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これまで録画したTV番組やPC内の動画を見るのにはPS3を使用してきましたが、ファン騒音や対応フォーマットの少なさによる将来の不安があり、またテレビやプロジェクタを4Kに買い替える予定もあるので、巷で評判の良いOPPO UDP-205を導入してみました。

4K機器やUHD Blurayのソフトを持っていないので、あくまでも前述の使用用途の観点から評価してみます。


・画質
低レート動画のブロックノイズやバンディングをそこそこ綺麗にしてくれる。
インターレス動画のコーミング除去も問題なし。


・音質
電源ケーブルとインターコネクトケーブルをAkurateDSMと同じ条件にして弦楽曲やアニソンを試聴。
原音再生系でクリア。音をくっきりはっきり聴きたい時には良い。が、奥行方向の立体感に乏しく、艶が無い。
弦楽曲は練習用のヴァイオリンで弾いてるような鳴り方をする。
Aqours等の多人数で歌うアニソンは1人1人の声がきちんと聞こえるのは良いが、やはり乾いた歌声に聞こえる。

音楽に包まれるとか、リラックスできるとかいうのとは縁遠い。逆にこの音質は映画や動画を見るのには最適なのかもしれない。

なお、標準ではOPPOのアプリしか使用できないが、BubbleUPnP ServerでOpenHome化すればLUMIN App等の汎用UPnPアプリも使えるのでネットワークプレイヤーとして使えなくもない。
ただしギャップレス再生には対応していない。


・対応フォーマット
H265 10bitの動画や音声がロスレスの動画も再生可。
（※当初12bitが再生可と投稿しましたが、確認ミスで10bitまででした）
VFR(可変フレームレート)の動画を再生すると音ズレする。A/V同期機能でも修正不可で致命的にダメ。


・インターフェイス
SMBでは条件不明のファイルソートをする。自分で条件を指定しての再ソートは不可。
よく使うフォルダの登録もできないので、使うたびにフォルダの掘り下げ操作を強いられる。
メニューの操作性が悪い。一番下の項目を選択時、さらに下を押しても一番上に戻らない。
再生終了後の動作を指定できず、問答無用で次の動画を再生する。
メニュー画面ですらたまにフリーズする。

iOSアプリのOPPO Media Controlで操作することもできるが、これのSMBのファイルソートも条件不明で、しかも微妙に本体側と違う。意味不明。もちろん再ソートは不可。
タップで操作できる分、本体をリモコンで操作するよりも楽に目的のものを再生できるが、これで操作していると本体がよくフリーズする。


・・・

以上、期待していただけに残念な結果でした。自分のような使い方をする人が居ないので巷では高評価なんでしょう。
こんなAndroidの無料アプリですら解決済みのことを20万する専用プレイヤーで出来ないとは、情けなくて涙が出てきそうです。
VFR動画の問題が無ければインターフェイスは我慢して使うのもアリですが、あいにく我が家の動画は7割方がVFR。
さて買ってしまった以上、どう運用したものか・・・。


結論：H265や4Kはまだいいやという場合、今でもなおPS3がメディアプレイヤーとして最有力。