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松下幸のブログ一覧

2010年03月03日 イイね!

スポーツカーは楽しいか。

スポーツカーは楽しいか。

時々聞かれますね、「スポーツカーってどう楽しいの?」って。

これ、なかなかに難しい質問です。

この手のクルマって、確かにディーラーでの試乗とか、オーナーさんにステアリングを握らせてもらっても面白いものですが、実際にオーナーにならないとその本当の面白さっての、解らないんですよね。

限界まで性能を使う為とか、特性を感じるとかそういうのじゃなくて…ヘルメットをかぶり、サーキットコースへ乗り出すあの緊張感も良し、エンジンをレッドゾーンまで奏で、バシッとブレーキングから立ち上がりまでの操作がキマッた時のクルマとの一体感も良し、屋根を開け好きな音楽を聴き、ゆっくり流す爽快感も良し、クルマをガレージにとめ、降りた時の心地よい疲労感もまた良し、ただやっぱり自分で所有して、気持ちよく走って、ふと見つけた自販機で飲み物を買って、スッと自分のクルマを見た時の、相棒を見るような、あの雰囲気。そういうのがまた素晴らしく良いんですよ。

それは、やっぱりスポーツカー独特のものだと思う。

実際プジョー307も運転していて楽しいクルマだけど、MR-SとかNCロードスターとかから感じるものとはやっぱり違う。

誰もが普段背負わなければいけないものがたくさんある生活をしていて、それがスポーツカーに乗っている時だけはそういうのをトランクに押し込んで走れる、あの非日常感…それがことさらそういう部分を強調するんじゃないかな、と思う。

同時にスポーツカーはトランクに押し込んだもの以上の責任を背負って走らなければいけない。スポーツカーを無様に走らせるのは御法度。ヘタクソがアクセルを踏み込んでも、それは“醜く早く”なだけ。スムーズに、確実に、“綺麗に速く”がスポーツカー乗りの義務。それらを為し得る為の終わりのないテクニックの追求、これもまた楽しい。


こうやって文章に書いて、しみじみ思うのは、どれも体験と体感を伴わないとちんぷんかんぷんだろうなぁと。

自分で所有し、使われ、使い、使いこなし、その先に初めて見えるもの。それこそが本当のクルマの楽しさなんだよね。


あ、他にこういう表現もあったかな。

「手段の為なら、目的を選ばない」

スポーツカー乗りって、こんな感じ、あるかも。




Cruise website

http://www.fitweb.or.jp/~k-matsu/
Posted at 2010/03/03 16:52:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2010年02月26日 イイね!

CR-Z

CR-Z。

初期受注、ホンダでは子育てが終わった40代以降をメインととらえていたそうですが、6割近くが20~30代が占めるそうです。(AT:MT比率は6:4で、9割がα(上位グレード)だとか)

ちなみにαは250万円でβが227万円、差額は23万円。装備差は主なものでHID、アルミ、本革ステアリング。それ以外は照明とか本革シートなどオプション設定が違います。

ん~23万円あれば自分はその差額でアルミ、ステアリングを自分の好きなのに換えるなぁ。

そういうところから今回CR-Zを購入した人達はどういう層なのか考えてみる。

多分「今まで欲しいクルマが無かった」人なんじゃないかな、と。

もちろん「純正こそ最高」という人もいるだろうし、それを肯定する気はあれども否定する気などさらさら無い。ただ全体数からするとそんなに多くはないだろう。

そして今までスポーツカーに多く触れてきた人がクルマを選ぶと、豪華装備はさほど重要視されない傾向がある。ブレーキサイズとかエンジンとか溶接方法とか後から換えようと思うとお金がかかるものは重視し、それらが差額内におさまるか判断をする。

普通に考えて今回のCR-Zのグレードの差額は見事な設定で、丁度そこそこの機能を持つアフターパーツに交換するのと同じくらいの金額では、と思う。(ステアリング~3万円、スポーツ系アルミホイール16インチ~15万円、HID~5万円)

そうなるともうちょっとβの比率が多くても良いように思うが、現実βが1割、これはそもそも「アフターパーツ代と換算する」という試算を知らないのでは、と思う。

自分はこの傾向を考えて、ちょっと嬉しくなった。
このCR-Zは、「今までスポーツカーに乗り慣れてきた人が多く乗っている」のではなく、「これからスポーツ系のクルマに触れる人が多いのではないか」と思えるからだ。

ただこれが長続きするかどうかとなると、ホンダの努力も必要だと思う。

例えばコペン。確かにマジメに造られたオープンカーではあるが、その後が良くなかった。

軽四メーカーの悪癖であるあからさまな豪華装備を乗せた価格アップをするだけで、発売以降の目新しさもそれ以降のユーザーの掘り起こしや意識へのアプローチもしなかった。結果そのクルマの本質に気づいているのは極一部のユーザーだけで、その大半は買った時の「軽でオシャレなオープンカー」という印象のまま哀しく完結してしまっている。

