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K-viviの"バグたん" [スバル R2]

R2というクルマ④

投稿日 : 2022年05月03日
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2005年11月24日からアプライドをC型に移行。

このアプライドから、スプレッドウイングスグリルをフロントバンパーから完全に消し去り、前アプライドの「カスタム系」に手を加えたモノが標準モデルの「顔」になった。

より"コンサバティブ"な感じを求めた結果だろう。

そして、視認性の悪さが指摘されていたリヤドアのガラスも、ドアパネルごとデザイン変更された。

もはや、「エモーショナル」だの「デザイン優先」だの「スペース効率は二の次」などのコンセプトは、販売不振のクルマには邪魔なだけ感が滲み出ているようなマイナーチェンジであった。

ただ、機能面と走行性能面での進化はしており、ソコはまだスバル軽の最前線に立たせているだけの事はあった。

そんなR2のアプライドCを見ていこう。
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Customをベースにメッキをあしらったグリルを持つフロントバンパーデザインに変更された他、テールランプがレンズの凹加工とインナーブラック化され、リヤゲートガーニッシュとリヤバンパーカバーの追加、ハイマウントストップランプの追加、ハロゲンヘッドライト車にマニュアルレベライザーの追加、HIDヘッドライト車はオートレベライザーに変更。

オートレベライザーの導入に伴い、左リヤラテラルリンクにセンサーユニット取付けブラケットが新設され、HID装備車にはセンサーユニットが取付される。
また、オートヘッドライトレベラー警告灯と、それまで装備していなかったフロントフォグランプ表示灯がメーターに追加された。

他にもフロントシールドとフロントドアガラスがUVカットガラスに変更された他、後方視界の改善の為にドアミラーの曲率をR1000→R700に変更して視野を7.6度拡大した他、リヤドアにステーショナリーウインドゥを追加してガラス面積を拡大したデザインに変更している。

内装面では、これまでフロスティパールのみだったインストルメントパネル加飾のカラー変更がされ、アイボリー内装ではアイボリーに、オフブラック内装ではグレーに変更した他、オフブラック内装ではリヤピラーのアッパートリムをブラックからアイボリーに変更。
また、リヤドアのロックノブ装着位置をBピラー寄りからCピラー寄りに変更した。

加えて、リモコンキーのカラーを青から黒に変えている他、インパネシャワーライト装着車のインパネシャワーライト消灯スイッチを廃止した。

これらの仕様変更にプラスして、車両重量が10kg増加した。

排ガス規制区分は、NA車がDBA(平成17年度排出ガス規制適合+75%低減レベル認定車)に変更されたが、MSC車はABAのまま(平成22年度燃費基準達成車)であった。

ボディカラーは、エレガントカラーを中心に変更。

・エレガントカラー
コーラルオレンジ•メタリック、ミスティベージュ•メタリック、ルミナスグリーン•パール、アストラルブルー•オパール、シルキーホワイト•パール(15,750円高)の5色
・スポーティカラー
ベリーレッド・メタリック、シャイニーシルバー・メタリック、オブシディアンブラック・パールの3色、計8色を設定する。

メーカー装着オプションは、2灯式HIDハイ&ロービーム・プロジェクターヘッドランプ、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤゲート)が用意されたが、SRSサイドエアバッグ&フロント・アクティブセイフティシートのみ、「iグレードアップパッケージ装着車」から上のグレード、それもi-CVTモデルのみになった(つまり、5MT車に装着されなくなった)。

また、この型からスマートキーレス(ハザードランプ連動)、イグニッションキー照明、助手席マルチユーティリティシート、助手席アンダートレー、サブトランク(アンブレラ収納付)を組み合わせた「ユーティリティパッケージ」が新たに追加されている。(ただし、グレードアップパッケージを装着していない「i」は含まない)
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「i」は電動リモコンカラードドアミラー(黒)、マニュアルエアコン、CDプレイヤー&AM/FMチューナー[2スピーカー]、トリコット撥水シート、運転席バニティミラー、電波式キーレスエントリー、14インチフルホイールキャップを標準装備したベストバリューグレード。

このアプライドで廉価版の「i casual」が廃止された為、「i」がその位置づけになった。
その為、電動格納式カラードドアミラー→電動リモコンカラードドアミラー(黒)、インテグレーテッドCDプレイヤー&AM/FMチューナー→CDプレイヤー&AM/FMチューナー、運転席シートリフターとリヤヘッドレストが廃止された他、インパネアクセサリーソケットまで廃止した事で、「i casual」よりも15,750円安い840,000円を実現した。

