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妻のポロの車検のため昨日代車のゴルフ4に乗ってみました。10年以上経過して走行距離は8万キロ超えと、C3の相手にとって不足はない、か？

これが結構ボロかったのです。ショックアブソーバー（ダンパー）が抜けているのか、普通に走っていると気にはならないものの舗装状態の悪いところを走るとボロさ全開です。あとステアリングが変に重い（不具合かと思うような）のも気になりました。

オートマの変速はまずまずですが、やはり普通のオートマです。エンジンブレーキが効きません。その点C3のAL4は素晴らしい。ちなみにアクセルとブレーキはパンダさんより少し過敏というくらいで大きな問題なし。

C3もボロさは十分感じますが、こんなに痛んでいません。今までのオーナーの使用状況と片付けていいのか、それとも経年変化ってかなり重要なのか。C3はもっと早くダンパーが痛んですでに交換していたというオチなのか（汗）。

何より運転して気持ちいいのはC3です。単純に私に合っているというだけかもしれませんが、ゴルフとかポロよりC3の方がいいと思う人、結構いるんじゃないかと思います。

ついついYahoo自動車（carview）の口コミ・評価を82件全部読んでしまいました。これは今まで何度も読んでいますし、今回C3を買う時の参考に大いになりました。

初代C3については前期モデルは1400ccの4段トルコンATと1600ccのセンソドライブ（MTベースの5段AT）、途中2006年3月にマイナーチェンジがありその後は1400㏄がセンソドライブ、1600㏄が4段トルコンATとなぜか逆になっています。

前期の1600㏄センソでブレーキが過敏という感想が目立ちました（23件中7件）。1400㏄4段ATだと20件のうち1件だけ。後期モデルは1600㏄の4段ATのインプレが1件あったのみですので参考になりません。

不思議なのは一番過敏という意見が多かった前期型1600㏄センソでも過半数の人はそれを問題にしていないところ。こういうもんだと思っているのか、それとも仕様というより個体差なのか。

ATミッションについてはAL4についてもセンソドライブについても賛否両論。センソドライブについては慣れればOKという意見が目立ちましたが、AL4は結構否定的な意見が多かったです。私は大好きなのですがATしか乗らない人にはなじめないんでしょう。

現行C3のインプレも40件くらいありました。気になったのはステアリングがかなり軽いこと（パワステ強すぎ）、AL4の制御がより積極的にシフトアップするように変更されたこと（エンジンブレーキも弱くなった）、この2つです。ちなみにブレーキが過敏という意見は1件のみ。

現行モデルはBMWと共同開発のエンジン、小回り性能アップ、この2つが魅力的ですが、トータルでは初代の方が私にはいいかもしれません。というか買い替えるつもりだったのかい（爆）。

いずれにしても買う時には試乗が必要ということですね。しかもブレーキとATのフィーリングにしっかり注目して試乗すること。私も実は妻のポロの過敏なブレーキは試乗時に何も感じませんでしたから（汗）。C3の試乗の時はバッチリでした。

シトロエンC3初代、乗れば乗るほどに魅力的に感じられます。ひょっとしたら自分はこういう車を求めていたのかも、とさえ思います。

あれだけイタリア車が好きで、やっぱりエンジンの味わいとシフトの楽しみがないとね、と言っていたわけですが、その両方ともさほどではないC3が気持ちいいのです。これは価値観がシフトしたのではなく、全く違う別のものを見つけたのだと思います。

森慶太さん提唱のNHK（ノホホンと快適）、私はこの概念を「ノーストレスで運転でき、快適性が高い」と理解していました。C3に試乗して、NHK度は高いということはすぐにわかりましたが、数回乗ったあとはもう少しプラス材料として「積極的にこの車に乗りたい」に近いような感じがありました。

「もしこの車が今新車で買えたとしたら」「現行型C3って、最近まではエンジンはBMWと共同開発のあれで、AL4で、幅は3ナンバーサイズだけどうちのC3より小回りが利くし・・・」なんて妄想が始まったのは、すでに何かにとりつかれているからでしょう。

蛇の毒、サソリの毒という言葉はありますが、シトロエンにもそういうものがあるのかもしれません。私が今までに感じたことのない、不思議な魅力を持った車です。

森さんはエンジンの味とかシフトの楽しみとかそういうものにはこだわりがないようですが、私はそうではないのでNHK度の高さにプラスアルファを求めてしまいます。そういう意味では私にとってパンダさんもC3もプラスアルファのベクトルが違うだけで両方とも素晴らしい車ということになります。

フランス車は3年ほど前に現行モデルのC3の試乗をしたことがあるだけで、その時は高級感はあるけど欲しいという気持ちにはならなくて、そのままでした。そんな今、次期愛車は今まで乗ったことがないフランス車、特にシトロエンにしようと思っていろいろ調べてみました。

いろんな方の記事を読んだ印象として（フランス車についてなのかシトロエンについてなのかはわからなくなっていますが）一度試乗したくらいではわからない独特な乗り味があって、しばらく乗るとわかってくるような感じ、このあたりがかなり気になりました。

