2024年07月14日
言うてもわからない人が多い
https://youtu.be/mHlbwtTcYp8?si=51kPmpSHjZxHbXTK
微妙に理解しきってないけど、噛み砕いた結果かはわからないけど、良い事も言うてるから、ざっくりにはいいかも?
エアコン配管を断熱したら冷えましたって言う人のほとんどが前後のデータを調べてません。
そんないい加減な情報を信じるんだからネット社会は怖いもんです
私の過去のエアコン整備記録にも色々と書いてますが
断熱材巻きは無意味じゃなくてリスクしかありません
よほどダメな箇所には純正で巻かれてます
今回はリスクの事を
エアコンの配管の素材はアルミです
これは弱いです
スグ曲がりますし傷もつきやすいです
断熱材はよく安い物を使う人がいますがアルミの蛇腹などです
アルミ同士だから…尖った面があるとそちらが強くなりますので配管が摩耗します
固定しても振動で擦れます
この動画でコメントにコルゲート巻いてますとかありますがコルゲートチューブは強いのでアルミが負けます
実にこれのせいで配管交換を何台もしました。廃盤や高いので廃車とかも。
あと、配管が重たくなる事で振動の影響が強くなり、配管の骨折も
単純にリスクのが多いのでメーカーはしません。
ちなみにリキッドレシーバーはエキパンに行く液体の冷媒の気泡をほぼ無くすのと、冷媒の水分をとり除くのとフィルターと全部やってます。中はセパレーター構造のなかに茶漉しのようなフィルターと乾燥剤のゼオライトが入ってます。ゼオライトが吸着出来る水分量やフィルターには限界があるので、ある意味では消耗品です。フィルターの詰まりはどうにも出来ませんが、水分に関しては冷媒ガスを全部抜いて、エアコンサイクルの真空引きを長時間することである程度の延命は出来ますがゼオライトも永遠では…
フィルターはコンプレッサーの摩耗粉の等の汚れなので良い添加剤を入れて摩耗を減らせば延命は出来るかも?
まだ自動車の主流な冷媒ガスのR134aですが化学式で書くと
CH2FCF3
痛んでくるとCが剥がれて汚れとして、エキパンの狭い部分に体積して詰まります
エキパンは冷媒の温度によって噴霧量を機械的に調整してますがこの感熱してるところが壊れるのと詰まりが故障原因です
もちろん、そのCが剥がれたヤツは冷媒にはならないので、ガス圧が有っても効きが悪くなります。
化学式に微妙に混入する酸素と合わせて考えると乾燥剤の意味も分かるかと。
これらの理由からガスを全部抜いて、真空引きを長時間して新品のガスを入れるのが古い車だと有効メンテですが、一般的にはエアコンガスリフレッシュとしてありますね
専用の機材で特殊なフィルターを通して、不純物を取り除きながらガスをタンクに回収して、ガスが抜ける時に一緒に抜ける一部のコンプレッサーオイルを測り真空引き後に抜けた分のオイルを補充して抜いたガスの足りない分を新品ガスで補充。するのですが、
勘違いしてる業者が多いのですがコンプレッサーオイルは全量は抜けません。
ガスも新品並みの性能にはなりません
真空引きの時間もほとんど店が短いです
一般的な常識では真空引きの時間は15〜20分とされてますがポンプの性能でも変わりますが、コンプレッサーオイルに溶けてる、乾燥剤の水分や酸素を沸騰させて、抜き去るには最短で1時間位かかります。まぁー短い期間しか乗らない場合には、常識で良いんだけどね。
私の場合には全部、自動車冷房の開発チームや研究者に授業を受けたのでたまたま知ってる事なんですけどね
アウディの研修もなかなかのレベルでしたけどね。ちなみに冷媒の量の計測の飽和蒸気圧での計測はアウディです
今回は前に書いてないことを書いてみましたが、断熱材巻きを配管に巻くのはほとんど無駄ですが、コンデンサーを抜ける風の量を増やすのは有効です。要はエンジンルーム内からの抜けを改善する
や、低圧配管で高圧配管を冷やす加工や
コンデンサーに水を吹き付けるのもある意味良いんだけど…弊害もあるんで。
弄るには先ず原理や構造、後は使い方に対してのデメリットを減らすことを考慮しないと、ただの無駄銭になります
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Posted at
2024/07/14 23:17:16
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