AACバルブ交換＆アイドル回転調整

定番のトラブル箇所ですね。
アイドル回転が不安定になったらここを疑ってみましょう。

ちなみに、アイドル回転を調整しているAACバルブの位置はここです。

取り外す際には、
①AACバルブに繋がっているコネクター
②ホース
③サージタンクに固定されている4箇所のネジ
を外すだけです。

アイドル回転を調整する際には、
①ECUユニットのアイドル回転調整ボリュームを”低”まで回す。

②AACバルブに繋がっているコネクターを外し、ECUからのアイドルF/B制御を一旦止める。
（この時AACバルブは全閉になり、正常なら600rpmまで下がるはず。）

③図のアジャストスクリューで600rpmになるよう調整する。
（アペックスのRSMなどが付いてるとやりやすいですね！）

④AACバルブのコネクターを戻し、正しいアイドル回転になっている事を確認する。
（A/Cなど電気負荷OFFの状態で650rpm）

＊めんどくさかったら、アジャストスクリューで650rpmになるよう調整するだけでも良いと思います。（但し、無負荷状態で。）

取り外したAACバルブです。

AACバルブの役割は、エアコンONなどの電気負荷が増えた場合や、パワステ作動時にアイドル回転を高めるため、エンジンに空気を送り込みます。

アイドル回転調整の仕組みは。。。

アジャストスクリューを一番閉じた状態はこのようになってます。

で、これが一番開いた状態です。

おわかりになりました？？
このスクリューを開閉させる事で、エンジンに送り込む空気量を変えています。

ちなみに、、、
アイドル状態では、このようにスロットルは完全閉の状態になっているため、AACバルブで空気量を調整しています。


A/Cなどの電気負荷が大きい状態では、ECUからの命令でソレノイドバルブが開き、送り込む空気量を増やします。


また、最近の電子スロットルではAACバルブのようなものは存在せず、アイドル回転もECUからの命令で、全てスロットルが制御しています。