鳴滝のブログ一覧

ここ10年以上、運転中に煽られた経験はありません。

車種的に煽られにくいということもあるでしょうけれど、周囲(特に後方)の状況をよく確認・把握して運転するよう心掛け、煽られる原因となるような行動をしていないからだと自負しています。

そのため事故時の映像証拠としてならまだしも、昨今の煽られ対策としてのドラレコ装着の風潮には懐疑的で、ドラレコの必要性をまったく感じていませんでした。

しかし最近になって、ルームミラーにかぶせてリアカメラの映像を常時表示するタイプのドラレコの存在を知り、俄然興味が沸きました。
ドラレコは要らないけれど、このシステムはリアが見にくいスポーティカーには打ってつけなのではないかと。
まぁ大型トラックやバスには前々から搭載されていたものなので目新しい技術ではないのですが。

というわけで試してみたかったので購入してみました。

本体＋ヒューズボックスからの降圧ケーブルのセットで11,000円ほど。
取付をポルシェセンターに依頼すると工賃で2万円程度かかるらしく、本体より高くつくのが惜しいのでDIYにて。


リアカメラはリアウィンドウの頂上部へ。
配線は内装を剥がさなくてもルーフとガラスの間に押し込められました。


ドア上部の配線はゴムパッキンをめくった内側へ。


アースはグローブボックス左側のパネルを外した中にあるナットへ。余った配線もここにまとめます。


電源は助手席側ヒューズボックスから。
一番左下のブランクがACC12V、下から2段目左から3番目のブランクがバッテリー直の12Vです。
ケーブルがミニ平型だったけれど、問題なく刺さりました。蓋をしてしまえば抜けることは無さそう。



上：普通のミラー　　下：ミラーカメラ

印象としては、普通のミラーよりも後方左右が2倍程度広範囲に見えるようになります。
が、広範囲に見えるということは反面、全体としては小さく映るので後続車が実際よりも後方に居るように感じます。
しばらくはドアミラーを併用するなどして見え方の慣れが必要でしょう。

画質とフレームレートは値段相応ですが、凝視するものでもないのでギリギリ許容範囲でしょうか。
不自然を感じない程度にするには倍の解像度とダイナミックレンジ、60fpsが欲しいところ。

画面をオフにすれば少し暗いけれど普通のミラーのようにも使え、状況によって切り替えられるので装着していてデメリットになることは特にありません。
より広範囲に後方が見えるようになるので安全運転に貢献してくれることでしょう。

コルベットC8は2LTパッケージ以上でこのシステムが付くそう。
ポルシェもメーカーオプションで付けられればいいのに、と思うくらいには良いシステムです。