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soundproの愛車 [ランドローバー ディフェンダー]

整備手帳

作業日:2025年2月21日

ディフェンダー110をBLUE MOONの3wayスピーカーでサウンドアップ♪♪

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

初級

作業時間 12時間以上
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ランドローバー・ディフェンダー110の事例紹介です。

ディフェンダーは、ランドローバー社が製造するクロスカントリー車です。
ランドローバーのラインアップは(1)レンジローバー、(2)ディフェンダー、(3)ディスカバリーの3車種で展開していますので、ミドルグレードの位置づけになります。(2025年時点)

この車の素性は、1948年から製造されていたランドローバー・シリーズが起源で、1983年のマイナーチェンジ時に、ランドローバー110と、同90に改称され、後に127が追加されています。

この数字によるネーミングは、ホイールベース(前後の車軸間の距離)のインチ表示を所以としており、127が127インチ(3226mm)、110はぴったり110インチ(2794mm)、90は92.9インチ(2360mm)というふうに整合しています。
実は、この時点ではまだディフェンダーという名称は存在しておらず、1989年のディスカバリー発売時のブランド整理の際に誕生しました。
なお、改称後は、順当にいけばディフェンダー90/110/127と改められるはずですが、この際に127はキリのいい?130に書き換えられています。(ホイールベースは依然として127インチのままです)

2015年までのディフェンダーは、レンジローバー譲りの、クラシカル・オフローダーそのものといった無骨を極めた内外装が特徴でしたが、いったん販売終了し、再デビューとなった2020年以降の現行車は、丸目のLEDリングを配した、時代の最先端を感じさせるヘッドライトに、生活感のないソリッドなダッシュボードという具合に改められました。
カテゴリーとしてはクロカンのはずなのに、どこかドロ汚れが似合わない、デザイン画から抜け出してきたような非日常感のあるプロダクトに仕上がっています。



今回ご登場いただくのは、メジャーカラーのパンゲアグリーン・メタリックがお似合いの一台です

音質改善をお考えになり、ネット検索の末、当店の事例を見つけていただいてご連絡いただきました。
お話を伺ってみると、14スピーカーと700Wセパレートアンプから成る、最上級グレードのメリディアン・サラウンドシステムが装備された車でした!

これまでの経験から感じるのは、名の通ったブランドを冠したオプションオーディオをお選びのお客様ほど、もっと良くしたいとお考えになる傾向が強いように思います。上質へのあくなき追及ゆえなのか。ブランドへ大きな期待が満足のハードルを押し上げてしまうのか。。お客様によるとは思いますが、後者の方が理由として強いように感じます。

システム改善をお望みのお客様とのやり取りの末、フロント3wayとセンタースピーカーの合計7ユニットを交換し、デッドニングによってドアスピーカーの稼働条件と整えるプランで行くことになりました。

さすがにフルマルチアンプを搭載しているだけあって、信号の品質・駆動力は一定のレベルを有しています。その条件の下、音の出口となるスピーカーのスペックアップと、デッドニングによる稼働条件の整備を行う訳ですから、鬼に金棒!情報量が豊かで、一体感のある広大なサウンドが得られました。
予算的には、3way+センターのユニット代金と、デッドニング、インストール費用とで税込435,050円でした。

それではインストールの様子をご覧ください♪
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以下、コンポーネント紹介です。

◯ヘッドユニット
純正のオーディオシステムをヘッドユニットとして使います。

純正システムは、最近主流のディスプレイオーディオで、スマートフォンアプリのApple car play/android autoとの連携によって、機能を100%発揮できるようになっています。
標準で使用できるソースは、AM/FMラジオとBluetoothとUSBで、それ以外のストリーミング系はアプリ経由で実現することになります。

オーディオシステムは、上述の通りメリディアン・サラウンドシステムです。
ちなみに、グレードとオーディオシステムとの対応は以下のようになっており、それぞれが標準装備(一択)になっているようでした(2025年2月調べ)
ベースグレードのS
→6スピーカー標準オーディオ
X-DYNAMIC SE、X-DYNAMIC HSE、X
→メリディアン・サウンドシステム(11スピーカー/400Wアンプ)
V8、OCTA、OCTA Edition One(←今回)
→メリディアン・サラウンドシステム(14スピーカー/700Wアンプ)

プレミアムオーディオにはセパレート式のアンプが装備されるのが相場となっており、標準の4ch内蔵アンプに比べて多チャンネル化が図られています。多チャンネルといっても、フロント3wayが1chからの分岐、あるいはツイーターとスコーカーが1ch・ウーファーが1chなど、部分的に集約されているケースが主流です。
これに対し、今回のメリディアン・サラウンドシステムの700Wアンプで14スピーカーを駆動しますが、全てのユニットに対して一つのアンプを割り当てるフルマルチ形式が採用されていました。BMWのHarman/Kardon、メルセデスのブルメスターでも最上級のみフルマルチになっていますね。

〇スピーカー
BLUE MOON AUDIOで揃えました!
(1)RX165 Active(税込209,000円)
(2)UX050pro(税込59,400円)
(3)MX080(税込42,900円)

システム図をご覧いただくと一目瞭然ですが、(1)RX165と(2)UX050を組み合わせて3wayを構成し、(3)MX080を一つだけ使ってセンタースピーカーとしています。
これまでは、BLUE MOONで3wayを組む場合、中音域担当のスコーカー(ミッドレンジ)として使えるユニットは、8センチのMX080のみでしたが、新たな選択肢に加わったUX050proを使ってみました。

再生周波数のレンジは、MXが140Hz-12KHzに対して、5センチのUXは165Hz-20KHzと、小径な分、少し高めになります。上方シフトしたからといって、ウーファーとの繋がりに支障がでるような差はなく、今回のRXのウーファーとはよくなじんでいました。それよりなにより、このユニットのアピールポイントである中高域の濃密さは大変魅力的です。
発売が2024年夏頃と最近ですが、滑り出しからユーザー評価は上々のようです。
MXの42,900円に対して、59,400円とコストが上がってしまいますが、許容できるお客様には、選択肢の一つとしてご紹介していきたいとと思っています。
※あくまでも3wayのミッドレンジ用としての推奨です。センター用としては低域側もカバーするMX080の方が向いていると考えます。

〇インストール
スピーカーの性能を十分に引き出すために、きっちりと取り付けました。
ウーファーはMDFでカスタムバッフルを作成し、ドアのインナーパネル/アウターパネルにデッドニングを施して、稼働条件を整えました。
スコーカー(ミッドレンジ)とツイーター、センタースピーカーはそれぞれ標準の位置にセットして、外観に一切変更を加えずに仕上げました。


以上をもって、ディフェンダー110(メリディアン・サラウンドシステム)のサウンドアップが完了しました。
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フロントドアの外観です。

フロントドアに、ツイーターとスコーカーとウーファーの3wayユニット全てが装着されています。
シルバーのドアオープナーの右側のアミアミがスコーカー用のグリルです。同じ位置に「MERIDIAN」のロゴプレートが輝いております。

この車のドアの構造はちょっとユニークです。
塗装されているドア筐体部分がいわゆるアウターパネルである点は一般的ですが、たくさんのボルトで留めてある樹脂パネルはドアトリム。。ではなくて、インナーパネルに相当します。その上にレイアウトされているひじ掛けからハンドルまでの部品群がドアトリムにあたります。
このように作りが特殊なので、防振材の施工面も通常と変える必要があります。続きをご覧ください。
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上述のドアトリム相当の部品群を外したところです。
ドアの中下段と、スピーカー周りが露わになりましたが、外周のボルト部分は変化なしですね。

通常の工法ですと、写真の樹脂製インナーパネルに対して、表側から防振材を貼りますが、大半が見えてしまうこの車の場合は、貼り付け面積を確保するために、背面から貼ることにします。
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アウターパネル側の作業が終わったところです。

