2010年12月23日
着メロとマニアのあり方。
その昔、ケータイの着信音というのは一定の電子音・・・今でいうアラーム音ばかりでした。しばらくし、着メロの登場。さらに自分で入力して着メロを鳴らす事の出来る機能、これには心躍ったものです。そして3和音、16和音などどんどんトラック数が増えるにつけ、ダウンロード着メロに移行していきました。
そして現在では着うたやMP3ファイル再生というカタチになっていますが、この“音楽”というのは機能としての着信通知には向いていません。そう、「聞こえない」んです。
音として不自然な方が通知音としては適正。「耳に心地良い音楽」というのは他の雑多な音にまぎれやすく、聞き逃してしまう事が多くなってしまいます。
さて、どうする。ケータイはすぐ電話に出れるからこそ便利なのであり、そうでないのであれば機能としてのケータイを使っていない・・・つまり“無駄遣い”という事になります。
ええ、ウチの嫁を含むケータイをそこらに放置して出ない人へのイヤミですよ。せめて6時間以内には着信に気が付けよと。
昼前に電話し、結局夕方まで返信無く、帰宅してから用件を伝え、そして寝る直前に「アレ?今電話した?」ってそれカッキリ12時間前の着信じゃぁああああ!というのはもうどうかと。
さて話が盛大にそれましたが、聞こえやすい着信音として最も適正なのは電子音。かといってそのまま黒電話的なのでは面白味に欠けるということで、昔のHDDを引っ張り出し、探してみるとありました、ダウンロードしたMIDIファイルの数々。うっわ、ファイル更新日、古っ。
その中でも特にゲーム音楽というのはオリジナルの再現性も高く、かつ雑音にまぎれづらいという事で、T-01C REGZA Phoneでの着信音はゲーム音楽を中心に。
久しぶりにやりましたが、MIDIをMP3に変換するのってビミョーに手間かかるんでしたねぇ・・・忘れてました。
んで丸ごと変換し、着信音にしたい部分の切り出しとかはスマホのアプリでサクサクと。(ってかこの『Ringdroid』ってアプリ、スッゲェな・・・)
マリオ1~3、FF4、DQ1、ファミコン探偵倶楽部1~2、MOTHER、サンサーラナーガ2、さんまの名探偵、たけしの挑戦状、グランツーリスモ1・・・いやぁ懐かしすぎますわ。
さて、これで一通りの設定は終了、っと。
んでいろいろイジった結果思うのですが、今いろんなメディアでスマートフォン人口が増える増えるとか言ってますけど・・・最低でも「パソコンを設定できる知識」がないと難しいだろ、と思います。「パソコンを使える」と「パソコンを設定できる」には相当な差がありますが、正直前者では今現在のスマートフォンは避けた方がよいと思う。
正直自分もどちらかといえば前者寄りな後者なポジションで、マニュアル通りの設定はこなせるけど、ちょっと変則的な(キーボードで入力して云々的な)設定は出来ないレベル。
この程度の知識でスマートフォンを使うと、イマイチ理解しきらずに使っている感がぬぐえない。初期設定でもうちょっとトラブってたら投げてるかもしれないな、と。
スマートフォンが今後のケータイの主流、みたいな言い方をされてますが、認証だとか同期だとか、そういう素な使い方ではハッキリ言って過剰以外の何者でもないものを省略できるようにし、もっと完全に単体での稼働が出来るように洗練されないと、今の日本のケータイの“使いやすさという機能”にはほど遠いかと。
ボディ軽量化しまくったレースカーとか、ブーストアップハイパワー4WDターボとかを、スゲェエエエとか言ってるのは勝手ですが、それがファミリーカーのスタンダードになる、もしくはなるべきだ、等と言ってしまうのは間違っている、という事、です。
もちろんマニアがシコシコヒャッハァと使っている分には、非常に面白いオモチャだとは思いますが、過剰なものをむやみに素人さんに勧めない、これがマニアがマニアとして守らなければいけない大事な事なのですが、ここ最近のメディアやスマートフォンユーザーにはその自覚が欠けている、と思う事があります。
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Posted at 2010/12/23 09:16:52 | |
