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ポルシェ車で唯一乗ったことが無かったパナメーラ(MY2018のS)を試乗してみました。
なんとなくパナメーラの招待フェアに応募してみたところ、「ぜひ試乗を」的な案内が来たのがきっかけです。



走りは確かにまごうことなきポルシェだし、エアサスで乗り心地も良いし、内装もおもてなされ感があり満足度が高いものの、どうしても許容できない点が一つ。

それはフロントタイヤからのノイズ。
911よりも音量が大きく、しかも重く低い「ドン」という音質なので路面の突起を乗り越えるたびに萎えてしまいます。
低音が苦手な自分には厳しいですね。荒れた路面では頭痛がしてきそうです。

そんなこともあって、街乗りや山道ではなく高速クルージング向きの車だなという印象でした。

VW745のソフトウェアアップデートがあり、後発のVW855に搭載された「デジタルフォーカスオプティマイザー」と「デュアルコントラストコントロール」が利用可能になりました。

デジタルフォーカスオプティマイザーはリアリティークリエーション内に新たに設定項目が加わった機能で、ざっくり言うと輪郭がシャープになります。
オンオフできますが、特にデメリットは見当たらないのでオフにする理由は無いでしょう。


デュアルコントラストコントロールはシネマブラックプロ内のレーザーライト設定が「アドバンストアイリス／レーザーライト設定」に名称変更され実装されています。
VW745には物理的なアイリス機構は搭載されておらずレーザー光の強弱のみで明暗をコントロールしていると認識していたのですが、アドバンストアイリスが実装できるということは、実はアイリスが搭載されていたということなのでしょうか。

この機能はアイリス部分のみをオンオフできないので効果の比較はできませんが、確かに以前より暗部がより沈んで表現力が増した印象です。

レンズ以外はVW855とほぼ同じになるというかなり良心的なアップデートで、VW745を買っておいて良かったと改めて満足感が高まりました。


なお、Sony公式サイトの手順通りにアップデート作業を行ったにも関わらず、作業終了後に電源を入れてもインジケーターが点滅たまま沈黙しリモコンにも無反応になってしまいました。
そのため何度か電源を抜き刺ししたりして、ソフトが飛んだのかと本気で焦ったのですが、放っておいたら完了していました。

どうやらファームウェアインストール後の初回電源投入時にアップデートが始まる(約10分)らしく、ここで電源を抜いてはいけなかったようです。
かなりチャレンジフルなことをしてしまっていたようで、壊れなくて本当に良かった。

というか手順にそう書いておいてほしかった・・・。