バルブステムシール打ち替え その２

バルブステムシール打ち替えには専用の工具が必要になりますが、ブランド工具だと５万円オーバーなんでア◯ゾンで中華パチモン工具を買いました。
この作業は自分だけ使えりゃモーマンタイさ～。
ただしバルブステムシールプーラーが２種類 付いてる物を選びました。

サクションボックス回りをサクサク外します。
それにしてもタペットカバーが雪国使用で真っ白に粉吹いて悲しいことになってる～。

現在１５万７千キロ弱ですが、歴代オーナーも自分もオイル管理は細かいので開けたらびっくりする位キレイでした。
でも千キロ／１リットル食われるんですよねえ。

クランクプーリーを回してプーリーの合いマークとイン側カムとエキゾースト側カムを同時に上死点で合わせてチェーンに合いマークを記します。
プーリーとカム同時に合わない時はもう１週させると合います。

カムを外す前に可変カムのオイル通路をエアで押して遅角状態から進角状態に固定しなければ外せない
(そのまま可変カムソレノイドを外すと内部のロックピンが割れて作動不良になる)
のでエアで押しても進角しなかったので叩く訳にもいかず、ソレノイド内部にパーツクリーナーを流してもう１回エアで押したらやっと進角しました。
進角したら切り欠き部分に六角レンチを刺して戻らないようにします。
この時六角レンチにはテンションが掛からずすぐに外れるのでテープを貼って抜けないようにしておきます。


この工程でかなり時間をロスしてしまいました

チェーンテンショナーは外す前にカムギヤに適当なピンもしくは線を刺して飛び出さないようにしてから外します。
うっかり飛び出してもカムギヤを押して爪を持ち上げて起こせば戻せます。

そしてカムホルダーとカムがようやく外れました。バルブリフターの当たりもキレイでパッと見問題無さげなんですけどね～。
この時絶対に注意しなければいけないのはカムホルダーとヘッドが共加工なので付いていた位置で必ず復元出来るように並べて置く事です。
カムもインとエキゾーストで打刻はあるので間違える事は無いはずです。

ちなみにワタクシはこんな感じで並べて置きました。

バルブリフターは抜くのに専用工具があるようですが勿体無いので吸盤で代用しました(笑)


その３に続く