SOHCエンジンが搭載され、その組み合わせとして5MTかi-CVTのどちらかを選択出来るのは変わらない。

メーカー装着オプションは、フロントフォグランプと4センサー4チャンネルABS(EBD&ブレーキアシスト付)が設定されていたのは前の型と変わりないが、新たにiグレードアップパッケージ(電動格納式カラードドアミラー、インパネアクセサリーソケット、ダイヤル式運転席シートリフター)が用意された。

<基本データ>
型式
2005.11~2006.4
2WD:5MT/DBA-RC1C57A・i-CVT/DBA-RC1C57B
4WD:5MT/DBA-RC2C57A・i-CVT/DBA-RC2C57B
エンジン
EN07E(直列4気筒DOHC8バルブEGI)
圧縮比
10.5
46ps/6000rpm,5.9kg・m/5200rpm
トランスミッション
5MT/i-CVT
車両重量
2WD・5MT:780kg/i-CVT:810kg 4WD・5MT:820kg/i-CVT:850kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:5MT/840,000円・i-CVT/9892,500円
4WD:5MT/949,200円・i-CVT/1,001,700円
※寒冷地仕様は5,250円高
4
「R」は電動格納式リモコンカラードドアミラー、タコメーター付アクティブメーター、マニュアルエアコン、CDプレイヤー&AM/FMチューナー[2スピーカー]、トリコット撥水シート、運転席シートリフター、運転席&助手席バニティミラー(照明付)、インパネシャワーライト、助手席シートバックポケット、電波式キーレスエントリー、14インチフルホイールキャップ、i-CVT info-ECO機能を標準装備したメイングレード。

このアプライドでは、それまで標準装備だったインテグレーテッドCDプレイヤー&AM/FMチューナーを廃止し、「i」と色違いなだけのCDプレイヤー&AM/FMチューナーとなり、14インテアルミホイールはフルホイールキャップ付のスチールホイールにグレードダウンされた他、フロントフォグランプが廃止された。

エンジンは、DOHC16バルブにAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)が搭載され、その組み合わせとして5MTかi-CVTのどちらかが選択出来る仕様は変わらない。

価格はホイールとオーディオ、フロントフォグランプの分を落としたのもあってか、42,000円安くなっている。

フロントフォグランプはメーカー装着オプションにて設定されていた。

<基本データ>
型式
2005.11~2006.4
2WD:5MT/DBA-RC1C58C・i-CVT/DBA-RC1C58D
4WD:5MT/DBA-RC2C58C・i-CVT/DBA-RC2C58D
エンジン
EN07D(直列4気筒DOHC16バルブAVCS-EGI)
圧縮比
10.5
54ps/6400rpm,6.4kg・m/4400rpm
トランスミッション
5MT/i-CVT
車両重量
2WD・5MT:790kg/i-CVT:820kg 4WD・5MT:830kg/i-CVT:860kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:5MT/1,081,500円・i-CVT/1,134,000円
4WD:5MT/1,190,700円・i-CVT/1,243,200円
※寒冷地仕様は5,250円高
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「Refi」は2005年11月24日のマイナーチェンジで追加された特別仕様車。

「i」の装備にプラスして、フロントフォグランプ、専用ビタミンCエアコン、フロスティパール色インストルメントパネル加飾、インテグレーテッドCD+MDプレイヤー&AM/FMチューナー[2スピーカー]、インパネアクセサリーソケット、専用アミノ酸(フレシール加工)シート、専用UV&IRカットフロントガラス、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤゲート)を装備した「充実うるおい」グレード。

「i」がベースなのでSOHCエンジンが搭載されるが、組み合わされるトランスミッションはi-CVTのみだった。

ボディカラーは、専用色のクリームイエロー•パールの他、コーラルオレンジ•メタリック、アストラルブルー•オパール、ミスティベージュ•メタリックの計4色展開。


<基本データ>
型式
2005.11~2006.4
2WD:i-CVT/DBA-RC1C55B
4WD:i-CVT/DBA-RC2C55B
エンジン
EN07E(直列4気筒DOHC8バルブEGI)
圧縮比
10.5
46ps/6000rpm,5.9kg・m/5200rpm
トランスミッション
i-CVT
車両重量
2WD・i-CVT:810kg
4WD・i-CVT:850kg

