クリップは嫌いじゃ!
最近のクルマの内装はほとんどが
一体成形であると同時に、その固定には
クリップと呼ばれるプラスチックのパーツを使っています。
↑こんなの。
確かにボルト&ナットに比べ、軽量かつ安価、さらには見栄えも良く出来る、とユーザーにもメーカーにもメリットが多いのでしょうが…
DIYやる側にはなかなかにやっかいなもので。
何せ一つ一つのはめ込み力はそれほどでもなくても、ドア内張一枚に8箇所ほどもクリップで固定されていると、
かなりの力を必要としますし、さらには力任せに引っ張ろうとすると隠しビスがあったりとかで泣き入りますし、寒い時期だとこのプラスチッククリップは
ポキポキ折れます(折れる事によって内張本体を守るように出来ているんですが)
まぁクリップが折れたりするのは仕方ないとして、隠しビスとかはちゃんと事前調査しておきたいものです。
ディーラーで整備書のコピーもらうとか、みんカラの人柱諸氏を参考にするとか。ちなみに自分はそういうのを印刷してファイリングしてます。
ノートPCとかタブレットで見るとかよりもやっぱ
紙ですよ、紙。あえて両面印刷せずにメモ書きにも使えるように。こういう時のメモ書き、ディスプレイの文字と手書きの文字だと同じ文字数・内容でも
情報量という点では手書きが圧倒的に雄弁ですよ。
さて、とりあえず自分はこのクリップ止めが苦手なわけですが、
まぁ避けて通る事も叶わぬのでトライ。
今回はスピーカ交換。
エクストレイル純正のスピーカの音の悪さは
もう特筆ものです。200万円オーバーのクルマで
よくもまぁここまで酷いのを…と素直に思えるほどです。
とりあえずフツーの音が鳴ればイイや、と思って調べると、スピーカサイズがどうだのバッフルボードがどうだの、いや実際
素人には解りづらいですね、スピーカとか。
部品足りなかったりビミョーに違ったりしたら
メンドいな、と思いつつ調べてたら出てきたのが
アルパインSTE-172Cという
各社スペーサや変換コネクタがセットになってしかも
お値段控えめのセット。適合もNT31エクストレイル、NCロードスター、
共にOKと確認してからポチっと。
ふむ、
エクストレイルのフロント/リア両方換えるか、それとも
エクストレイルのフロントとNCロドを換えるか悩みどころです。まぁとりあえずエクストレイルのフロントは確定なのでバラします。
ドアパネルを
内装剥がし(オレンジのプラスチックのバールみたいなの)で外し、
Snap-onラチェとneprosスピンナのコンビでサクサクと、
そして内装パネルをマジックテープのサイフばりに
やめてーバリバリと剥がします。
そして純正スピーカがこんな感じ。うん、
さすがに安物感がハンパない。リアも同等品だろうから…あかんな、
これは絶対バランスとれないな。というワケでSTE-172Cは両方ともエクストレイルに使用に決定。
STE-172Cの日産/トヨタ用スペーサと日産用変換コネクタで
完璧にボルトオン。いやぁこのセット、
DIYユーザーにはホント、バッチリすぎますよ!
続いて
リア。
やっぱフロントと
同じスピーカでしたね。
交換完了。
並べてみるとなお
純正の安っぽさが解りますな…納入価格、100円以下とかじゃねぇか、マジで。
さて、このSTE-172Cを買ったのにはもう一つ理由が。前述した通り、各社スペーサがセットに入っているという事は、
マツダ用も入っているという事。さて、手元にはR32スカイラインGT-Rに装着していたスピーカが。
そう、スペーサさえあれば取り付けれるのだー!!ふはははは!我ながらパーフェクト!
手元にあるスピーカ、16cmで17cmスピーカ用スペーサだとスカスカだ!
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\\ 隙 間 が ス ッ カ ス カ だ よ ス ッ カ ス カ//
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(・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・)
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し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ
ΩΩΩ な…なんだってー!!
R32スカイラインGT-R用リアスピーカだったのですが、バラしてみたらパイオニアの16cmでアルパインのスペーサだと
スッカスカ…アルパインのスピーカは取り付け部の耳の出方が大きく、逆にパイオニアのは耳がないのが致命的。
くぬぅうううう!STE-172Cに付いてるスペーサは薄いプラスチックで寸法の余裕無いから穴を開けたら多分割れる、かといってならばこれを手元に置いておいても無駄、スピーカもまたお蔵入り、くぬうううう!と
サイバー佐藤みたくなってても仕方ないのでここは仕切り直し。
翌日、近所のカー用品店にスペーサを買いに。
が、世間一般の交換用スピーカの
メジャーは17cm、そこに
16cm用でさらにはマツダ用ともなるとマイナー×マイナーという悪循環。しかもパイオニア純正ではスペーサそのものが無い。仕方ないのでアルパインの17cm用のスペーサ=バッフルボードを購入。木製のこれなら肉厚だし、加工も楽だろうという理由で。
さて、
サクサク内装を剥がします。
そして純正スピーカ。
明らかにエクストレイルのスピーカと比べて
良い品です。ってか音質も全然ガマン出来るレベルでした。単純にスピーカが余ってるから交換する、それだけの理由です。
そしてバッフルボードを装着し、オーディオマニアが卒倒しそうな
バッフルボードにスピーカ鉄板ビス直打ちですよ。ええ、どうせオープンカーだと変わらんですから、マジで。
バッフルボードのおかげで
見栄え性能は大幅アップ!
もちろんこの直後
内装で隠れますが!
ちなみに効果はというと、エクストレイルは
ホント別物。まぁ純正が酷すぎるってのはあったけど、
やっぱクッキリハッキリ聞こえるのは心地良い。この価格(通販で8800円)でスピーカ、スペーサ、変換コネクタとフルセットなんだからSTE-172Cはホント、お買い得と断言出来ます。
んでNCロードスターの方は、まぁやっぱりというかそんな違いは感じず。あ、いや明らかに音質は違うんですよ。間違いなく低音とか高音はしっかり出てる。でもやっぱりオープンカーだから音が逃げまくってるのが素人にも解るのと、
社外パーツ三昧のエキゾーストノートでほとんど喰われてる感があるんだよねぇ。まぁだからこそ新しく良いのを買わずに手元にあったスピーカ取り付け、なんだけどね。
いやしかし
DIYはやっぱ楽しいね。
自分で取り付けるとパーツの選択の楽しみから取り付けの楽しみ、そして交換後の変化の楽しみと、
すべてを味わえる。しかもスピーカ交換とかは工具もそんなにいらないし(今回使ったのはエクストレイルで10mmのソケットとドライバ、NCロドはドライバだけ。)リカバリ不能な致命傷になる事も少ないので、気軽に挑戦してみる事をオススメ~
まぁやっぱりクリップは好きにはなれないけどな!
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Posted at
2011/12/12 08:42:49