暑い日が続いているので、やっぱりエアコン修理は入ってきます。
私は車検整備の時にガス圧の点検やラジエーター、コンデンサー、インタークーラーの洗浄やらをやってるので例年より冷房修理の入庫は少ないらしいですが、定期点検だと時間の縛りがあるので申告してもらわないと…無理です
ちなみにラジエーターとインタークーラーに洗剤をかけると。

トラックや古い車で管理が悪いと、こんな廃液が出てきます
そもそも冷房は夏になる前に点検はしないとダメです。夏になると部品が手に入らないこともあるので、苦しむことになります。
春の暖かい日に試してみる。
効きが悪けりゃしっかりとした専門家へ(ほとんど無いけど)
ちなみに暖かくなりだして夏までの間なら依頼が有ればシーズンイン点検は受けなくは無いです
一般的に出回っている情報のほとんどが旧世代の物だけに使える事で、出鱈目が多いです。ゲージの説明書ですら同じです
まぁー自社整備系は冷房修理は沢山やるので必然的ですが得意になりますw
トラックでたまに有る現象なんですが、マフラーの手動再生時にだけ冷房の効きが極端に悪くなることがあります。
距離や年式ではガスの経年での減少からってのもありますがコレは新しい車両でもなります。
理由は煤焼き中はエンジン排熱が多すぎて、エアコンのコンデンサー側にラジエーター通過後の風を巻き込んでしまうからです。
対策は…唯一有るとしたら、手動再生をしないようにする位です。
乗用車でも渋滞やらアイドリング時に風向きが悪いとなります。
魔改造をするなら、コンデンサーにウォーターミストってのもありますがやっぱりデメリットはあるので私はやりません
冷房は冷媒を使って車内の熱を外に出すって物ですが外の装置を冷やせ無ければ、中も冷やせません
基本的にこれが大事です
ウチのマーチだと小枝をしてるので通常より冷えますがわかってる人はしてます
整理はしてませんが大事なメンテナンスはパーツか整備に大体は上げてあります
上げてない事ですが、ガス圧を計測するゲージですが、ゲージの管理や繋ぎ方が悪いと冷媒に空気が入り効率が下がります
この積み重ねが今、絶賛不動車のFTOでも冷房はキンキンに効きます
あと、冷媒ガスですが傷まないって言われますが、経年劣化で痛みます。
わかりやすく言えばガスを捨てて新しいガスにするだけでも稼働時間が長い場合には効率が上がります(戻るが正しい)
古い車なら全回収してもらい、抜けた分のオイルを入れて、通常より倍以上長い時間真空引きして、ガスは全量新品
かなり新車に近づきます
エバポレーターとコンデンサーの洗浄、コンデンサーファンモーターの状態も大事ですがね。
エンジンルームの風の抜けを工夫すると走行中なら新車を超えれます
以前にコンデンサーやエバポレーターは油分が付くと効率が下がるから洗剤で洗ってやりましょうっていい書きましたが、上司が休みの日にパーツクリーナーでも出来ないか実験してみましたがやっぱりパーツクリーナーの特性的にダメですねw
コンデンサーは食器洗い洗剤が一番コスパいいです
エバポレーターは食器洗い洗剤で効率は回復しますが匂いはすぐに帰宅します
エアコン内部洗浄剤…エバポレータークリーナーで勘違いしてる人が多いですが、あの泡で落ちるのはある程度の油分とカビで埃等の汚れはあまり落ちません。油分が接着剤になって付いてる粉的な物に関しては多少は落ちるのですが…。なのでクリーンフィルター装着車用って書かれたりしてます。ガッツリとした汚れ洗浄したいならやはり洗剤の強さと圧力、水量が必要になります。
手軽にできる物はやはり手軽の範疇って事です。定期的にやるって場合には手軽で充分ですが、やはりフィルターをフィルターの指定距離で定期交換が必須になります
守らないと貫通しちゃうんですよね
Posted at 2024/08/10 22:10:52 | |
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