2012年11月12日
カターレ富山の2012年。
最終節水戸ホーリーホック戦、家族で行きましたが天候はあいにくの雨。試合は朝日の3人抜きスーパーゴールとオウンゴール、國吉の見事なカウンターで3-1で会心の勝利。今期上位にはいるくらいの試合運びで残留を確定。
さて、ではカターレ富山の2012シーズンはどうだったでしょうか。
順位からすると、目標に掲げた順位からはほど遠く、最終節まで残留争いという結果。これに関しては残念としかいいようがない。もちろんそれに対してサッカー的に何がどう悪かったかという判別は自分には出来ない。
ただ素人目に見て、「ムラがあるサッカーをするなぁ」という印象が今までのシーズン以上に強く残ったシーズンだった。正直、一年通して同じチームを見ているとは思えなかった。調子の良い時と悪い時の試合内容、というか試合運びがあまりに違いすぎたように思う。それが何が具体的な原因・要因かは前述の通り素人の自分には言葉には出来ないが、本当に強いチームは勝敗に関係なく、芯が一本通っている。西野ガンバが一番解りやすい例かな。
この日は雨で家族連れだった事もあってホイッスルの後すぐに帰ったのだけど、試合終了後、ゴール裏に掲げられた横断幕にこういう言葉が書いてあったそうだ。
『現体制二年半、一歩一歩進んでいるか?検証なくして漸進なし』
最終節勝利で飾ったチームを迎えるにはちょいと辛辣ではあると思うが、ふむ、正論ではあると思う。自分もカターレ富山自身に欠けているのはこの明確な検証が無い部分であると思う。カターレ富山発足から4年、そろそろこの辺りもシビアにしていかないとプロスポーツチームとして、勝敗・結果としても、ビジネスとしても、取り返しのつかない事になると思う。どうすれば勝てるのか、どうすれば利益が出せるのか。どちらかが欠けてもダメだというのは、フリューゲルスをみても、トリニータをみても解る事だろう。
まぁこの手の話は来シーズンまでの間にいろんな話が出るだろうから、それを待つとして…
早急に改善して欲しいな、と思う事をいくつか。
スタジアムグルメのお店、これもうちょっとなんとかしないと。
ちょいと入場者数が増えるともう店員がテンパってしまってるし、さらには試合開始前にメイン商品売りきれとか、ザラ。大体さ、入場者数は読めるんだから、もうちょっとこの辺り運営側との連絡を密にするべきだと思う。遠方のチームの平日開催(~3000人)と、ホームジャック上等な相手の休日開催or開幕or最終節(4000~5000人)とか大体解る事なんだから、店員さんの質・数とか仕入れ量とかキチンとしないと、もちろん顧客満足の観点でも、そもそもの出店しているビジネス的にも、今のままでは間違いなくマイナスにしかなってないだろうにと。
チケット当日券。
当日券をファンクラブ会員割引で買う際にファンクラブ会員のカードと別にナンバーが書いてあるカードが必要とか、そのシステムの意味が解らない。しかもその別カードは紙製、財布に入れておくとすぐボロボロになる。(ファンクラブ会員カードは一般的なカードと同じくプラスチック製)。ってかこう言っちゃなんだけどさ、誰も偽造しないって、カターレのファンクラブのカードを。ただでさえカードカードで財布が分厚くなるのに、これ以上無駄なカードを持ち歩かせないでくれ、と。
あとついでにチケットについて書くと、動員チケットとの価格差はもうちょっとなんとかしないと。一般でA自由の当日券は2000円、前売り券1500円(ファンクラブは当日でも1500円)なんだけど、スポンサー企業で社員に売られる…つまりは動員チケットは700円。この辺りも知っている人は知っている話なんだから、もうちょっと、ね。
あとは県総合運動公園そのものの構造なんだけど、ゴール裏からメインスタンド下のお店まで行きづらい。いや、正直自分らはいいんだけど、障害者スペースとかゴール裏のメインスタンド側にあるでしょ、そこからお店まで行きづらいってのは極めて不親切だと思う。バリアフリーなりをもっと徹底して…具体的に言うとバリアフリー補助金なりで予算を引っ張ってくるように言うべき。
ちなみに言うと、配管設備とかもうボロボロなんだよね、県総。2000年国体に合わせて作られた施設なんだけど、規格が入れ替わるビミョーな時期で、さらには超突貫工事だったから手直しするのも容易じゃない状況なのは自分も仕事で何度も県総行ってるから知ってるんだけど、もうちょっと県も予算を回して欲しいもんです。(ちなみに今冬にも外周の配管更新工事を当社で承っております。)
これはサッカーに限った事ではないけど、盲目的に応援・信仰する事は、その相手に対して決して良くない。自分が悪いと思った事は、ブログなりSNSなりTwitterなり、第三者が見る場所で明確に書こう。それもまた、サポーターのあり方の一つだと思う。
もちろん、程度の低い誹謗中傷には意味がない。そんなものはどうでもいい。そう、文章に書き起こす事により考えを整理する事、これが大事。そして自分なりの解決方法も同時に提起する、そうでなければ、発言する資格もない。
問題点を解っておきながらダンマリを決め込むのは、その程度の愛情しかない、という事だ。
沈黙は美徳でも何でもない。もちろん全肯定も、同様に。信じる、という言葉の使いどころを間違っている人を多く見る。
カターレ富山が今年掲げた“漸進”とは、そういう事の積み重ねなのではないか?
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Posted at 2012/11/12 19:20:39 | |
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