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暖房のシーズンになってから、エアコンをつけるとすぐに頭痛がしてくるからハイゼットを診てきて欲しいと出張で

まぁ〜昨夜言われてから予想はしてたんだけどね。
別の本題を何とか片付けてから、診断してみる。私より年上の人の車なんょ
これだけの情報で、分かる人は原因が分かると思う
古いハイゼットでエアコンフィルターはプラの網だけ
普通の人ならエアコンフィルターのカビとか思うだろうけど、カビが原因だと鼻炎みたいなのが先に発症するし、匂いでも分かる

原因は
ブロアモーターから高音の音が出てる
モスキート音的な
加齢だと聞こえないけど、ダメージは入るから頭痛がしてくる
ブロアモーターは痛んでくると音がしだす
擦るような音やゴロゴロ言うたり、風量が下がったり、キーキー音がしたり。
ベアリングやブラシの摩耗等の原因
先に動かなくなる事もあるけどね
異音修理が難しいのは客と整備士側で耳が違うから。気になる音も千差万別だから、整備士がそれと思っても違うって事が多い
だから異音修理の基本は3箇所以上に手を入れるってのがクレーム対策
いわば数打てば当たる的な
ただ、問診で絞れることも有る
マニ受けてはダメな事も多いから、聞き方が大切になる。特にその人が◯◯だと思う的な事は参考にしてはダメ
更に例えば、前から音がするって言うたら駆動系だと後ろってパターンも
だから、試運転の前後で話をするのも大切な時もある。
ブレーキを踏んだら音がするからブレーキ系って発想もダメ。
どんな事も思い込みが足を引っ張るから
最終的には、範囲を広げて確認しなきゃならん事も多い。勿論、事例の数でってのもあるけどね
今回の場合だと頭痛ってパワーワードがあるから大体目処はつくけど、やっぱり見て始めて確実になる
だから、実車をみないで言い切る人の話は聞いたらダメ。先に書いた思い込みの原因になり沼にハマる。私がアドバイスする時には候補をあげますが…

様々な事で修理って難しいから飽きない
飽き性な私が26年も整備士続けれるのは新しいことも多いから
そんなベテランに片足を突っ込んでてもハマるし成功率が100%って事は無いけどね