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2009年09月25日

ATの仕組み

ATの仕組み 近年、コンピュータ制御の発達によりATの変速の制御は高度なものになってきました。
しかし、ATは車がコンピューターを全く用いていない時代より存在しています。(昔のアメ車とか)
電子制御ならともかく、そんなものをどうやって自動に変速を行っていたのかとても興味があったんですが・・・・

AT考えた人ってすごいですわ^^;

ATの基本はサンギア、プラネタリキャリア、インターナルギアからなるプラネタリギアユニットによって構成されています。
プラネタリギアユニットはサンギア、プラネタリキャリア、インターナルギアのどれかを固定、あるいは回転させることによって『減速』『増速』『逆転』を行うことができます。
つまりこのユニット1つで、すでに『1速』『2速』『バック』が可能なトランスミッションだといえます。
昔のATには2速ATというものもあったのでプラネタリギアユニット1つのATだったんでしょう。たぶん。
なので1つのユニット当たり2速+バックなのでこのユニットを2つつなげれば4速+バックの4ATの出来上がりです。

これはギア本体の話

変速はサンギア、プラネタリキャリア、インターナルギアのいずれかを駆動軸につなげて回転させるクラッチ、そのほかのギアを固定させるブレーキの切り替えで行っています。
クラッチとブレーキの作動は油圧によって行われ、その油圧を発生させるポンプはトルクコンバーター後の入力軸に付いています。
ポンプによって発生する油圧は各種バルブによって分岐したり圧力を調整されるわけですが
変速そのものは『ラインプレッシャー』『ガバナプレッシャー』『スロットルプレッシャー』の3つの油圧によって行われています。
これらの油圧はもともとは同じ油圧ですが分岐&圧力調整されて別の油圧となっています。
ラインプレッシャーは主にクラッチ、ブレーキを作動させる油圧
ガバナプレッシャーは車速によって増減圧される油圧
スロットルプレッシャーは運転者のアクセルの踏み加減(スロットル)で増減圧される油圧
つまり、ガバナプレッシャーは車速が上がれば増圧
スロットルプレッシャーはアクセルを踏めば増圧されます。
そしてそれらの油圧はシフトバルブに圧力を掛け合っています。
シフトバルブはわかりやすく言えば切り替えスイッチのようなもの
普段はガバナプレッシャとスロットルプレッシャは左右から押し合い、均衡が保たれているんですが
どちらかの圧力が強くなるか弱くなるかによってそのスイッチがどちらかに傾くといった感じです。

             ラインプレッシャ
                 ↓
ガバナプレッシャ→   『スイッチ』   ←スロットルプレッシャ

           
          低速ギア  高速ギア

アクセルを徐々に踏んで加速して行った場合
車速が上がりガバナプレッシャが強くなりスロットルプレッシャが負けるのでスイッチはガバナプレッシャが押す。 
              ラインプレッシャ
                 ↓
ガバナプレッシャ→→→『スイッチ』 スロットルプレッシャ
                   ↓
                   ↓
          低速ギア   『高速ギア』
するとラインプレッシャ(作動油圧)は高速ギアの方に流れ、対応したクラッチとブレーキが作動し
めでたく シ フ ト ア ッ プ

坂道や急加速を行うとき、運転手がアクセルを踏み込むとスロットルプレッシャが強くなり、ガバナプレッシャが負けるので、スイッチはスロットルプレッシャが押す。

           ラインプレッシャ
              ↓
ガバナプレッシャ 『スイッチ』←←←スロットルプレッシャ
           ↓
           ↓
        『低速ギア』  高速ギア

すると今度はラインプレッシャ(作動油圧)は低速ギアの方に切り替わり、対応したクラッチとブレーキが作動し
めでたく シ フ ト ダ ウ ン


なので
強く踏み込むとATはエンジンを高回転まで回して変速します。
アクセルを強く踏んでいるのでしばらくスロットルプレッシャがガバナプレッシャに勝ったまま。
低速ギアのまま速度が上がるとようやくガバナプレッシャがスロットルプレッシャに勝り
普通より遅れてシフトアップが行われる・・・というわけです。
アクセルを強く踏んでいてもスピードが出た途中でアクセルを緩めるとその地点でガバナプレッシャがスロットルプレッシャに勝り、アップシフトされます。

あとはその他レギュレーターなどで油圧調整されてどれだけの速度でシフトアップするか
などが設定されます。



電子制御式ATは『速度センサー』『スロットル開度センサー』などから信号がCPUに送られ
CPUからの信号による適切な電磁弁の開け閉めで油圧調整&切り替えられて↑と同じことが行われます。


・・・・という実習の覚え書きでした。合っているか怪しい。


明日は朝6時の新幹線で上京です(`・ω・´)ゞ

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Posted at 2009/09/25 23:44:08

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この記事へのコメント

2009年9月29日 13:13
こんにちは(*゚ー゚)v
ATの仕組みって凄いですね(^^)
うちのローレルのおバカATは130キロでも3rdにキックダウンしてレッドゾーン近くまでいってしまう危ないやつです(^-^;
コメントへの返答
2009年9月30日 2:00
過激なATですね!(笑)

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