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新型コペンに試乗してきました。

デザイン的には好みが分かれるところですが、先代コペンのレトロな感じのデザインも
趣があっていいのですが、新型は現代的なスポーツカーというイメージで、
これもなかなかの好印象でした。

試乗車は７速スーパーアクティブシフト付ＣＶＴで、ブラックインテリアパックでした。
標準内装色はブラウン系ですが、ブラック内装はメーカーＯＰで32,400円高。
内装色の違いでこの価格は少々疑問です。

ボディーカラーはリキッドシルバーメタリックで、これも32,400円高です。



最初はフルオープンにして試乗してみました。
ボディー剛性は先代より高まっていますが、走り出してすぐにスカットルシェイク
（オープンカー特有のボディーのねじれ振動）をフロントウインドー周りから感じました。
ルームミラーも微振動しています。構造上しかたがない事ですが、
両サイドの窓を閉めてみると、かなり抑えられた感じになります。

とは言えオープンドライブは開放感抜群で、ただ走っているだけでも楽しい気持ちになり、
細かい事などは、もうどうでも良くなってきます。

排気音は社外品マフラーの様に低音が出る様にチューニングされています。
マフラーカッターも個性的なデザインです。
ＣＶＴ独特の金属音とタービンの音も聞こえてきます。

アクセルを踏めばレスポンス良く期待通りに加速します。ＣＶＴはエンジンとの相性も良く
十分に走りを楽しめると思います。5ＭＴ車に期待が高まります。

乗り味は165/50R16タイヤでもそれほどゴツゴツ感はなく、硬めの足回りで
思った通りに向きを変えてゆきます。



クローズにすると、さすがにボディーの剛性感は高まります。
車幅が狭い軽自動車なので、ルーフ右端と頭が接触しそうです。
しかし、想像していたよりはタイトな感じはなく、乗降性も良好でした。



テールランプやフロントクリアランスランプはデザインに統一性があり、
先代のデザインコンセプトを踏襲している感があります。

点灯状態は今までの国産車では見たことない個性的なデザインで、
すぐにコペンだと分かるところもいいと思います。

数少ない軽自動車のスポーツカーがデビューした事は、大いに歓迎したいと思います。
かつての様に、走りを楽しめる軽自動車が増える事を切に希望します。