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その他 | 日記
2010年12月18日
T-01C REGZA Phone
さて、機種変してきました、REGZA Phone。
本格的な日本独自機能であるワンセグ、赤外線、おサイフ、防水、ストラップホールを搭載したスマートフォン第一陣の一機種です。
まぁこの日本独自機能は、電子通貨の流れを見ても、今後世界で使われるであろう機能の先行体験、と考えるのが正しいでしょうね。いや現実この手の機能をガラパゴスガラパゴスと小馬鹿にしたり邪魔だという人達は、実際に世界標準機に防水やおサイフが載ってきた時はどういうんでしょうなぁ。きっと防水のゴムパッキンを外し、NFCアンテナを引きちぎってくれるのでしょう、楽しみです。
ええ、その昔、日本独自機能であった”ドリンクホルダー”を「そんなものいらない」と当時声高に叫んでいたガイシャオタクを思い出しますなぁ。
おっと、話がそれました。
さて手元にT-01C REGZA Phoneがきまして、とりあえず設定をば・・・と思いましたが、いやまたこれ今までのケータイに比べてフィーリングが全然違いますな。ホント、まんまPC。
電話帳とかもグループ分けをアプリでしなきゃいけないし、そして何より今まで使っていたFシリーズにあったようなプライベート機能が個別でしか存在しない。これは面倒。(ちなみにFケータイは通称浮気ケータイを言われるほど完璧にプライバシー保護が出来ます。例・特定のアドレスからのメール着信通知がメール着信アイコンが表示されず、バッテリーインジケータの色が変わるだけ、とかそういう「ンなの用途が限定されてるだろ!」ってのまで。)
複合的な機能のワンタッチでの利便さではさすがケータイは良く出来てるんだなぁとしみじみ。まぁ逆にいる機能といらない機能の選択がしやすい事こそスマートフォンの利点ですけどね。
まずは初期設定。Gmailに同期かけて、Wi-Fi の設定とmixi、Twitter、SPメール、youtubeなどのアカウントをとって一通り使用可能な状態に。
と、カンタンに書きましたが、また今回も手間取らせてくれたのはバッファロ(以下略
そして購入前からチェックしていたアプリやウィジェットを。ドラクエのステータス風ウィジェットでバッテリー、天気、日付、時間を並べ、タスクキラー、短縮セッティング、天気予報、タイマーの各種アプリを入れました。
しかしあれですな、タッチパネルって慣れるまで肩がコるもんですな。
さて、実際の動作は以前もホットモックを触ったときの感想で書いたとおり、結構サクサクです。(ってかあのホットモック、docomo社員が結構イジっていたんだな、と素のT-01C REGZA Phoneを触って思いました。(そもそもブラウザからして変わってた))
ワンセグの画質は、まぁ元データからして貧弱だから画質はそれなり。売り文句であるモバイルREGZAエンジンの存在は正直感じない。滑らかではあるけど、ブロック感はやっぱり、というレベル。
ただyoutubeなどの画質に関しては、かなりのレベル。多分モバイル機器の中でも相当上の位置にある画質だと思う。docomo回線でも引っかかりもないし、もちろんWi-Fiであればさらに問題なく動く。
あと想定外だったのは通話音質。とても防水機能付きの機種とは思えないくらいクリア。富士通やCASIOの防水機能が強力な機種は大抵この通話品質がイマイチなのだけど、T-01C REGZA Phoneはかなりイイ感じ。防水機能は上記のそれらに比べ弱いのかな、と邪推してしまうほどスッキリハッキリ聞こえる。
つっても実際風呂場で濡らしながら保護フィルム貼ったりしましたが、問題なし。ザブザブお湯にでもつけない限りは問題ないだろうけどね。
そして風呂といえば静電式タッチパネルが使えるのか、という話になりますが、ある程度の湯気の中でもタッチパネルの誤動作はほとんど無く(ただqwerty入力などはキッツいけど)風呂場でダラダラ高画質高音質でサクサクyoutube、ってな使い方には最適の機種。
