
さてさて昨晩は日本酒&和の肴で愉しく独酌.....いや、気が付けば四合瓶の半分以上を呑んでしまっていたので、所謂ほろ酔いを若干上回る上機嫌になってたか.....ともあれ、我ながら高得点の肴皿に出来たのに気を良くして....連荘となる今宵は、「二匹目のどぜう」ならぬ『二枚目のかれい』を洋風に料理してみようということに。
そうなると、こりゃ合わせる酒は.....やはり、キリリとしたbut優しいミネラル感も併せ持ったようなやや辛口な白ワイン.....こういう時ならばと、もはや在庫本数など全く把握できていない葡萄酒段ボール箱群の山から発掘したのは、「La Vite SpA Monte Schiavo Pallio di San Floriano」(ラ・ヴィーテ・モンテスキアーヴォ パッリオ・サン・フロリアーノ)の2010年 伊太利亜産の辛口と紹介されている白葡萄酒♪ 原産地呼称は「D.O.C. ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ クラッシコ スペリオーレ」で、セパージュ(使用葡萄品種)は「ヴェルデッキオ100%」とのこと。 これは某リアルワインガイド誌で『旨安大賞受賞』と紹介されていたのを某Net系葡萄酒屋から取り寄せておいたものだ。 ;-)
ということで、疾風@黒柴♂との夕方の散歩をしながら、岳母から貰ってきた塩焼き用に下ごしらえバッチリな鰈を今宵は洋風酒肴一皿に、どう料理しようかと.....早足でウォーキングしながらの思考と言うのは実に理にかなっていて、脳内は酸素量の増えた血液がガンガン流れているから好いアイディアは自然と湧いてくるもの.....まぁ手の込んだことは出来ないので、ここはオーソドックスに.....ムニエルにするのが、呑もうと思ってる白ワインともマリアージュし易いかなと、大筋は決めつつ帰宅。
まずは疾風♂の晩飯をこさえて食べさせながら、準備に取り掛かった。 そうだ!こないだ買っておいた、ローズマリー、バジル、オレガノetcが入ったプロヴァンス風のミックスハーブを利かせてみるのも悪くないんぢゃない?と閃いたので(...かなり大袈裟だ!?)、とにかく大き目のビニール袋に荒塩を利かせて冷蔵庫で二晩寝かせたかっこうになってる鰈を入れて、さっきのプロヴァンス風ハーブミックスをたっぷり目に表&裏に振り、軽く揉んで馴染ませ、続いて小麦粉を少し多めに振り入れてビニール袋の封を閉じ、揺すりながら再び軽く揉み揉みぃ~♪ をっと此処で、美味しくなぁれ~、美味しくなぁれぇ~!と、トトロの様に念じることも忘れてはならない。 :-D
いよいよ、こないだ念願叶って手に入れることが出来た地モノの新大蒜(ニンニク)2片をペティナイフでスライスし、やや大き目のフライパンを熱したところに、かなぁ~りたっぷりとオリーブオイルを入れてスライスしておいたニンニクをロースト、そこへ先ほど下ごしらえしておいた鰈を余計な小麦粉を軽く叩いて落としつつ、ジュワー♪とまずは腹側から焼き始める。 新ニンニクのフレッシュな旨み成分の溶け込んだオリーブオイルがたっぷりなので、ディープフライ的な、焼き物と揚げ物の中間な加熱になるのが、実は鰭(縁側)の部分が空揚風に仕上がるだろうという狙いだ♪
いやぁ~、これほど好い臭いと好い調理音ってのは、もう最高に期待が高まってくるねぇ~.....自分の手で、自分の感性による、自分で愉しむための酒肴を料理する楽しみってのは.....実に捨て難いと思っちゃうねぇ♪ :-)
さて、頃合いを見計らって、ターナで裏返してみる.....をぉ~、ばっちり&こんがりと狐色にメッチャ佳い感じに焼けた腹側をチェック.....あっ、飾り包丁を入れてなかった!と気が付くが、まぁ御愛嬌ということで、次回の課題に.....っつーか、憶えてればだが。 :-|
ともあれ、背側もシッカリと焼いて、前もって付け合せにしようとボーンチャイナの中皿に敷いておいた貝割れ大根&千切り春キャベツに、ジュワッ!と半分凭れ掛かるように盛り付け、続いてフライパンに残った鰈やニンニクや小麦粉の旨み成分バッチリなオリーブオイルに予め軽く茹でておいたスナップエンドウを放り込んでザンザンとソテーして、これも付け合せに添えた。 イタリアンドレッシングも貝割れと春キャベツとの境界近傍にチョイと垂らして、これで「仙台湾産カレイのムニエル・プロヴァンス風」の出来上がり♪
さぁ~て、自分の晩飯などとっくに平らげてしまってる疾風♂、調理中はジュー♪という音と好い臭いにメチャ興奮しながら当方の脚元に張り付いていたのはもちろん、盛り付けた皿を持ってテーブルに移動する時にも豆足(肉球)を踏まれるリスクも何するものぞと、ピッタリと厳しいマークのまま.....でもねぇ、今宵の肴は、アリシン成分が効いてるニンニクをしっかり使ってるから、ワンコには駄目っ!と言い聞かせるが.....まっ、そんなこと言ったって我慢など難しいのは解かるけど、駄目なものは駄目よと。 :-0
イタリア風スリッパ型のパン&ライ麦入りの田舎パンもスライスし、醗酵バター入りのマーガリンも冷蔵庫から出して準備万端、いよいよ期待の白葡萄酒を抜栓っ、テイスティング用のワイングラスに.....トクトクトクぅ~♪と注ぎ.....どれどれ、独酌な乾杯と。
グビリ♪ そして、シャリ、パリっ、もぐもぐ♪(舌鼓)
いやぁ〜もう、またまた、大成功で。 ;-D
連荘、旨いのなんの♪♪♪
特にこの白ワイン、評判どおりの持ち味.....色味は綺麗な極淡い琥珀系から少し明るめのゴージャスな表情を見せ、味わいは芯のある凛とした辛口だがミネラル感とフルーティ感に程好い酸の好バランス、実に佳いねぇ〜♪ ガーリックとハーブの香味を纏ったオリーブオイルの揚げ物的な鰈の縁側をシャリシャリ齧りながら、綺麗にそのオイリーな旨さとも調和してくれる白葡萄酒ってのも。 ;-D
もちろんイタリアの白葡萄酒なのでイタリア風スリッパ型パンとの相性はGood!、さらにライ麦入りの田舎パンを噛み締めながら食べるにも、赤葡萄酒との旨さともまた違った愉しみ方が出来るなぁ。
.....なんとか俺にもっ!と猛チャージな疾風♂には、千切り春キャベツと2種類のパンを少しずつで我慢してもらった。
#それにしても、『ハーブ使いの旨さ』というのは、うちのカミさんから叩き込まれたものであるが、基本的に様々なものに興味を持てる好奇心旺盛な方々には是非とも味覚の発達過程でトライしておいて損な事は無いものの一つだと思う。 欧州各地やインドetcへ仕事に出掛けたときなど、実にすんなりと各地の食事を愉しむことが出来て、をぉっ、こう言うことかっ!なので。 :-D
Posted at 2013/07/03 22:43:28 | |
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