サイズは4m×1.7m以内、できればパンダサイズ希望なので候補はシトロエンC2／C3、プジョー206、ルノートゥインゴ（2代目）／ルーテシアあたりです。当初はMTで探したのですがちょうどいいモデルがありません。シトロエンC2は1600ccにVTSというモデルがあるのですが足が硬すぎるとのこと、プジョー206はMTの場合ペダル配置に難があるとのこと、トゥインゴはGTというターボしかない、ということでMTを選ぶとしたらルーテシアしか残りませんでした。

ルーテシア、結構お買い得価格ですしいい感じです。しかしどうしてもシトロエンがひっかかります。私の中でのシトロエンは変態（オーナーの方々すみません褒め言葉です）というイメージ、そしてハイドロでなくてもハイドロのような？乗り心地だとかで摩訶不思議。

ふと、AL4のことが頭をよぎりました。世間的にはシフトスケジュールが日本の交通事情に合わないとかよく壊れるとかイメージ極悪のオートマ、しかし私の大好きな評論家である森慶太さんによると最高とのこと。もし最高だったら乗るしかないかな、とばかりに狙いをシトロエンC3に絞り、より年式の新しいものとしたら後期型1600cc、と自動的に決まってきました。

カーセンサーとかgooとか見ると相場はかなりバラバラです。2005年式くらいだとコミコミ50万円前後、ただし10年落ち。2007-2008年あたりですと80万円くらいになってしまいます。高年式は低走行のものが多いせいかお値段は結構高めです。しかし低走行車というのは故障がちで走れなかったという可能性もあります（今どきは大丈夫かも）。

ふとヤフオクを見ると2008年式で8万8千キロという私好みのものがありました。お店の方でメンテ状況をブログで公開されていて、タイミングベルト＋ウオーターポンプ交換済み、ATフルードも交換して廃油は8万キロ超無交換ということはなさそうな状態、もうこのあたりでKO寸前です（汗）。仕入れてから2年近く売れなかったというのが唯一の心配。

個人売買価格とさほど違わない即決価格があったので落札してもよかったのですが、乗ってガッカリということもあるので（特に地雷ブレーキだったら却下）、やはり試乗してからということにしました。

お店に伺い、試乗させていただきました。一番気になるブレーキはパンダさんと比べるとやや過敏（踏み始めはそれほどでもないが少し踏み足すと強くなりすぎる）、しかし問題とまでは言えないか。実は最大の問題は小回りが異常にきかない（アルファ147並？）ことだったりします。

AL4の変速は・・・全く嫌いじゃありません。イマドキの車のようにどんどんシフトアップすることなく、エンジンブレーキが結構効く設定なのがいいです。乗り心地はパンダさん＋スタッドレスより明らかに良好。あとで195/50-16だと知ってさらにびっくり。ちなみにMINERVAという中国製タイヤでほぼ新品。

もう買わない理由はゼロです。

帰りの高速道路は100km/hだと2800回転くらいでパンダさんと同じくらいで決して静かではありません。しかし安心感はかなりのもので、パンダさんより10km/hくらい余分に出したくなるような感じです。Bセグメントとしてはやや小型のサイズにしてこの安定感と乗り心地とは。

今のところ小回り以外は好感触です。インチダウンしたらどうなるかな（15インチが限界かも）。乗り心地のよいコンパクトな車はパンダさんのいい相棒になってくれそうです。違う意味でロードスターもいい相棒のはずでしたが（爆）。

お別れはあっけなく訪れました。今日次のオーナーになる方が来られてお譲りしました。

車を買う時ってこういうことが多いです。1週間前は全くなかった話です。その証拠？にギアオイルだけでなくエンジンオイルも交換してしまいましたし（リッター2500円するオイルです）。

オメガのギアオイルの最終インプレですが、今日行きと帰りに運転した限りでは全く問題なく2速に入りました。朝の気温は4度くらいなので、十分満足な改善です。シフトフィールもよくなりましたし。

ロードスターを1年弱乗ってみて、自分はそれほどオープンカーを必要としていないとわかりました。大げさな表現をすると、無理してテンションを上げて乗っていたという感じです。もっともそれは現時点そうであるというだけで、今後もう一度はまってしまうことはあるかもしれません。

とはいえロードスター自体はすごくいい車でした。エンジンの音、フィーリング、シフトフィーリング、コーナーを駆け抜ける感じ、全てハイレベルです。加速もパンダさんに乗り慣れていると十分以上にいいと思いました。

ロードスターにはオープンカーとスポーツカーという面があります。私はその両方ともそんなにはまりませんでしたが、隠れた3つ目の特徴としての「エンジンとトランスミッションのいい車」については大いによかったです。これだけでも実現した国産車、今の新車にはどれだけあるでしょうか。

唯一の心残りはしまなみ海道ドライブをし忘れたことです。それ以外は十分味わえました。ロードスターに感謝。そして買っていただいた次のオーナー様にも感謝。

去年の10月に書いたロードスター売りますという記事は削除しました。そこでコメントいただいた方にはお譲りできなくなりました。申し訳ありません。