まぁS2000のようにマニアックなユーザーに任せきると言うのもある意味手段だが、それは相当にユーザーが限定されているクルマでなければ難しいだろう。

実際MR-Sは小変更ではあり得ないくらいの改良を行っていたりするが(アフターパーツで3~4万はするフェンダー内の補強パーツとか)それを知る人はMR-Sオーナーでも少ない。そこから開発者のMR-Sというクルマへの方向性を感じられるのだが、そういうのをキチンとアピールするのも大事だし、こういった改良がクルマにどう変化をもたらすか、何故わざわざコストをかけてその改良をしたかの意図をちゃんとユーザーの目に届く所に置くべきだと思う。

クルマは、売れてからのメーカーのフォローが大事。ユーザーが買ったら買いっぱなしではいけないのと同じく、メーカーも売ったら売りっぱなしではいけない。

「新しい使い方の提案」はもちろん耳を傾けるべきだが、「こう使ってみて下さい、こういう風に使って欲しくて創ったんです」という発信も大いにすべきだと思う。

売りっぱなしは結果としてそのクルマ全体の不評を招く事がある。


ホンダにはCR-Zを大切に育てて欲しい。

クルマは面白い。

それに気づいていない人が多すぎる。


Posted at 2010/02/26 08:21:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2010年02月17日 イイね!

ロータスエリーゼとスポーツカーの延命

ロータスエリーゼ。

2011年モデルでフェイズ3と言えるフロントマスクの変更を受けたロータスエリーゼ。



ってこのクルマ、発売がなんと1996年なんですな。なんともう15年もボディそのものの基本構造を変えずに来ていると。そして今回フロントマスクの変更をするという事はもう3~4年は現行モデルで行くって事ですか…う~~ん、スゲェなぁ。

エリーゼがこれだけ同じモデルで延命出来ている理由には、まず最初のアルミ接着というボディ構造の基本素性/設計が相当良いのであろう事と、もう一つ、エンジンの変更がある。

この手のスポーツカーに専用エンジンを積むとなると販売価格的にもメーカーの負担的にも結構大きなものになり、継続的な車種の維持というのは難しくなるけど、このエリーゼは当初はローバーK型エンジン、フェイズ2からはMR-Sと同じ、トヨタZZ系エンジン、そして2011年モデル(エントリーモデル)からはトヨタZR系エンジンにチェンジと、その時その時の量販FF車に搭載されている軽量エンジンを載せ替え時代に対応していくという離れ業をやってのけています。

もちろん長く売れ続けるには当然本気で作り込んであるベースがあるのはもちろんですが、このようなスポーツカーあり方、けしてロータスという少量生産メーカーだから特別、という考え方で受け流して欲しくないと思います。

例えばMR-SやS15シルビア、S2000、BB6プレリュード等もその基本構造は今でも十分通用するレベルだと思うし、極端な事を言えば若干のボディ補強でFTOやNBロードスターやEKシビックも十分通用するスポーツカーの車体としてあり得るかと。
これらのクルマ、もちろん今の日本ではスポーツカーが売れていないという理由が直接的なものでしょうが、これ以上に負担となる生産中止理由に多いのが「エンジン生産が終わるから」というもの。
MR-SはZZ系エンジン、シルビアはSR系エンジン、プレリュードは22A系エンジンなどこれらも基本的には量販車種をベースとするエンジンを搭載していたけど、排ガス規制などの関係もありそれらが次の世代のエンジンにスイッチされるにつれ、量販車種はフルモデルチェンジで対応するのだけど販売代数的にもフルモデルチェンジを受けられないスポーツカーはその時にそのエンジンと共に生産が終わってしまう。

もちろんエンジン生産ラインを残しておくというのはメーカーには大きな負担になるだろうし、そういった結果になるのはやむを得ないのかもしれないけど、かといってスポーツカーがラインナップに無いというのはやはりクルマに関わっている人達とて面白くは無いと思う。(まぁあまりそういったクルマに興味がない、というかクルマそのものに興味がないディーラーマンとか実在するけどね…)

日本にはR32スカイラインGT-RやDC2インテグラTypeRのように“エンジンこそがスポーツカーそのもの”という考え方が少なからずあるように思う。確かにRB26DETTやB18Cは素晴らしいエンジンだとは思うけど、かといって生産中止をしてしまえば新車で買うという選択肢そのものが無くなってしまう。

スポーツカーであればあるほど、新車で欲しいという意味…これが解る人も少なくないかと。

メーカーにはスポーツモデルのエンジン変更による延命をお願いしたい。

当然定期的なラインの変更や補修部品の確保など負担は決して少なくないのは解っているけど、魅力的なスポーツカーの存在、クルマに乗る事そのものが面白いという体験、無くして欲しくない。

そしてもう一つ、こういう考えのベースになるのはプリウスEXの存在がある。

開発コストを回収したクルマをグレードを絞り、受注生産的に値段を下げて販売する。インサイトへの価格対抗としてかもしれないが、これが出来たのであれば他のスポーツカーでも出来ない事は決して無いと思う。

もっともっとスポーツカーは安く手に入る。

高価で高性能なスポーツカーだけがあっても意味はない。最初に買うクルマが160~200万円前後の適度な価格で、ちょっと刺激的なものをいくつかの車種から選べるようになれば、やっぱり違うと思うけどなぁ。


http://www.fitweb.or.jp/~k-matsu/


Posted at 2010/02/17 17:51:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2010年02月15日 イイね!

