OBDⅡを採用してる場合にはチェックランプが点灯した時の様々な情報も記録されてます。
それがフリーズフレームデータと言います
故障診断をする際にはコレをちゃんと読み解けるかで修理作業の効率や正確性が上がります。特に初期症状やイグニッションオフで復旧してしまう様な場合の診断では大事です
履歴にセンサー異常異常が入ってたからセンサー不良って言うヤツは勉強し直せってレベルで他の情報と合わせて考えてこの部品ですって言わないといけない。
アウディの診断機だと見れる項目がいっぱいあり教科書を見ないとわからないって時もありました。
今日はレンジャーの煤焼き絡みで入庫がありました。
すぐに煤焼きするし何回かに一回はチェックランプ点灯するって
DST-Iのパソコンの方の診断機を使って見てましたが…発生頻度って出ないんですね…
私の診断機ですら出るのに💦
そしてフリーズフレームデータの内容がショボい😱項目が全く足りてません
デンソーが悪いのか日野が悪いのか?
まぁーーとりあえずフォルトの内容は、排気差圧異常。
で…フリーズフレームデータにはその時の差圧が出ないのでどんだけマフラーが詰まってたのかわかりません。
現在の排気差圧を見ると、何故チェックランプがついたのか謎な値でしたが若干高め
若い方の先輩が排気差圧センサーの配管を掃除してましたが掃除方法がエアーブローだけ。
これはこの会社のやり方で前々から見てて知ってたのでSSTを用意してます。
ただのワイヤー
ワイヤーを少しほつれさせて細い配管用のワイヤーブラシを作りました
多分ですがエアー圧で汚れが飛ぶとは私は思えないんですよね
とりあえず強制再生実施

なんだか微妙な温度と差圧で終わりました

上司と先輩が言うのでインジェクターの補正量を見ますが不調な場合にはアイドリングがバラつくので耳で分かるんですが予想通り悪くないです
車検時にマフラーの清掃はしてあるらしいです
どうも若い方の先輩がやった排気差圧センサーの配管の掃除が怪しい気がするのでやります
差圧下がる
でも、煤の発生量の疑問があるのでEGRバルブのチェック。作動はちゃんとしてます。診断機で10%ずつ任意で上げ下げ出来るのでセンサー数値と開き具合を見てズレが無いかを見て外して内部を確認。
EGRバルブを外すとEGRクーラーの内部も見れるので煤の堆積量を目視確認
大したことなかったです
外したついでなのでスロットル周りの掃除して
ブースト圧センサーの配管もワイヤーワイヤーブラシで掃除して…
もう一度強制再生実施
やはり温度は微妙。もう少し上がっても良さげな気がするのですが.
更に気になる事がネットに上がってる事例の燃料噴射量より少ないのですよね。
本当の各種規定値が知りたいです
ネットで調べたけど、本当の結果が無いんですよね
欧州車と日本車の技術格差は日本が10年周回遅れですが扱う人の技術の周回遅れも結構有りますね。診断機が見れる情報の少なさが既に物語ってます。日野専用ソフトなら規定値を横に表示しろや。
とりあえず今日はここまで
明日も預かりなので時間ができたら、見忘れた目標レール圧とレール圧の数値とインテークシャッターの汚れの状態とアクティブテストで本当に中身が動いてるか目視確認です。
一応アイドリングには少し変化がありましたが実際に全開になってるのか気になります。トラックの過走行なのでシャフトの捻れで開き切って無いかもしれませんし、しらみつぶししなきゃと。
事例があるかは知らんけどw
単純にインジェクタークリーナー入れて解決するなら楽なんですが
インジェクターの補正量(4気筒なので5.6は変な数値)が少ないので期待値が低いんです。
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2024/04/05 23:32:17