最大の弱点は、と言いますと・・・いや、サイズが中途半端なんです。この世の中に出回っているスマートフォンのキャリングケース/ホルダーってのはほとんどがiPhoneやGALAXY Sサイズ。LYNXあたりは大丈夫なんだろうけど、ビミョーに一回り大きいT-01C REGZA Phoneはぴったりのキャリングケース/ホルダーが無い!・・・良さげな専用品が出るまでここは大きめの汎用品で辛抱ですな・・・
パッと使ってみた感じ、かなり面白いし、動作や搭載されている機能も不満なく、満足度は高いです。
docomoスマートフォンの中でも、やはりオススメ機種ですね。
追記。
酷い酷いとは聞いていましたが・・・
SPモードメールアプリ、本当に酷いですなw
普段自分が使わない”w”を語尾につけたくなるくらい、酷い。重いし使い勝手も悪い・・・いくら今後アップデートして良くなる、といってもこれはもうアプリってレベルじゃねーぞって感じです。もうさっさとソースオープンにしてフリーで開発してもらった方がいいんじゃないかと、先人達同様に思いますな。
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Posted at 2010/12/18 23:17:39 | |
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その他 | 日記
2010年12月13日
REGZA PhoneとiPhone。
某SC内のケータイショップでT-01C・REGZA Phoneの実機があったので触らせてもらいました。とりあえずクルマで言うとVWゴルフ的な存在であるスマートフォンのベンチマーク、iPhone4を横に並べて。
タッチパネルの感度はさすがサクサクヌルヌルが売りのiPhone、良いです。メインのメニュー画面のタッチパネルの追従性は上。あとさらにiPhoneはエフェクトの入れ方がキレイで、処理している感を感じさせません。任天堂とアップルはホント、こういうの上手いですね。
ただ実際にブラウザあたりを動かすと、画面が表示/表示されて実際に動かせるまでの時間はREGZA Phoneの方が速く、スクロールやズームなどのスムーズさはほぼ同等に滑らか。
実際ブラウジングするならREGZA Phoneの方が快適のような。というかこれはアレか、docomoとSBMの通信速度の差かも。あとYoutubeで同じ動画を読み込んでも速いのはREGZA Phone。画質に関してもiPhoneよりグラデーションがキレイになってる感じ。
本体の質感はREGZA Phoneもかなりイイ感じなんだけど、iPhoneのカッチリ感はやっぱアタマ一つ分上。素材感とか、iPhoneのガラスと金属の硬質感に比べ、やっぱREGZA Phoneはプラスチックプラスチックしてるんだよね。
カメラの立ち上がりだけならiPhoneが速いけど、逆光等のカメラ補正はREGZA Phoneが良く、実際気軽にパシパシ撮って使える画像の歩合はREGZA Phoneの方が上になりそう。
ただまぁ今までのケータイにも言われてるけど、REGZA Phoneの1200万画素という画素数そのものが正直必要あるかと言われれば疑問だし、そしてこれ両者に言えるけど、スマートフォンだからと甘えず、ガラケーのように高感度をもっと重視した”モバイル機器として使えるカメラ”にすべきと思う。
あとやっぱり日本語入力にATOKは素晴らしい。文節や予測変換の精度は別物で、これ使ったらiPhoneやGalaxySとかの変換はかったるくて使えないレベル。
例えるならモバイルATOKとiWnn、ATOKとMS-IMEみたいな。実入力数が少なくすみ、全く新規の文章を打ったら2~3割は速く打てそうな感じ。さらにPCのATOK辞書も入れれるという話も聞くので、そうなったらさらに使い勝手が良さそう。
ただあのATOK for Android独自のフラワー入力とやらはフリック入力以上にクセがあるなぁと。フツーのケータイ打ちで十分です、俺には。
しかしこうやって並べて使ってみると、やっぱiPhoneって良く出来てるなぁと思う。独特だけど直感的な操作が出来るのは練られてるなぁと思う。いややっぱソフトバンクだけに独り占めさせておくのはもったいないわ。
