fcl. fcl. ハイパワーバックランプ LEDバルブ T16  

2000lmの光量を謳っている商品となります。
もともとFK7のお下がりで、「PHILIPS X-tremeUltinon 12832」を使用していました。
PHILIPSは光量が200lm。公称値をそのままであれば、単純に10倍明るくなっていることになります。

写真は向かって左側がPHILIPS、右側がFCL.。

今回購入した背景としては、ハロゲンバルブでもLEDバルブでも、どうもBT5のランプ形状が悪いのか夜間後退時の視認性が悪すぎることでした。
BP5の時よりはだいぶマシですが、GT7が片側バックランプでハロゲンという悪条件にも関わらずBT5のほうが2灯あるクセにさらに悪い状況・・・

BP5の時みたいにT20バルブであれば、汎用のT20ソケットとHIDバルブを加工してオリジナルのT20-HIDユニットを作成しようと思っていたのですが、あいにくBT5のバルブサイズはT16という弱小サイズ。

流石にアルミ切削して、ハイパワーのLEDユニットを自作して・・という手段は取りたくなかったので致し方なく市販品を選ぶことにしました。

さて、商品的な話をすると、PHILIPSの200lmから比べると正面から見た感じ両方ともあまり大きな差はありませんが、下から覗くとものすごく明るい状況です。

下から覗くと明るい、つまり下方向にも照射ができているということになります。
夜間も全く問題なく照射され後退時の不安は払拭されました。

ただ、製品自体の取り付けがT16サイズの”穴に合わせて作りました”と言わんばかりの製品で、固定感はゼロです。
正直グラグラしますし、ねじ込んでカチッと固定というわけにはいきません。
バルブ自体に固めのゴムブッシュがあり、穴に無理やりねじ込んで落ちなければOK という感じでした。

付属でOリングも付いてきますが、台座自体を太くするものではなく、台座の凹を埋めるために2個付属するようなもの。
正直、Oリング入れると逆にT16に合わないため刺さらず、何の為に付属しているのかわからないようなもの。

”明るさだけ”を追い求めるなら買ってもよいと思いますが、正直こんなグラグラする製品を好き好んで選ぶくらいならその辺の低価格品を選んだほうが数十倍マシだと思います。

これが両側2000円くらいの代物ならまだしも、定価で7,480円ですからね。
ここ数年の間で購入した商品の中で、取り付け中に「あーやっちまったな」と感じたのはこの商品が久々でした。

多少暗くてもIPF、PIAA、PHILIPS製品でバルブ交換タイプを買うか、いっそのことBP5で流行ったバックフォグ連動にするか、この商品はそのくらいお勧めできません。

明るさだけは文句ない、ただ走ってて落ちないことを祈ることが許されるのであれば買ってもよい商品かなと思いますw