最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/997,500円
4WD:i-CVT/1,106,700円
※寒冷地仕様は5,250円高
6
「typeS R」は2005年11月24日に追加された「typeS」の1グレード。

「R」の装備にプラスして、クリアサイドターンランプ、インテグレーテッドCD+MDプレイヤー&AM/FMチューナー[2スピーカー]、フロスティパール色インストルメントパネル加飾、UVカット機能付濃色ガラス(リヤドア・リヤゲート)の他、独立3眼エレクトロルミネセントメーター、シルバー塗装加飾付きホーンパッド、本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトレバー、アルミパッド付スポーツペダル、専用カラーシート、ガンメタリック塗装14インチアルミホイールを装備。

「R」がベースなのでDOHC・AVCSエンジンが搭載されるが、トランスミッションはi-CVTのみ。

ボディカラーは「CUSTOM typeS」を引き継ぐ。

<基本データ>
型式
2005.11~2006.4
2WD:i-CVT/DBA-RC1C5GD
4WD:i-CVT/DBA-RC2C5GD
エンジン
EN07D(直列4気筒DOHC16バルブAVCS-EGI)
圧縮比
10.5
54ps/6400rpm,6.4kg・m/4400rpm
トランスミッション
i-CVT
車両重量
2WD・i-CVT:820kg
4WD・i-CVT:860kg
最小回転半径
4.7m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/1,249,500円
4WD:i-CVT/1,356,700円
※オーディオレス仕様は42,000円安
※寒冷地仕様は5,250円高
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「typeS S」は2005年11月24日に追加された「typeS」の1グレード。

「S」の装備にプラスして、クリアサイドターンランプ、独立3眼エレクトロルミネセントメーター、本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトレバー、アルミパッド付スポーツペダル、専用カラーシート、ガンメタリック塗装15インチアルミホイールを装備。

とはいえ、「S」の標準モデルは消滅しているが…。

DOHC16バルブ・スーパーチャージャーエンジンが搭載され、オートエアコンを装着するが、トランスミッションは相変わらずi-CVTのみ。

このアプライドから、フロントスタビライザーがR1と同じ中実Φ17mmのモノに変更されている。

<基本データ>
型式
2005.11~2006.4
2WD:i-CVT/ABA-RC1C5HF
4WD:i-CVT/ABA-RC2C5HF
エンジン
EN07X(直列4気筒DOHC16バルブ・インタークーラー付スーパーチャージャーEGI)
圧縮比
9.0
64ps/6000rpm,10.5kg・m/3200rpm
トランスミッション
スポーツシフトi-CVT
車両重量
2WD・i-CVT:840kg 4WD・i-CVT:880kg
最小回転半径
4.8m
メーカー希望小売価格
2WD:i-CVT/1,422,750円
4WD:i-CVT/1,531,950円
※オーディオレス仕様は42,000円安
※寒冷地仕様は5,250円高
8
アプライドC型へのマイナーチェンジでの変更は賛否両論あったが、当初のコンセプトを曲げてでも売りたいというスバル開発陣の熱意は伝わってきた。

新たにメーカー装着オプションに設定されたユーティリティパッケージも、マルチユーティリティシート専用カラーのシートではなくなったものの、助手席アンダートレーやサブトランク(アンブレラ収納付)、イグニッションキー照明が追加され、スマートキーレスもオプションカタログの電子カードキーとは違うデザインのリモコンキーとなり、ハザードランプ連動タイプになっていたりする。

とはいえ売れ筋が相変わらず、旧型感が日増しに強くなるプレオでは先が見えていたので、新たな売れ筋となるワゴンモデルの開発が急務となっていた事だろう。

しかし、R1には及ばないものの、プレオより軽量で足回りが新しかった分、走行性能的な部分は優れていたから、そこにはR2の存在価値はあったと思われる(MSC車にMTがないとかいうMT信者は別にして)。

まぁ、…ライバルにはKeiやアルト・ラパン、ミラジーノやエッセがあったので、NAでもその分野で競争率を勝ち抜けるかどうかは別問題ですがね…。


そんなアプライドCに進化したR2、皆さんの評価はどうですか?

では、また…。


気が向いたら⑤に続く…かも。

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