
カターレ富山vsガンバ大阪~2013 J2 第10節
自分は元々、
1993年のJリーグ発足時からガンバ大阪サポーターです。
そして
2008年に富山にカターレ富山が誕生しました。
地元にJチームがあるという事は、
本当に素晴らしい事です。以前にも書いたとおり、クルマ好きの人に表現するなら、
「そのクルマにMTの設定がある事と同じ」、です。
Jリーグ発足時に日本代表FWとGKを擁していたガンバ大阪。しかし成績はというと、
「Jのお荷物」といわれていました。そこから一歩一歩階段を上がり、ついには
圧倒的な攻撃力をベースにした
2点取られたら3点取り返す、友人曰く
「プロレスサッカー」で2005年に
リーグ優勝。その時、PCの試合速報のリロードを何回したか・・・そして優勝が決まった瞬間はホント、
心臓バックバクいってました。
さらにはアジア制覇ACL優勝、そして
トヨタカップでのマンチェスターユナイテッド相手に自分達のスタイルを貫き通しての5-3の殴り合い試合・・・今では強豪・名門とまで言われるガンバ大阪ですが、それまでには
ホントに長い時間があります。
まぁそんな自分ですから、
カターレ富山発足からガンバ大阪とガチンコで試合をするというのは、夢の対決でした。もちろんその理想の舞台は王者ガンバ大阪にJ1昇格したカターレが立ち向かう!でしたが・・・まさかのJ2の舞台で。(仮にJ2だとしてももっと先になると思ってました)
さて、今日ばかりはカターレゴール裏ではなく、ガンバゴール裏に。
県総のアウェーチケット、初めて買いましたよ。
いつもの
カターレユニではなく、
久しぶりに
ガンバユニ(10 浪速のファンタジスタ 二川)に袖を通します。
・・・質感・・・ガンバユニめちゃめちゃイイな・・・
確かナンバー入りで2万円ほどだったと思うけど・・・同じオーセンティックでもこんなに違うんだ・・・
さて当日はあいにくの、
ってか4月中旬ではあり得ない寒さ&雨。ほんの数日前までは20℃に迫る気温だったのに、なんなんだコレ。
とはいえTwitterのタイムラインを見ても、開場数時間前から駐車場に行ってるサポーターがちらほら。12時過ぎに家を出ようかと思っていた自分も
ソワソワして10時過ぎに県総に向かってってしまいました。
11時過ぎには駐車場はもういつもの試合開始1時間前以上に混んでいます。とはいえ予想されていた入場者数2万人超えは無理そうな感じの天気。しかしそれでも普段の4,000人弱の状態とは違い、人が多い。
ガンバサポの友人と合流し、今年のガンバの話などをいろいろ。
そして会場前のこの列。これ、
アウェー側ですよ。
ポジション的には
ガンバゴール裏のほぼど真ん中で。
久しぶりのガンバゴール裏、チャントもちょこちょこ変わってるとかで緊張。
試合前の大型ディスプレイに映し出されるカターレサポのメッセージで子供が「ガンバを倒して~」ってトコにガンバサポ、ブーイング。その
大人げなさにセルフツッコミ&大爆笑のゴル裏。このノリはやっぱ大阪なんだなぁ。
それ以外にも
笑うところ多すぎで試合始まる前に腹筋壊れそう。面白すぎる。
さて試合はというと、ガンバはもちろん
ガチメンバー。怪我で明神がいないくらいかな。カターレももちろん、フルメンバー。交代は後半にコケとケースケってパターンかね、と思いつつ。
そしてホイッスル。
開始早々、いきなり。
電光掲示板では
まだ1分たってない。
縦のスピードに乗せてから一気に押し込んで、倉田のシュートを守田がはじいたところに
レアンドロが詰めて押し込みガンバ先制。生で見るとやっぱ動き出しと加速感に迫力があるなぁ。ボール奪ってからが速い。
そして26分にまたも倉田からの鋭いパスからトップスピードでレアンドロ。キーパーがはじいた所に詰めて