これ、スマートフォンのサイトとかで時々見かける「iPhoneはスマートフォンのらくらくフォン」というのがホント、よく解る。
もちろん自分はらくらくフォンはとんでもなく練り上げられた非常に優秀な端末と思っている。最初にそう書いた人はイヤミのつもりかもしれないが、自分は良い意味でそう思った。
逆に個々のデバイス制御の優秀さはREGZA Phoneが上。カメラのチューニングとか動画再生処理とか。他にインターフェースとかメニューとかもなんというか、理路整然な出来杉くん的な端末ってイメージ。使いこなすとスゴそうだけど、なかなか。
スマートフォンオタクな人にはiPhoneは制約がありすぎて、イジれる幅の広いAndroid端末に比べて面白くない、とか聞くけど・・・正直そこまで詳しくない人間には、そうなの?的な感じ。まぁそう思う奴はガラケーを使ってろよ、って言われるか。
あ、アレか、クルマで言うと車高調をセッティングせずにポン付けで使う、みたいなもんか。そう考えるとiPhoneはビルシュタインエナペタルの固定式で、Androidはオーリンズの調整式、って感じだろうか。
↑解る人には多分解ってもらえる例えのはず。
まぁ実際REGZA Phoneの標準画面も使い勝手悪くなさそうだし、自分はそのまましばらくは面白アプリツッコんで楽しむ方向で。
しかしイイなぁ、この暗中模索感。
仕事忙しい時の有効な現実逃避にホント、最高。
さて、寒い中の夜間工事、行ってきま~す。
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Posted at 2010/12/13 19:44:57 | |
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その他 | 趣味
2010年12月06日
クルマが一番良かった時代。
自分は実際にあった不便さを意図的に見逃し、良い所だけを極大美化する無条件の懐古趣味が大嫌いです。メリットだけを大きな文字で書き、デメリットは虫眼鏡でしか見えないサイズで書く、それと同じ行為にはただ素直に嫌悪感を感じます。
それを前提にした上で、日本のクルマが一番良かった時代というのはいつなのかな、と考えると、90年代後半から00年代前半までのクルマではないか、と思います。
あ、モータリゼーションやオーナーの意識・知識云々ではなく、単純にクルマそのもの、での話です。
もちろん居住性、電子デバイス、排ガス浄化性能など今現在のクルマとして重要視される部分、これも立派な“性能”の一部ではあると思うのですが、自分にはそこらはツールとしての性能としてはカウントできても、クルマそのものの魅力の一つとしてカウントするのには抵抗があります。
走行性能、ボディ剛性、燃費、耐劣化性、車両価格、経年維持費、快適性、内外装の質感、デザイン、走りにおける官能性・・・
具体的に書くとMR-S、100系3兄弟、ST20~セリカ、DC2~インテグラ、EK6~シビック、S14シルビア、P11プリメーラ、BB6~プレリュード、CD2アコード、FTO、GDIギャラン、BH~レガシィ、GC~インプレッサ、NBロードスター、FD RX-7、ランティスなどなど・・・
バブル期に開発され、熟成されたエンジンやサスペンションなどのデバイスが採用され、同じくバブル崩壊で一気に質感が下がった内装徐々に向上し、そして保守的と先進的の両方のデザインが乱立した時代。
まぁ熟成された、は新規作成するお金が無くてキャリーオーバーしただけで、質感の向上、は素材技術の改良でアラがカバーできるようになったのと、デザインは単純に混迷していた、という視点もありますが。
などと、先日EKシビックTypeRの後ろを走っていて素直に「トータルバランスで負けてね?今のクルマ」と思ったり。
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Posted at 2010/12/06 17:11:30 | |
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