ドン小西さんに言いたい~ニッサンジューク

デザイン。

バンクーバー冬季五輪始まりましたねぇ。
んでドン小西さんが入場行進の時のファッションについて

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 冬季五輪最多82の国と地域の選手団ファッションチェックは、米国が金メダル-。ドン小西ことファッションデザイナーの小西良幸氏(59)が開会式を見て各国のユニホームを批評した。金銀銅には米国、カナダ、イタリアを選んだ。一方ワーストには日本、中国、韓国の3カ国を選出。日本のユニホームは「スポーツ用品売り場にありそう。国体レベルだよ」と酷評した。

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だそうで、まぁ確かに日本のはどこにでも売ってそうなデザインでしたね。イタリアのロングコートみたいなスマートなのと、ニュージーランドの漆黒で雪とのコントラストが栄えたのは格好良かったかなぁ。

まぁしかしこの発言の後に

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「この3カ国は、自動車デザインもそうだけど、独自性がない。殻を破るようなスケールの大きさや、新しい提案がなにもない」とした。

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と言っているのですが…それについては大変納得がいきませんな。というのも先日発表されたニッサンの新型車“ジューク”の話を書こうと思っていた矢先だったので。

さてこのマーチ/キューブとデュアリス/エクストレイルの間を埋めるモデルになるジューク、排気量的にもボディサイズ的にもその中間といった感じで非常に日本にはベストマッチなサイズになろうかと思うのですが、特筆すべきはそのデザイン。



どうですかこのヒポポタマス的な見事なヤッちまった感は!

このデザインを見た後でもドン小西さんは独自性が無いとでも?

今時こんなヤッちまった感あるデザインが出来るのはシトロエンかニッサンかしかあり得ませんよ?

どこのメーカーもブランドアイデンティティに縛られたゴテゴテ感あるデザインか、どこのメーカーか解らないプレーンなだけのデザインか、両極端になっているでしょうに。前者はBMWとかアルファロメオとかマツダとかMINIとか、後者はメルセデスとかトヨタ/レクサスとかホンダとか。

“ブランドが欲しい”って人にはそれでもイイかもしれませんが、フツー欲しいのは“そのボディラインに似合ったデザインのクルマ”じゃないですか?どうもなんかそういう所が欠けているように見えて仕方ないです、最近のデザイン。

そんな中でもシトロエンのDSシリーズやニッサン(インフィニティ以下のクルマにはそういう面白み、まだあると思うんですよ。

あと自分が優秀だな、と思うデザインというのは、どこから見ても破綻していないデザインでもあからさまな象徴でもなく、表情が変わるデザイン、これが好きです。


例えばジューク、



このアングルと




このアングルでは




全然雰囲気が違いませんか?横から見た時のカバ的なデザインから一転、斜め上から見た時のシャープなデザイン。かといってそれぞれがバラバラというワケじゃない所がまた面白い。これ、NC1ロードスターも同じく様々な表情があって面白い。(NC2になってちょっと全方位に攻撃的なデザインになっちゃったのが残念)

しかしこれも日本にはMTモデル、入ってこないんだろうなぁ。プジョーのMTモデル正規輸入が消えかかりそうな現状、ジュークの1600ccのターボのMT、マジで導入希望ですよ。
Posted at 2010/02/15 17:30:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2010年02月12日 イイね!

ドラテクの本

ドラテクの本。

書店に並ぶ「ドライビングテクニック講座」的な本、今でも時々買います。限界域がどうとかサスセッティングがどうとかの難しいのじゃなく、街乗りのスムーズな運転~サーキット初心者まで的なのを。

誰に師事したワケでもない我流な自分の運転、基本的なスタイルは固定されてしまっていますが、やはりプロの言葉というのには端々に「そうか!」と思わせる事があります。

もちろん今までもこの手の雑誌等で情報として見てきましたし、実体験としてもいろいろ経験もしていますが、それでも一冊買って一つ位はそういう「あ、試してみよう」と思う事があったりします。

そもそも基本以上の運転技術は感覚的な部分が多いので、同じ事を言っていてもその人その人の表現方法によってとらえ方が変わります。だから同じような話でも様々な人のフィルターを通して表現される事により、実は自分にとって非常に効果的な話である事も少なからずあります。
この手の本でも増刷かかっているものでなければ、最近出てきた若手のドライバーも講師として出ていたりするので、過去に読んだ本と表現がカブらずにいろいろ勉強になったりしますね。

今回買った本で「あ、これやってみよう」と思ったのは

まずステアリングを5°切る

でした。
うむ、これは理にかなっているかもしれない。やってみよう。



http://www.fitweb.or.jp/~k-matsu/

Posted at 2010/02/12 11:31:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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何シテル?   07/18 16:15
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