T-rev Built-in Catch Tankオーバーホール
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
自分のデリカで使用しているX-Fangの「T-rev Built-in Catch Tank」が使用して約2年になり、オイルキャッチタンクに内蔵されている「T-rev」部分のオーバーホールを行いました。
そもそも「T-rev」とは何?ですが…
以下、WEBより抜粋
T-REV(ティーレブ)とは、寺本自動車商会が開発した、エンジンのクランクケース内圧をコントロールするパーツのことです。ブローバイガスを利用してクランクケース内を減圧し、エンジンの動きをスムーズにすることで、アクセルレスポンスの向上やエンジンブレーキの軽減などの効果が期待できます。
T-REVは、クランクケース内圧を負圧にすることで、以下の効果があると言われています。
アクセルレスポンスの向上:
ピストンやクランクシャフトの動きがスムーズになり、アクセル操作に対する反応が良くなります。�
エンジンブレーキの軽減:
スロットルを戻した時のエンジンブレーキがマイルドになり、よりスムーズな走行が可能になります。�
シフトチェンジの滑らかさ:
シフトチェンジ時のショックが軽減され、よりスムーズなシフトチェンジが可能になります。�
燃費の向上:
クランクケース内の抵抗が減ることで、燃費の向上に繋がる可能性があります。
自分の体感的にはミニコンやスロコンを使うより前に装着したパーツでもあり、ノーマルデリカからオイルキャッチタンクだけを使用した感じになりますが、体感はありました(間違いなくエンジンブレーキが緩やかになった)。
そんなこんなで、T-revのオーバーホール目安が20,000kmなので寺本自動車商会のオンラインストアで購入したオーバーホールキットにで自分でオーバーホールする事に。
そして、結果から言うと…
今回自分でオーバーホールしてみて、
Oリングの交換だけでよかったんじゃないか?が本音でした。
(けれど、あくまで「今回は」の話なのでケースバイケースによってはゴムパッキンの劣化もある場合があるのでオーバーホールする際は全部変えてしまった方が安心安全なのかもしれませんね)
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プラスドライバー1本で分解できる手軽さ。
パッと見はOリング以外はパーツの劣化は見受けられない
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パーツクリーナーで清掃した物。オイルキャッチタンク清掃時に毎回取り外しパーツクリーナーで清掃している部分で、取り外す際に緩めたり締めたりが一番多いのでOリングが一番劣化してた感じ。
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今回使用したフルオーバーホールキット。
X-fangに問い合わせて適合するオーバーホールキットを教えていただきました。
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構成部品。下部の使用工具は専用工具でなくても大丈夫です。
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今回、約3ヶ月でオイルキャッチタンク内に溜まった廃液。
オイルキャッチタンクの使用には賛否両論ありますが…
自分的には、ブローバイガスが各部を通り再び燃焼室に戻される時に、例えばエアークリーナー後に戻されたブローバイガスがタービン、インタークーラー、スロットル内を通過した時、未燃焼ガス、オイルミスト、水分、それらが経路内に付着したり蓄積される可能性もあると思ってます。
オイルキャッチタンクがある事により燃焼室から出たブローバイガスがキャッチタンク内の壁に付着したり液化して溜まったオイルに触れる事で液化したものがキャッチタンク内に溜まり、気化してる部分だけがオイルキャッチタンクの構造上の出口から出て燃焼室に戻されてると思ってます。
これでも100%気化したものだけが燃焼室に行っているかは分かりませんがオイルキャッチタンクがある事によってあえてブローバイガスを気体と液体に分ける部屋を作り、分離し、気体部分だけを次の経路に送っている、送る努力をしているんじゃないかな?と思ってます。
自分はT-revというものを試してみたかったし、「X-fangのオイルキャッチタンクなんであんな形してるんだろう?(値段高いし…)」という興味をもち、構造を知り、原理を知り、なるほどね~と思い使用しています。
定期的なメンテナンスをしていればタンク内が廃液で満杯になる事はないし、タンク内に廃液が溜まれば溜まるほど液面がブローバイガス入口出口に近くなり結果的にタンク空き容量が少なくなってきてタンク内部の壁にブローバイガスが触れる面積が少なくなり液化しきれなかった物が出口付近やホース接続部あたりに溜まりホース内に進入したりするんじゃないのかな?と思います。
今回のような少量やタンク内半分以下ならばホース内に乳化した物が蓄積される事も無いと自分的には思ってます。
オイルキャッチタンクを使用する事によって、タンク内の清掃をする必要があるし、廃液の量も結構溜まるし、廃液が溜まるスピードが早かったりしますが、日々のメンテナンスの一環としてオイルキャッチタンクという名のクリーナーとして見てあげたらいいのかなと。溜まってから捨てるという考えではなくて2ヶ月に1回捨てるとか、定期的な考えが必要かなと…。
(あくまで自分の考えなので他者の肯定否定は求めてません。自分は素人なのでその分野に精通している訳でも専門家でもありません。そーいう考え方もあるのね~程度で聞き流してください)
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