
先日のブログにて体罰について書かせていただきましたが、皆さまから熱いコメントをいただきました。改めてありがとうございましたm(__)m
しかしながら、皆さまからの意見に返信してくうち、自分の意見というものが自分の頭の中にあるある一面しか見ておらず、他の方々が想定される事態について個々の明確な意見というものが欠落してることに気付きました、、、
追記という形をとると見ずらくなるため、新規で改めてまとめさせていただこうと書いている次第です。
①まず第一に、一般的な学校での授業という状況においてです。
授業および学校生活(休み時間等)においては、非行行動に対する制裁措置としての殴打は許容範囲と考えてます。
あくまで口頭指導を経た上でというのが前提ですが、喫煙、授業中の迷惑行為(大音量でのおしゃべり等)、生徒間のいじめ行為など、明らかに常軌を逸した不良行為に対する制裁措置はありだと思います。
これが「口で言って分からないなら殴るしかない」という状況です。
しかし、当状況において、教育的指導というのは成り立たないと考えます。
計算式を間違えたからビンタした。
サッカーで空振りしたからはっ倒した。
水泳で泳げないから全裸にさせた。
これらは体罰であると思います。
授業という誰もが逃れられない環境で、出来ないという理由で暴力的行為に出ることは不適切であると考えます。
誰にも得手不得手はあります。義務教育という現場では誰しも苦手な物にぶち当たる時はあるかと思います。あくまで教育という現場では苦手科目に可能な範囲で慣れさせることが目的であり、殴ってでも克服させることが目的ではないと思います。
②続いて、部活などの義務教育外活動という状況においてです。
ここは正直難しい現場だと思います、、、
まず、非行行為に対する制裁的な殴打は当然許容範囲だと考えます。①と同じです。
教育的指導については…その部の空気次第だと思います。
関東大会や全国大会等の上位を目指す部活であれば、ある程度の教育的指導は許容されるべきだと思います。
当然、いきなり叩く訳ではなく
口頭での普通の指導
口頭での怒鳴り口調での指導
たたく
と、最低三段階ぐらいは経る必要があると思います。
あと、あくまで「たたく」です
∧_∧ バシ 「何度同じこと言わせんじゃ!!」
( ・∀・)
⊂彡☆))Д´)
教育的指導においてストレートパンチは論外です
_ _ .' , .. ∧_∧
∧ _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( )
教師 , -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / / 生徒
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
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`、_〉 ー‐‐` |_/
上のAAはあくまでイメージですが、後頭部を掴み、斜め下30°へ向けてブンとやるのは許容範囲だと思います。
優勝を目指す以上、授業のように仲良くキャッキャウフフやって目指せるほど甘いものでは無いとは理解してるつもりです。
入部してくる者が全員一流でない以上、全員の実力を短期間で伸ばすためにはある程度の厳しい指導は必要だと思います。
部活が義務で無く選択する自由がある環境であり、且つ部活動がスポーツの競争社会である以上、ある程度の教育的指導は許容されてしかるべきであり、それに従えない者は辞める権利があります。
ただし、その部のレベルにもよりますが、教育的指導はあくまでも最終手段であり、基本は「怒鳴る」であることが必要だと思います。あくまで学校教育の部活動ですから。
③最後にスポーツ推薦や大学の体育会系についてです。
当然非行行動に対する制裁はありです。
教育的指導については…容認されてしかるべきだと思います。
スポーツ推薦や体育会系は「勝つため」に集められた人材です。極論を言ってしまえば、スポーツ以外の面で多少問題があろうとも勝つために必要だから入る事が許された人物たちもいます。
(ホントに極端な話、appleのつづりすら分からないのに世間一般で頭が良いと認識される大学に入ってくる体育会系部員もいます)
当然、競技に対し求められるレベルは②とは段違いに高くなります。しかし、人としての質は残念ながら②よりも低い場合が多いです。
このような環境下で、例え競技は一流でも人が三流の学生を指導していく場合、一度溶かして鋳型に流し込む必要がある場合もあります。
バシっていうレベルでの指導ではいうことを聞かず、スパーンッという指導になる場合も十分考えられますし、許容される環境だと思います。
いわゆる「バカは殴って判らせるしかない」という環境です。
逆に、入る側はこういった環境であることを覚悟したうえで入る必要があります。そういうところだと覚悟も決めず飛び込むのは自業自得であるとも思います。
ただ…骨折・失明・難聴・歯欠け等の、後遺症が残るような殴打は当然体罰と判断されてしかるべきです。
せいぜいタンコブが出来る、ほっぺたにもみじが出来る程度の指導にとどめるべきです。
そして、全ての事案に言えることですが、私怨による殴打は当然批判されてしかるべきです。
何があろうと、個人的感情で人を殴ったり、容姿等を悪しざまにののしったり、「死ね」などの罵詈雑言を浴びせていい理由はありません。
いろいろ意見はあるかと思いますが、場合分けした場合自分の考えは大まかにこのような感じです。
もちろん人によってはスポーツの場であっても教育的指導なんてやるべきではないという方もいるかと思います。
しかしながら、その理論を実践するためには、最終的に部活動の試合廃止に至らないと無理かと思います。
最終的に他の学校に勝つために厳しい指導をするというのが指導者の本髄ですので、その根本を潰す必要があります。他校に勝つ必要が無ければ厳しく指導する必要もありません。学校間の試合は禁止にすれば解決です。
当然ながら中学高校の体育科やスポーツ推薦は競争の必要が無いので廃止。大学も体育会系を廃止し、スポーツ推薦枠は排除。箱根駅伝や東京六大学野球大会、甲子園の高校野球も廃止にすれば、スポーツによる教育的指導は必要なくなるでしょう。
本気で野球やサッカーをしたい人は、有名な民間チームに入りビシバシ指導を受けてもらう。少年野球チームや少年サッカーチームからジュニアユース等に行き、そこからプロに入る。学校を介さずプロになれる道筋を確立すれば、学校で必死こいてスポーツを指導する必要はありません。
民間チームでの教育的指導はそのチームの特色です。嫌なら他のチームに移籍すればよろしい。そこまで法が規制する必要はありませんし、皆にそっぽをむかれれば潰れるのはそのチームです。
極論と言われるかもしれませんが、学校から必要最低限以外の体罰を本気で消したいなら、これしか道はない気がします。
