
BRIDGESTONE Levena
小学校に上がる前に、補助輪は外れてた方がイイだろうな、と
少々早いクリスマスプレゼントを長男・ユキに自転車を。
さて、自転車に関しては
ド素人の自分、何が良いのか悪いのか、そもそも
メーカーってのはどんなのがあるのかすら解りません。とりあえず検索ワードで「子供 自転車」っと。
ずらずらっと出てきますが、さてそもそも上記の通りド素人、サイト見ても
その違いなんざ解りません。安いのは1万円を切るのからありますが、まぁコレは間違いなく海外生産品。
このご時世、少し高くともやはり日本国内にお金を落としたい、と思います。
とはいっても生産国とか、書いてないんですよね。価格が高い大人用の電動アシスト自転車とかは記載があるのがいくつかありますが、それ以外はほとんどなし。うむぅ…
とりあえずソニタブSでブリジストンサイクルのサイトを表示すると、ユキが真っ先に
「これがイイ」と指したのが、
Levena。んでそのページを見てみますと、これ
どう見たって“オトーサンが本気な人向けの子供用自転車”じゃないか。ド素人が見ても解るくらい、明確に玄人の琴線に触れるであろう言葉らしきものが書き連ねてあります。
あかん、これはあかんでぇ。
価格的に、というより自分の素人さから及び腰(ビビリ)に。ふむふむ、同じブリジストンの
bikkeとかの方がいいんじゃね?とか言ってみますが、
反応はイマイチ。その日はとりあえずそれくらいで。
そして数日後、ふと以前やった現場に自転車屋さんあったなぁと思って立ち寄ってみます。
子供用自転車なんですけど…と聞くと「これといったものが無いんだったら、向かい(某大手オモチャ屋)で買った方がいいよ」と。おおう、なんだ
このテンションの低さは。いや、このご時世だからこそ、日本国内にお金を落としたいし、国産品のマジメに作られた自転車を買い与えたいんです、と言うと、
店主の顔つきが変わる。
どうも話を聞くと、その向かいの某大手店で買った自転車の修理依頼が時々来るそうなんだけど、またコレが修理のしようがない時が多々あるとか。
ネジ山が無いとか、六角レンチが入らないとか。そうなると子供用なので使い捨てみたいに扱われる事が多くて、もう…と。
急に雄弁になる店主。なるほど、
安かろうな客の相手と使い捨てされる自転車を見て、うんざりしてたんだろうねぇ。(ちなみに
某国内規格にも否定的でした。認定シールは貼ってあるけど酷い自転車もあるとかで。)
現在、自転車で日本国内生産品ってのはホント数えるほどしか無いという。カタログをみても解らないのであれば、と問屋さんに電話して
子供用で国内生産されてるのはどれか聞いてもらう。
照会の電話待ちの間にもいろいろ話を。ってかこのメーカーはどうだとかああだとかは正直、自分が理解しきれなかったので割愛。
そして返事の電話がかかってきて、該当する唯一の自転車が…
Levena。
息子よ、お前の審美眼は正しかった。
bikkeも国内生産品じゃないけど悪い品じゃないから、と聞いてとりあえず返事を保留。Levenaは価格的には3万円オーバーと子供用自転車としては高級な部類に入る。bikkeで2万円半ば、前述の激安だと1万円を切るのはザラにある。でもまぁ
大事に使えば次男も乗れるだろうし、あんま使い捨てみたいな事はしたくないし、と考える。
というか激安自転車がメンテナンス出来ないってのは初めて聞いた。試しに検索してみると、なるほど、確かに加工精度が悪いとか消耗品の交換を前提としてない作りとかチラホラと。いやまぁ確かにパーツを取り寄せるよりは
新しく買った方が早いって価格の製品なんだろうけど、それでもメンテナンスが出来ないシロモノというのは、それだけでなんかイヤだわ、やっぱ。
そしてオーダー。ザックリ電卓を叩いてコレでどう?と言われた価格は
結構な値引き。オケ。
しばらくし、届いたその日の夜、家族で自転車を取りに行く。
組上がって補助輪もついたLevenaは確かに格好イイ。ってか自分もこんな
ちゃんとした自転車、乗った事ないわな。んでフッと持ち上げてみると、これが
すごく軽い。注文してから届くまでにいろんなページを見て予備知識として軽いとは知っていたけど、実際持ってみるとその差は歴然。コレ、子供が使うにはやはり大きい差だと思う。
ユキは大はしゃぎ。早速乗って帰ろうとするんで
ヘルメット買ってからな、と。
ヘルメットはそんな品質変わらないんでたくさん置いてある所でフィットするのを選んで買うとイイよ、と言われたのでそのまま向かいの某オモチャ屋に。
さて、ここで自分の中の
“何かカスタマイズしないと気がすまない”悪い虫がムズムズと。
やっぱさ、自転車で怖いのは
盗難じゃないか。
そしてもっとも効果の高い盗難対策ってのは高価なカギを付ける事でも、盗難登録のシールを貼る事でもない、
「盗んでもカンタンに使えない」状態にする事。そう、クルマでいうなら
「もっとも効果的な防犯対策はボディ全体にアニメキャラをペイントする」事であるのと同じく。
盗む・売るメリットよりも売れる・使える状態にするデメリットが大きければいい。
かといってせっかくの格好良いデザイン、余計な事はしたくない。基本マットブラックのボディにレッドのラインが入っているんだから、
フレームにレッドで名前を入れるのがベスト、か。
Y.Matsushitaってのをいくつかのフォントでサンプルを作る。
カッティングマシーンを使うとはいえ、筆記体のようなのは
ちょい手間。やはりゴシック的な線の太い方が
楽なんだよね…でも車体の
Levenaって文字からして筆記体だから似合うのはやっぱ筆記体なんだよな、と思いつつユキにどれがイイ?と聞いてみる。
即答で筆記体。
本当にお前は審美眼があるよなぁあああああああorz
さてカッティングマシーンで切り出してマスキング素材を作り、フレームに貼付。
その他のスプレーがかかる部分をゴミ袋やマスキングテープで隠して
サフェーサーを吹く。
続いてレッド(トヨタ純正スーパーレッド)を吹いて…
マスキングを剥がすと!
文字も一緒に綺麗サッパリ剥がれるじゃないか!!
フレームに施された
コーティングがサフェーサすら受け付けないとは!シンナーにも耐性があるコーティングなのか…筆記体で線が細いから耐水ペーパーではアシツケもそんなキレイに出来ないし…よく見たら
ブリジストンのロゴもLevenaのロゴもプリントじゃなくてシールじゃねぇか。
むう…こうなれば仕方がない。
耐候性が高く粘着力の高いちょい高価なカッティングシートを購入し、貼り付ける事に。
親の敵のようにアプリケーションシートをこすりつけて完成。
時間が経てば
シールの部分以外が擦れて、剥がしても名前が残るようになるだろうし、これで良し!(ってか自分の技術的にはコレが精一杯)
子供には、出来うる限り、本物を与えたい。
本物は自分の手で触れないと、解らない。
そして本物を知るからこそ、妥協に意味が出てくる。
あと、これ品質とは関係ないけど。
事故るなよ。気をつけて乗れよ。
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Posted at 2012/10/29 18:06:48 | |
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