
震度6弱の所に居た兄から地震直後に携帯メールで「家には帰れないけど無事」との知らせ。土曜日には帰れるのだろうと安心していたがその後一切連絡が取れなくなった。実家にも連絡が取れない。電話しても話中のまま。隣に住んでいる兄に電話しても呼び出し音は鳴っているようだが出てくれない。兄の携帯電話しても電源が入っていないか電波が届かない所にいるというアナウンスでつながらない。心配なので様子を見に行くことにした。電車も止まっているし、高速も封鎖されているので渋滞覚悟で下道で行くしかない。まずはガソリンを入れようと近所のスタンドに行ったが既に売り切れ、しばらく走って開いているスタンドを発見しようやく満タンにする。朝飯も食べずに飛び出したので朝マックでもと思ったらパンケーキかハッシュドポテトかパイしかないと言われた。ベーコンポテトパイとコヒーを買って実家を目指す。ナビでは115kmの距離。所々渋滞する国道をただひたすら北上する。ガソリンスタンドは殆ど閉まっている。開いている所は大渋滞。コンビニも人が並んでいるが扉は閉まっている。国道なのに信号が消えている上、警官の誘導もない。実家に近づくにつれ、道に段差が目立ってくる。古い家の塀は壊れているし、日産のディラーは天井が落ちている。本田のディーラーはガラスが全て割れていた。たかだか115kmを5時間半掛けてようやく到着。停電と断水にはなっているが全員無事だった。なぜ連絡が取れないかというと、携帯が圏外になっているではないか!家の固定電話もまったくつながらない。全ては停電のせい。本来停電でも電話はつながるはずだが、NTTの局舎も停電しており交換機もダウンしているようだ。携帯も基地局が停電でNG。携帯が圏外なので災害掲示板も使えないという有様。とりあえずホッとしたが、こんなことならポリタンに水を入れてくるんだった。急いで出てきたので失敗した。そんな訳で往復11時間の安否確認の旅は終わった。
Posted at 2011/03/13 23:19:39 |
トラックバック(0) |
その他 | 日記