!

FORD ESCORT COSWORTH

FORD ESCORT COSWORTHエスコートRSコスワースは、連続する12か月間に5000台以上(1993年より、2500台以上)生産された4座席以上の車両がホモロゲーションの対象となるグループAのレギュレーションに対応する為にFFモデルしかなかったエスコートに、WRCで勝利する為に、シエラサファイアRS4×4の4WDコンポーネンツを押し込み、またフロントに縦置きに搭載された名前の由来になるコスワース製YBTエンジンは直列4気筒で排気量1993ccからギャレット製ターボとの組合わせで227馬力、最大トルク30.4kgmを発生させ、足回りはシエラRS同様、Fマクファーソンストラット、Rセミトレーリングアームを採用していました。
市販モデルは1992年にヨーロッパで販売され、豪華仕様のラグジュアリーと競技仕様のスタンダードの2グレードでした。ちなみに特徴のあるリアスポイラーは本国の英国ではオプションでした。
日本には正規輸入はされませんでしたが、結構な台数が並行輸入されています。

WRCには1993年モンテカルロから投入され、終盤までトップを快走しますが、結局2位と3位になりますが、その速さにトヨタ等ライバルチームは衝撃を受けます。
初勝利は第3戦ポルトガルでF・デルクールが1位、M・ビアシオンが2位とワンツーを決めます。
その後もこの年は勝利を重ねますが、マイナートラブルが響きメイクス、ドライバーともに2位に終わります。
翌94年は開幕戦モンテカルロで優勝を決め幸先の良いスタートを切りましたが、エースのデルクールがプライベートで交通事故を起こしてしまいWRC終盤まで欠場してしまいます。
また、フォード・モータースポーツチーム(通称ボアハム)の運営の悪さと開発力の低下も影響し特にチーフエンジニアがジョン・ウィラーからフィリップ・ドゥナビンに変わってからは、ドライバーが希望したセットアップで走れない事態が発生し、勝てるラリーを落としていきます。
結局96年までエスコートは参戦し全7勝を上げましたがその内5勝がデビューイヤーと言う結果はマシンの熟成が出来なかった結果だと思います。
その一方で、このマシンが低迷していたフォードワークスを再びWRCでトップ争いが出来るまでに回復させたことも事実であり、 ワークスに限らずプライベーターにも多数使用されました。特に1993年のサンレモでは、ワークス勢が全滅の中、イタリア人ドライバー、ジャン・フランコ・クニコが、プライベーターによる勝利を記録しています。その他にもスポット参戦ですが、1994年1000湖におけるT・マキネンの勝利や、1995年のツールドコルスでは、B・ティリーが最終レグのトラブルまでトップを走るなどの活躍を見せました。
画像は1994年のモンテカルロでの、F・デルクールのエスコートとMINICHAMPS製の市販車です。

Posted at 2010/05/10 00:22:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー | 趣味

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「ダイハツメビウス今日初めて見た~」
何シテル?   06/16 21:36
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