結果は付きました。
取付工程や取り付け後の写真撮ってません。
なぜなら純正マフラー外すときにエキゾーストのフランジ止める所のボルトが折れたからです。
しかも中央の2本が。

まあよくあることですね。
ボルトはステンレスの8㎜でした。
道具とかも持ってるしまあ何とかなるでしょと道具をかき集める。
〇折れたボルト外すのに集めた道具
・長いセンターポンチ
・ハンマー
・ドリルセット1㎜~6㎜くらいの
・インパクトドライバー
・ドリルチャック、インパクトドライバーにつけれるの
・ショックドライバー
・エキストラクター9.5sqのやつ
・エアーリューター
・タンガロイ3㎜くらいのやつ
・ケガキ針
・タップセット
大体こんなもん。
では作業に移ります。
マフラーはすでに外れています。
作業しやすいようにフロントホイールとフェンダーを取り外します。
なのでバイクジャッキでジャッキアップ。
キャリパー外してホイール、フェンダーを外しました。
オイルクーラーも邪魔なのでマウント部分だけ外します。
折れたボルトのセンターにポンチを打つ。
何度打っても構いません、とにかく中心に打つことが大事。
3㎜ドリルで穴をあける途中で折れてしまいました。
しかもドリルを押していたためジャッキが外れてしまいました。
ジャッキが凸型のため途中で引っ掛かり転倒は免れましたが転倒していたら目も当てられません。
牛れにずれないように1速に入れ輪留めも使うといいかもしれませんね。
小型の油圧も持っていたので右下のエンジンマウントあたりをジャッキアップし
後輪、サイドスタンド、油圧ジャッキといったかんじでフロントを浮かせて
再度バイクジャッキを付けなおしました。
作業再開です。
次はフレームを持ち自分の方に引きながらドリルを押し当てるように穴あけを行いました。
4mmドリルでは折れることなく奥に進んでゆき見事貫通しました。
雄ネジの長さにに対して雌ネジの長さはタップを切るために奥に余裕があるです。
ボルトに関しても締め付けるために奥行きに余裕があるのです。
最低でも5㎜はあると思います。
(一般的にはです、違うものもあるかもしれません)
※ボルトのセンターにまっすぐ穴をあけて貫通させることが大事です。
後にこれが事態を救うこととなります。
次に4~4.5~5~5.5といった感じでドリルのサイズを変えながら穴を大きくしていきました。
次に4㎜のエキストラクターとショックドライバーを合体させてハンマリングします。
逆ネジの部分がすべて入ったのでここでラチェットに変えて力を入れたとたんに
バリっとエキストラクターが折れてしまいました。
さあ覚悟を決めましょう。
これで綺麗に折れたボルトを取ることは出来なくなりました。
折れたボルトの中心には鋼でできたエキストラクターに先端があるため
ドリルの歯が立ちません。
仕方がないのでセンターポンチでボルトの根元をたたきます。
中心に穴をあけてパイプ状になったボルトはちぎれて取れてしまいます。
中心残ったエキストラクターとポンチが当たりポンチの先端は割れてしまいました。
割れたポンチの角を使いながらポンチが欠け、エキストラクターが欠け、を繰り返しながら
飛び出していた部分はなくなってしまいました。
もうどうすることもできなくなりました。
打つ手がなくなりましたが隣にも折れたボルトがあるので
そちらに取り掛かることにしました。
ドリルで6.5mmまで穴を広げて薄いパイプ状になった雄ネジを(ヘリサートみたいな感じ)
ケガキ針でネジパイプを内側につぶすようにほじくりながら、
硬いところはリューターで削りながら少しずつ削り、いくつかネジ山が出てくると
8㎜のタップを立てます。
雌ネジの谷を埋めるように雄ネジの山があるだけなのでタップを立てると雄ネジがタップで
奥に押され噛みこんでいた雄ネジと雌ネジの間に隙間ができます。
しかし中心に穴が開いていないためボルトの断面は三日月形になってます。
リューターで削りながらボルトの山の数だけ三日月を取り除き隣のボルトは除去できました。
何もない状態で新たにタップをかけ直しPC用のエアーダスターで雌ネジの中の切り屑を飛ばし
中の状況を確認ボ。
ルトの中心に穴が開いていないため若干雌ネジの山も削ってしまっています。
これが嫌だからエキストラクター使ったのになぁと思いながらふと気付きます。
ボルトにあけた穴を貫通させていたことを。
それならボルトに残ったエキストラクターを打ち込んでボルトを貫通させてしまえばいいのでは?
先端が欠けて平らになったポンチを使って残った先端を叩いてみると奥に入っていきます。
ポンチと9.5sqの4㎜六角レンチを使い硬いですがハンマリングで見事先端を貫通させることに成功しました。
後は隣と同じく穴を拡大させて地道に雄ネジの残骸を取り除き
奥に転げっているエキストラクターの先端を回収することができました。
ということで無事?
折れたボルトを取り除くことができました。
ただここに至る前に失敗したことがあります。
・どうせエキストラクターで抜くんだからと最初の穴あけを中心に開けていなかった。
穴が大きく中心よりズレていたのでヘッド側の雌ネジの山を大きく削ってしまう結果となった。
・ステンレスボルトにエキストラクターは使用できないようです。
(そう記載しているところがあった、じゃあ今回みたいにステンの時はどうすんの?)
結果的によかったのはボルトにあけた穴を貫通させていたことです。
貫通させていなければ鋼の先端が邪魔をしてどうすることできなかったでしょう。
手持ちの工具では。
どうやら折れたタップをも削る刃物があるようです。
電気でタップを砕くヤツは知ってたけど、刃物は知りませんでした。
今後のために買っとくのもいいかもしれません。
調べるのが面倒だし、高そうだからほっとくけど。
折れ込みタップ除去 で検索すると動画も含め色々出てきます。
サックっと交換して出かけるつもりが4時間もかかっちゃいました。
あと炎天下での作業中に汗が出なくなり動悸が早くなってるのを感じました。
これは熱中症の初期症状です。
暑い日はこまめな水分、塩分補給、休憩を行いましょう。
以上終わり。