リアビューカメラウォッシャーの製作と施工(現在は取外し)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
N-ONEのディスプレイオーディオ装着車に装備のリアビューカメラ。昼間は問題ないのですが、夜間、雨が降る状況ではゴミや水滴が影響して非常に見づらくなります。DENSOからバックカメラウォッシャーという製品が販売されていますが、適合車種はトヨタ車のみ。似たようなものが自作できそうだったので、製作してみました。(写真は完成後の噴射テストの様子)
2
仕組みはとても簡単です。通常、リアウォッシャーノズルから出てくる水を分岐し、リアビューカメラに吹き付けるようにチューブを取り回すだけです。購入するものは、シリコンチューブ(内径4mm)2m。T型ジョイント1個(カー用品店にもあるが、ホームセンターの園芸用品か水槽用品売り場のものが安価)、配線チューブホルダー1個(チューブをリアガーニッシュに固定するのに使用)、圧着接続端子1個(収縮チューブ付き)です。
3
前準備として、テールゲートの各部品を、リアワイパーアーム、テールゲートロアライニング、リアワイパーモーター(カプラー抜き)、リアガーニッシュ(リクエストスイッチ取外し)の順に取り外します。テールゲート裏の上部にあるウォッシャー用グロメットを抜き、I型ジョイント(後で再利用します)を取り外し、T型ジョイントを挿してウォッシャーノズル方面と今回施工するチューブに分岐させます。次に、配線ガイドを使ってテールゲート内にシリコンチューブを通します。一気にリアガーニッシュ裏まで配管するのは困難なため、写真下側のテールゲート右側のところまで一旦通し、次にリアガーニッシュ裏へ通します。
4
シリコンチューブは取り回しがしやすい反面つぶれやすく、狭く配線等の多いテールゲート内で、ねじれや干渉によって途中で閉塞する可能性があるため、時々通水テストを行い、確認しながら作業を進めます。
5
次に、リクエストスイッチ(スマートキーシステムのボタン)の配線が通るグロメットに穴を開けます。上の写真ではグロメットの左側にチューブを通していますが、リクエストスイッチのユニットを元に戻した際に干渉することが分かったため、実際は下の写真のとおり、グロメットの右側に穴を開け、I型ジョイントを挿してチューブを差込みます。穴に直接シリコンチューブを挿すと潰れてしまうため、I型ジョイントを利用します。ここまで配管が終わったら、3の逆の手順でリアガーニッシュなど全てのものを元に戻し、再度、シリコンチューブが潰れていないかチェックしておきます。
6
噴射ノズルを製作します。シリコンチューブに差し込めて、なおかつ適度な大きさの穴があるものとして「圧着接続端子」を採用。圧着接続端子に収縮チューブを被せたら熱で収縮させ、余分な収縮チューブをカットしてノズル部分の完成。シリコンチューブ先端に差込みます。
7
後はリアビューカメラの真横に配線チューブホルダーで固定して完成です。リアガーニッシュの陰に隠れてしまうため外観を損なうことはなく、まるで純正品のようです。後方から見てもリアビューカメラウォッシャーが装着されていることが分かりません。
8
リアウォッシャーを作動させ、今までどおりリアガラス上部のノズルから噴射されていることを確認し、次にカメラの映像を見ながら動作確認します。写真上は試験的に付けた泥汚れ、写真中はノズルから噴射中、写真下はきれいに取り除かれた様子です。視界不良の原因となる水滴も数回噴射すれば取り除けます。
※2017年1月に全てのパーツを取り外しました。理由は車を走行している間ウォッシャータンクの水が少しつづ流れ出てしまうためです。ノズル部分を交換すれば解消できるものと考えていましたが適当なパーツがなく、また、リアカメラのカバー部分の水滴が付きにくくなるケミカル製品が登場したこともあり、取り外すことにしました。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( リアカメラ の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク