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soundproの愛車 [マツダ ロードスターRF]

整備手帳

作業日:2019年10月26日

大人の世界。ロードスターRFをクールにサウンドアップ♪

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以上
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マツダ・ロードスター RFのダッシュボードです。
車好きの方なら御存知の通り、最新型のロードスター(ND型)の開閉式金属屋根バージョンですね。
「RF」のRは可倒式の意のリトラクタブル、Fはテールエンドに向けたなだらかルーフラインのファストバックの頭文字だそうです。
平凡にルーフ(・o・)としないでファストバックとしたあたり、潤いのある語感ですてきですが、折りたたむのが難しい造形物を畳めるようにした技術への誇りのニュアンスも込められてるのかな?なんて気もして、微妙に萌えてしまいます。

ロードスターは特に車好きに愛され、プロショップとの親和性の高いクルマなのでしょう、初期のNAからNB、NCと、定期的と言ってもいいくらい途切れること無く施工させていただいているクルマの一つです。確認してみたところ、当エントリ含めて12台の登録がございます!


そんな愛しきロードスターのメニューはマツコネをソースとしたDSP制御でJBLフラッグシップスピーカーを鳴らすプランです。

DSPは独国ESXのXE6440-DSPです。
これは、「本体価格は最低でもほぼ10万円、コントローラーは別売り2万しますんでよろしく♪」的なDSP製品の相場を明確に下方ブレイクさせた意義あるモデルです。
8chプロセシング、40W×4+70W×2=6chアンプ内蔵、光デジタル入力対応、コントローラーも付属で75,000円という衝撃プライスで市場を揺るがしました。
お約束のコンパクトボディを活かして、ドライバーズシート後方に設置、ブラックヘアラインのシックなコントローラーはコンソール脇に取り付けます。

スピーカーの方は、JBLのフラッグシップモデル670GTiです。
低歪設計のウーファー、フルエッジ駆動テキスタイルドームツイーターといったスペックに加えて、多くの方々からかっこ良い!と評判のスピーカーグリルがポイントです。


写真をご覧いただくとおわかりいただけるように、グロッシィなカーボンリング&マットなアルミメタリックのスピーカーグリルと、同じくマットアルミのベゼルにおさまったピラー埋め込みツイーターが、ブラック&シルバーを基調としたダッシュボードにしっとりとマッチ。
DSPのブラックヘアライン+ホワイトLEDのクールなコントローラーも相まって、ノーマル外観の世界観を壊すこと無く、ハイエンドなレイヤーをうっすらとかけたような、品位の高い仕上がりになりました。

オーナー様からもお喜びのコメントをお寄せいただいた(^-^)、特別な一台の施工の様子をどうぞ御覧ください♪
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ドアの外観です。

作業工程のご説明はこれからですが、まず出来上がりからご覧頂きます。
左の囲みの中が、施工前のスピーカーグリル周りです。なかなか手間がかかっていることがご推測いただけると思います。

670GTiのウーファー径は16センチあり、(内装をいじらない)インナーバッフル形式であれば、十分に収まるサイズですが、付属のグリルを取り付けるために、内装にあった標準のスピーカーグリルは取り外し、さらに、裾野を拡大して本格的なアウターバッフルを形成しています。

グリル部分をよくご覧いただくと、グリルの上側の取付面が凹ませてあるのがおわかりになると思います。
これは、2.5センチほどあるグリルの出っ張りを抑えるための細工です。
凹ませる寸法の検討にあたっては、いきなりステーキ通いでメタボ気味の店主が何度も乗降テストを行いました。

なお、囲みのクローズアップ写真との比較だとわかりにくいですが、直径の大きなグリルを収まりの良い場所に取り付けるために、スピーカーの中心を数センチ下方にずらす加工を行っています(加工の詳細については後述)。
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今回のアウターバッフルは特に凝った作りになってるので、製作工程の一番秘密にしたいところをお見せいたします。

一般的なアウターバッフルだと、スピーカーを取り付ける部分が山の頂上になります。

そういった場合の製作の手順は、①まずMDFのリングの高さ=山の頂上部分の高さを最初に決め、②アウターバッフルのアウトラインの線を引いて、③頂上から裾野に向かって、なだらかにパテを盛り下げて行く格好になります。
工程としては【1】内装を予め切り開く【2】MDFリングを仮固定する【3】裾野に向かってパテを盛る・・の大まかに3ステップになります。

これに対して今回は、標準のスピーカーグリルがついている部分に一定の高さがあるため、二階建てになるJBLのグリルの出っ張りを出来るだけ抑えたいという事情がありました。

このため、グリルを除くバッフル部分だけでいくと、外周の上側のちょっと下ったあたりが一番高くなっています。そうなると、上記のようなMDFのリング部分を頂上に見立てて、裾野に向かって下りていく工法はとれない。ということなります。

そのため今回の事例では、①阿蘇山の外輪山のように高低差のあるアウトラインに沿ったフレームを作って固定し、②リングの位置を決め、③MDFリングとフレーム間に骨材を渡して連結し、④骨材を足がかりにしながらパテを盛るという流れになっています。
工程としては、【1】内装を切り開く、【2】アウトラインフレームを制作する【3】MDFリングを仮固定する【4】連結する【5】パテを盛るという5ステップになります。

だいぶ手がかかりましたが、どうやってカタチにするか頭をひねるのは楽しいですし、出来上がったときの達成感には無二のものがあります(^o^)

あと、今回の造形について、音響の観点から一言加えさせていただきます。

アウターバッフル化の目的は、スピーカーの振動板の周囲の障害物・凸凹をなくし、音の波動がスムースに放射される条件を整えることです。
その達成のため、内装の中で鳴っている純正スピーカーの位置を内装の表面まで高めてやり、「視界を遮るものゼロ状態」にしてあげるわけです。

その観点で写真を見直してみると、バッフルの上側には依然として出っ張りがあり、「デザイン優先で視界ゼロじゃになってないじゃん。」と突っ込まれそうです。
しかしながら、今回の設計の前提であるJBLのグリルの厚みを考慮すると解釈が変わってきます。。このグリルの外周にはツヤツヤしたカーボンのリングが付いていますが、このリング部分の高さと、アウターバッフル上端の高さをほぼ同じにしてあるのです。

スピーカーの稼働条件として、グリルのリングの存在が大前提となるので、リング至近に突起があっても、この厚みと同等以下に抑えておけば、障害はほぼ無視できるという解釈を行い、このデザイン決定に至っています。

設計インプットから仕様決定、製作までの一連の流れはインストーラー江口くん(旧・江口様)が一手に担当させていただいております。毎度の事ながらグッジョブです。
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それではインナーパネル側に移ります。

黒いバッフルが付いているのがわかりますね。
アウターバッフル化に伴って、純正スピーカーよりも高い位置のスピーカーをせり出させることになりますので、その分、バッフルの背も高くなっています。内面はお約束のテーパー形状です。奥に行くほど広くなっています。仕上げに貼ったアルミ・ガラステープも見えますね。

このカスタムバッフルを固定して、サービスホールを塞ぐ樹脂パネルを戻したら、防振材で全面に重み付けをしていきます。

デッドニングの目的は①気密性の確保と、②ビビリ耐性の向上ですが、一般的な「穴だけのサービスホール」に比べて、樹脂パネルが防振材の足場になってくれるので、①②の両面でアドバンテージがあります。

厳密には、インナーパネル(鉄板)と樹脂パネルとの境界もビタッと貼ってしまえると完璧なのですが、整備目的でドア内にアクセスする際に、一部貼り直しの必要が出てきますので、現実的な判断として境界は避けています。
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次にAピラーに移り、ツイーター取り付け状況をご覧いただきます。
例によって、右上の囲みが標準の外観です。このグリルの奥に純正ツイーターが設置されています。

純正はピラーの面に沿って取り付けてありますが、今回の埋め込み施工に際して、角度をつけています。
この角度の設定については、ショップさんによっていろいろ学説?があるのですが、当店では運転席と助手席の中央で交差するようなイメージで、ルームミラー方向に向けています。

ツイーターの向きをレーザーポインターを使用して狙いを調整しますが、ピラーからできる限り出っ張りを減らしたいので
上半分を埋め込むようなデザインにしています。
ツイーターは、運転席と助手席の中央で交差するようなイメージでルームミラーに向けて角度を固定しています。

埋め込みの加工に際しては、できるだけ出っ張りを減らすために、上半分を凹ませてアゴを出すような角度・深さで工作しています。
凹ませた上側は、波動の放出のガイドになるように、ホーン形状に仕上げています。

加工したピラーの表面の仕上げについては、面の起伏が大きなときは、塗装か起毛仕上げになりますが、今回のように面がマイルドなときは合成皮革を貼って仕上げます。
工程としては、パテ盛りなどの加工後、表面をならしてからスプレー式のボンドを塗り、合皮を貼ることになります。結局、合皮で覆うんだから、下地はそこそこでいいんじゃないの?という気がすると思いますが、ひげそりの刃一枚分くらいの厚みの凹凸でもハッキリわかるくらい、表に響きます。よって、丁寧な作業が求められます。
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(一般的なクルマの)グローブボックスがあるあたりです

