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かなり久しぶりに買った軽自動車であるジムニーさんですが、軽自動車であることを意識することってほとんどなかったりします。エンジンの回転数が約1.5倍になることくらいでしょうか。

高速道路での100km/h巡行はエンジンの音が騒々しいだけで（4200回転くらい）車体は余裕です。もう少し出しても特に変わりなし。追い越し車線をしばらく走って、後ろからあおられずに遅いトラックを一気に抜かす場面でも怖くありません。最高速度は130km/hくらいとのことですが、そんなには出さないのでノープロブレム。

車高が高く（1680mm）、ホイールベースが短く（ジムニー2250mm、アルト2460mm、デミオ2570mm）、M&Sタイヤ（オールシーズンタイヤ）を履き、という結構不利な仕様ですがそれでもまっすぐ不安なく走ります。

「4m×1.7mあれば安定性に全く不安のない車ができる」というのはこの20年ほど私がずっと思ってきたことですが、これはゴルフ2のサイズです。今のポロもぴったりこのサイズ。3395mm×1475mmというジムニーさんのサイズでも相当いいのは驚きです。

ジムニーさんでこのくらいなんですから、もう少し最適に近づけた設計をすれば（全高は1500mm弱がいいでしょう）、軽自動車枠でもさらに素晴らしい車が作れると思います。ギアが6速まであったら3500回転くらいで100キロ巡行できるかもしれません。

でも世の中的には軽自動車枠ってあまりありがたがられませんので、性能を削ってコストを抑える方向になってしまいます。私としては同じ性能なら小さい方がいいと考えてしまうのですが、大きい方がいいと考える方がはるかに多いのでしょう。もちろん衝突安全性の問題もあるのですが。

ちなみにこの1475mmという車幅ですが、初代カローラが1485mm、初代サニーが1445mmと、50年前の大衆車は似たような幅です。2代目スカイラインも1495mmとほぼ同じ。そして少し話は違いますが初代パンダさんは1460mm（海外資料）。

昔からある道はこういう車に合わせたサイズになっていたと考えられますので、そういう狭い道が苦手な私が軽自動車に乗ることは理にかなっています（汗）。177cm83kgの巨体ですが室内も全然狭いと感じません。イプシロンが幅広に感じてしまうのが唯一の難点です。