
86のイグニッションコイルの中古を買ってみました。
オクで4本1円出品されてたので入札したんですが落札出来て送料が1200倍かかりましたw
で、検証してましたが見た目…ガワと各端子、サーキットテスターからの推察で、交換してさほど時間が経たずに廃車になったんでしょうね。よくある話です
イグニッションコイル不良の場合には1本ダメでも全数同時交換な理由は…
ちゃんとした物で、それ相応の期間使用したと仮定ですが
品質は揃っているので、1本ダメになったら他のも近いうちに死ぬからと、老朽化したイグニッションコイルは発生する電圧が落ちているので…
別の不具合が発生するからで、ぼったくりとかでは無いです
あまりにも短期間なら、たまたまハズレの事もあるので、1本だけでもってなりますが…ちゃんとしたのだと少ないです
まぁ〜機械物なので運ゲーな面もあります。
違う不具合のせいでコイルが壊れる事もあるのでチェックランプからの交換なら、ミスファイヤ判定が消えただけで無く他の数値をしばらく眺めた方が良いケースもありますが
単純にコイルやスパークプラグが原因じゃないミスファイヤーもあるので、診断って…たまにハマるから面白いw
ミスファイヤ検出はノックセンサーとクランク角センサーで、爆発の振動と燃焼時の加速度…安定してアイドリングしてるようですが、一回当たりのサイクルでは点火して燃焼するとクランクシャフトは早く回るタイミングがm/sって単位では起こるので、加速しない🟰点火不良、ミスファイヤ判定となります。3極コネクターのイグニッションコイルの様な点火確認信号線が無いタイプでも検出出来る計測法ですが、エンジン回転数が高い時には検出は出来ないので、ミスファイヤの症状を確認する時には、高負荷の3000rpm位までで走らせるのが手っ取り早く、要は上り坂で高いギヤで加速させる位ですね。高回転だと弱いスパークでもある程度の着火しちゃうので、わかりにくいですし検出はされません
この検出の方式は組み合わせるセンサーで違う事も検出出来ます
ミスファイヤの症状確認は正常時ではエンジンECUのリセット後の学習にも有効な乗り方で完全暖気後に10分とか連続で走行すれば大体いい感じに出来ます
先日アメリカのドラッグマシンのエンジン解説動画を見たんですが、ドラッグマシンはぶち込む燃料の量が毎秒20リットルと半端ないのでイグニッションコイルの出力も高くないと燃焼しないそうで、乗用車のイグニッションコイルがスパークプラグに送る電圧は15000〜30000ボルトですが、60000ボルトだそうです。
ちなみに1回の走行中に溶けてしまうらしいです。後半はディーゼルエンジン的に着火するそうです。約3秒ちょいのレースですが
あまりにも早過ぎたので400メートルじゃなく300メートル位に短縮されてますがそれでも540キロ出てしまうみたいです
本番に観戦しに行きたいもんです
中華製の安物コイルですが、

コイルと足の接続部の引っかかるとこが小さいのですが最初はしっかりと固定されてました。
型を作るのをケチったんでしょうね
カリみたいなのは難しいですから
で、生産性で耐熱性の無い瞬間接着剤で固定したようです

点火ノイズを減らす為の抵抗器も純正はコイルとバネの間にありますが、コイルとバネと抵抗器とバネって構成です
電気配線は接点が増える程ロスや不具合が増えます。
この足とコイルのカリが小さい為に機密が悪くなり、走行後の冷えた時に空気の出入りで水分が多く入り、抵抗器の接点に錆が出て…接触が弱くなってたみたいです
コネクターの端子もメッキが悪いでか酸化皮膜が多くて、このへんもネガ要素になっていたみたいです。
使えない事も無いけど、工夫する必要性はありますね。性能面は計測機がめちゃ高いので計測が出来ないので分かりませんが、やはりあまりおすすめ出来るものじゃ無いですね
ちょい手間はかかるけど、安くで高性能なら…アウディのコイル流用のがいいかもですね
Posted at 2025/10/13 00:34:13 | |
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