スピーカーが付いている樹脂パネルを取り外すと、大きな開口部が現れ、アウターパネルが丸見えになります!
清掃と脱脂を済ませたら、短冊状にカットした防振材を貼っていきます。作業性最高です!
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インナーパネルへの防振の様子です。

ドア外観のところでお伝えしたように、通常のインナーパネルなら、表から施工しますが、今回は面積を稼ぐために裏から施工しています。
スピーカーホール部分には、MDFで作ったバッフルを固定しています。
スピーカー背面から出る波動が逃げやすいように、バッフル内面にはテーパー加工を施してあります。アルミガラスクロステープは内面の平滑化と、防水効果を目的として貼っています。
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インナーパネルに対して表裏両面から作業してますので、もうワンカットご覧いただきます。
こちらは表側の様子です。

デッドニングが済んだ樹脂パネルを付け戻して、スピーカーを取り付けたら、ドアトリムで隠れる場所に追加で防振材を貼っておきます。
逆の言い方をすると、表側からでは、この程度しか貼れない。。ということですね。
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ランドローバー・ディフェンダー110のスピーカー交換事例の前編をご覧いただきました。
後編では、メリディアンで設置されているミッドレンジとセンタースピーカーの施工についてご案内していきます。

今回の車両はメリディアン・サラウンドシステム搭載車で、14個のスピーカーと、それらをフルマルチで駆動する700Wアンプが装備されていました。
そのうち、フロント側には、ツイーター・スコーカー・ウーファーの3way+センタースピーカーの合計7ユニットが配置されていましたので、これらを全て交換し、デッドニングやアコースティックコットン充填等による環境整備を行うというプランでした。

カーオーディオの音質改善にための取り組みには、大きく分けて・・
(1)スピーカー交換による音の出口の整備
(2)サブウーファー等のユニット追加による再生帯域の拡張
(3)アンプやDSPの投入による再生ソースの質向上と最適化
(4)インターフェース追加による入力ソースの拡大
(5)電源周りの強化やケーブル交換によるインフラの強化
こういったカテゴリに分けられると思います。

(3)や(4)といったソース系の投資は、目に見える機器が室内やトランクにやってくる楽しみもあるので、ついつい優先したい誘惑にかられますが、まずは音の出口の整備を済ませるのが鉄則です。そうやって出力側の条件をきちんと固めておいてから、ソース側に手をかけると、アンプの情報量の変化や、DSP等の調整の結果が、忠実に音に反映されるようになり、投資の効果が最大限に発揮されるということになります。



当エントリの時点(2025年2月)で、合計4台のディフェンダー110の事例をアップさせていただいておりますが、それぞれに違いがあり、システム検討の参考になると思いますので、上記のカテゴリNoをお示ししつつ、ご紹介いたします。

(1)スピーカー交換
事例No.826
フロント(2way)/リヤ(コアキシャル)ともにディナウディオのスピーカーに交換し、デッドニングで整えました。
予算45万程度
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=826

当事例
フロント(3way)+センタースピーカーをBLUE MOON AUDIOのスピーカーに交換し、デッドニングで整えました。
予算45万程度

(1)スピーカー交換(3)DSP投入(4)ブルートゥースインターフェース投入
事例No795
フロント2wayをBLUE MOON AUDIOのスピーカーに交換し、デッドニングで整え、HELIXのDSPを追加し、audisonのブルートゥースインターフェースを入れました。
予算50万程度
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=795

(1)スピーカー交換(2)パワードサブウーファー投入(3)外部入力インターフェース追加
事例No835
フロント2wayをBLUE MOON AUDIOのスピーカーに交換し、デッドニングで整え、カロッツェリアのパワードサブウーファーで低音域を補強し、VISITのandroidインターフェースで入力ソースの拡大を図りました。
予算37万程度
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=835

スピーカーの選択、DSPのあるなし、スピーカーケーブルの引き換えの有無、あるいはできるだけケーブル引き換えを抑える方法など、ご希望とご予算に応じて、如何様にもプランさせていただきます。

どうぞお気軽にご相談ください♪
メールフォームはこちらです♪♪
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
直接のお電話もお気軽に♪
03-5913-8450です!

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