こちらにDSPのコントローラーを設置しました。
一般的なDSPのコントローラーの機能は・・

①プリセットメモリの切り替え
音響のセッテングを複数登録した場合の選択を行う。
ドライバーにピッタリ合わせた設定、助手席の女子もそれなりに聴ける設定など。

②入力ソースの切り替え
メイン入力のマツダコネクトのスピーカー出力の他、RCA入力、光デジタル入力の最大3択からセレクト。

③デジタルソース再生時のボリューム調整
メイン入力の場合の音量調整はマツダコネクトのボリューム、AUX入力の場合は端末のボリュームでそれぞれ調整しますが、デジタルソースの場合は、端末側で調整できないので、このコントローラーのボリュームで調整。

・・・役割は上記3点で、先々デジタル入力も視野にいれて頂いているものの、現状のソースはメインのマツコネのみ。音響設定も1パターンなので、いわゆる先行投資ですね♪(といっても付属品ですが(^o^))

あと、このLED照明の色。割とポピュラーなのはヒ~リングなブルーですが、白もなかなか趣があるんですよ。
無機質で冷淡で、ハレーションがどことなくブレードランナーのテイスト。雨降りの高速夜道がぴったりきそうです。
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最後はDSP本体の設置状況です。

前述のとおり、運転席後方の壁面に設置しました。
ボディサイズは216 × 120 × 40 mmと大変コンパクトなので、一般的なクルマであればどこかしら隠して設置できるのですが、ロードスターのなかでもこのRFはとにかくスペースがないんです。
一応、収納ポケットという選択肢も無くはないんですが、そこは温存するとなれば、残るはこのあたりですね、という経緯です。


スペック的な面ですが、アンプ内蔵式のDSPとしては申し分ないレベルです。
プロセシングは8chまで、アンプは6個内蔵しており、スピーカーの抵抗値が4Ωの前提での出力が40W×4と70W×2となっています。
ですから、フロント2way(ツイーターとウーファー)で4chつかって、70Wの2つをブリッジ接続でひとつにしてサブウーファーを鳴らすような使い方がポピュラーです。

今回は、BOSEシステムのサブウーファーユニット(4Ω弱)をそのまま使ってつなげております。最初ブリッジでやってみましたが、ちょっとうるさい感じになりましたので、70Wシングルで設定しました。

プロセッサーはデジタルデータ処理は32Bit 192kHzで行いますので、これもほぼトップクラスといってよいでしょう。

スピーカー出力、RCA、光の3経路の入力が可能な旨、ご説明いたしましたが、光デジタル入力はTos Linkという角型のコネクタで入力します。
DAP等、クルマに持ち込めるデジタルソース再生端末は基本的に同軸デジタルですので、光への変換デバイスを介在させて取り込むスタイルになります。

帯域ごとの音量を調整するイコライザーは31バンド刻み、音の到達時間を設定するタイムアライメントは1mm単位で設定できます。
設定はWINDOWS PCに接続して専用ソフトで行い、出来上がった設定ファイルを、前出のコントローラーで選ぶ(最大10パターン)ことになります。


あと、インストール後はほとんど顔を見ることもありませんが、ボディのデザインもかっこいいですね。
型番とサブタイトルが刻印された無垢アルミのヘアラインを、グロスブラックの放熱板が抱えるデザインです。ESXのロゴがないともっとクールだったかもですけど(嘘)
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今回はロードスターRFのサウンドアップ事例を御覧いただきました。

文中でも触れましたとおり、GT-Rやスープラ、MINI、BMW、メルセデス等と並んで、ご入庫台数が多いクルマの一つですので、当インストールギャラリーにも多くの事例を登録させていただいております。

いずれもオーナー様の愛情がこもったオンリーワンなので甲乙つけがたいのですが、今回の事例は・・・
①JBLフラッグシップスピーカーの性ト能を十分に引き出す、アウターバッフル形式のインストールが出来た点
②DSPのグレード・効能の釣り合いが良かった点
③取り付けたコンポーネント群とインテリアの馴染みが良かった点
並びに④このパフォーマンスに対してリーズナブルなコスト(約46万円・税別)で仕上がった点
・・・と、いろいろとバランスが良く、手前味噌で激しく恐縮ですが、トップクラスの出来だったと思っております。

オーナー様にもお喜びコメントお寄せいただけたこのパッケージ。もっと多くの方にご紹介していきたいですね。
RFか否かを問わず、グッときたロードスターオーナー様がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ご連絡はお気軽にどうぞ♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!

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