追加点。
レアンドロと倉田がキレキレなのも凄いのだけど、それ以上に自分の印象に残ったのが
家長。
なにあの
”絶対取られない感”。自分、生で家長見るの初めてなんですが、こんなに凄い選手だったんかと。ボールキープしてても上半身が安定してて、まるで何事もなかったように振り向いて交わしていく。さらにはぶつかられても吹っ飛ぶのは相手。この日の起点って遠藤じゃなくて家長が多かったように思う。それくらいインパクトがあった。
カターレって上位陣と試合するとイイ感じになるのって、中盤の相手の寄せが速いとパスのテンポが良くなって、加速していって攻めに転じられるから、だと思う。(寄せの遅いチームだとどうもダラダラして間延びしちゃう、ってイメージがある。)
だけどガンバはもう
寄せは複数人で速いわコース切るわで、テンポどころじゃない。
・・・安間監督の言ってる
「12人に見えるサッカー」ってこれの事じゃねぇか?と思った。
そして後半69分、押し込んだレアンドロが倒され
PK。さらに75分に家長→藤春→で倉田が抜け出してシュートで
4点目。
カターレの出来が悪かったかと言われると、むしろ
良かったんじゃないかと思う。連携も悪くなかったし、抜け出しも結構見られた。しかし決定機といえるのは前半にキムショーがフリーで打ったあの一発だけ、だったと思う。やろうとしているサッカーが似ているだけに、
パススピード、ミスの少なさ、走り込み、寄せの早さ、囲む人数、キープ力、シュートの精度・・・その差がそのままスコアになったように思う。
ただ、カターレが「弱かった」とは思わない。むしろ対ガンバに
非常に有効な
引き込もり縦ポンサッカーをせず、自分達のスタイルを全力で貫いたのはカターレ富山サポとして
本当に素晴らしくうれしかった。あれだ、上に書いたガンバ大阪vsマンチェスターユナイテッドの試合。あの試合を見て、「ガンバ弱ぇw」って思った人って少ないと思う。それと同じ。
自らのスタイルを貫く事そのものが、強さ。
同時に、ガンバ大阪サポとして圧倒的な攻撃力で相手を粉砕するスタイルが見れたのも、またうれしかった。
正直言うと、
めっちゃ複雑だったけど。
いつも応援している側の、
真反対にいるのは不思議な感覚。
ただ
やっぱガンバのサッカーは面白いわ。ホントは今回できっぱりカターレ一本に絞ろうかと思ってたけど・・・やっぱあのノリはたまらんですわ。カターレはカターレ、ガンバはガンバでやっぱ
面白さが違うもんだからなぁ。
それにガンバゴール裏も久しぶりだったけど、この大阪弁織り交ぜた
歯切れのいいチャントはやっぱ気持ちいいね。
友人と握手を交わし、くくるのたこ焼きをほおばり帰宅。
夢のような時間はあっという間に終わった。
ホント、楽しかった。
ワクワク感がこんなに抜けないのも久しぶりだわ。
ガンバ大阪があって、そしてカターレ富山があったからの、ワクワク。
地元にJがあるって素晴らしい。
さて、今週末は
vsヴェルディ戦。
ちなみに試合前にガンバサポの友人に聞いた事を。
「ガンバとやると、相手チームってガンバに合わせて今までのスタイル変えてきて、それを独特のリズムのパスサッカーでかき回されるから、そこから調子を崩す事が多いんだよ。だからカターレがいつものスタイルにまま来るんだったら、結果はともかく、さらに調子を上げていけると思うよ。というかムラさえ無かったらJ1行けるよ、カターレ。」
かいつまんで書くと、こういう事を。
本気にしちゃうよ、俺。
さぁ、ヴェルディ戦、勝ちに行きましょう!
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サッカー | 日記
Posted at
2013/04/22 18:33:22