
立山登山
忙しく、登ってからちょいと時間が経ちましたが、どうしても載せておきたかったので。
富山と言えば
立山
蜃気楼
黒四ダム
と言われますが、自分は実は
そのどれも実物を見た事がありません。地元の観光名所はとくに、ねぇ…というヤツです。
まぁとくに登山なんて、もうなんで
わざわざ自分から苦しみに行かねばならないのかと。自分には一生縁がないものと思っていましたが、富山市管工事組合青年部で立山登山の企画が。しかも自分の委員会、委員長たっての希望での開催となれば、参加しないわけにはいきません。
まぁ行かなきゃいけなくなったのなら、
楽しまなきゃ損、という事で、その2週前の県連で運営した全国総会富山大会をバシッと終わらせて、準備。つっても何を用意したらいいかイマイチ解らないので、素直にググります。
…ん~よほど天気が悪くない限り、それほどの装備は必要ない、と。まぁ小~中学校の課外授業とかでも登るトコあるしなぁ。
家族参加行事なのでにょこさんも同伴。こちらの装備は会社の山登りが趣味の事務のおばちゃんから借りた服やストックなどを装備。
さて、当日。貸切バスに乗り込み、出発。
経由地のあるぺん村には…
人人人人…ここは立山登山のバス乗り場でもあるので、つまりこれだけの人が行くという事か…スゲェな。
そして有料道路を経由して、室堂まで。
おお~~…
自分のクルマで走りてぇえええええええ!!
素晴らしいワインディングロード。ここをオープンで走ったら
とてもつもなく気持ちいいだろうなぁ!!
自分だけ無駄にワキワキソワソワしながら、そしてバスは室堂へ。
…バスバスバスバス…40台ほどはいるだろうか?
スゲェ台数のバスが室堂駐車場にビッシリ。うおお、パネェ。
台数に驚きつつもバスを降りると、そこはまさに
別世界。
平野部では35℃を越す気温が、ここでは
15℃ほど。日差しは強いけど、まったく空気が違う。
集合写真を撮り、登山の中間地点・
一の越しまで。残雪残る道を歩くそこに広がるは、まさに
映画の世界。人が踏み言っていい場所じゃない雰囲気すらただよう、例えるならただ”神々しい”という風景。
なるほど、
我が世界一の
富山県の名所にふさわしいな、これは。
一の越しまでは比較的平坦な道のり。ただそうは言っても淡々とした傾斜地を歩くのは地味に疲れる。1時間ほど歩いて、一の越しの山小屋に到着。
そしてここからが、
立山登山の本番。
一の越しまでの道のりとは明確に違う、まさにアタマにイメージする
“登山”な傾斜がそこに。ただし、一般的なイメージと違うのは…その傾斜にびっしり人がいるって事。
渋滞、まさにこれ以外の表現が見当たらない。
いくら7月28日という最盛期とはいえ、この人出は想像だにしていなかった…
ちょっと登っては止まり、ちょっと進んではまた止まり。むぅ、これでは帰投時間に間に合わない…しかし自分ら登山素人は加減が解らない…と思っていたら同行者の中の山熟練者の一人が、ザクザクと人のかたまっている所を回避して、
傾斜の強い岩肌ばかりの所をガシガシ登っていくじゃないですか。なるほど、後続に落石さえさせなければ、別に決まったルートなど無いのか。
ある程度ガシガシ登った所で気がつくが、人が多い場所の方が岩が崩れやすく、むしろ後続に危険な部分が多い。回避したルートは一見岩肌ばかりに見えるが、腕力がある自分らには凄くラク。さらには
人を「抜いている」感が心地良く、疲労を感じない。一石三鳥。
そこから一気に
雄山頂上まで。
心地良い疲労感。そして山頂の
雄山神社峰本社を参拝。
日本三大霊山の一つで
ガッツリパワーをもらいました。うん、これで
俺は死ぬまで幸運!
山頂売店でお守りなどを買い込み、下山。その下山もまた渋滞。再び混んでいるルートを外れてガシガシ下る。渋滞を尻目にザクザク下るのも面白い…って正しい登山の楽しみ方とは違うな、これは…どっちかってぇとサーキットでガンガン周回遅れにしていく感じに似ている…まぁそれはそれでいいか。
ふむ、これは
息子が大きくなったら、もう一度来たいな。
そう、
富山の縮図がここにあると思う。
富山県民が毎日見る、立山連峰。素直に美しく、雄々しいその山々に対し、自然に敬う気持ちから生まれた、立山信奉。その原点が、そこにはあった。
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Posted at 2012/08/17 19:39:28 | |
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