2-67. オートライトセンサーカバーの交換 (自動点灯タイミングの遅延化)

ヘッドライトが余りにも早く自動点灯してしまうことから、自動点灯タイミングを遅らせるため、オートライトセンサーカバーを透明度の高いものに交換しました。

なお、「すれ違い用前照灯 (ロービーム) の自動点灯に関する保安基準」では、『周囲の照度 1,000ルクス未満で、2秒以内に自動点灯』することが求められています。

JAFによれば、『照度 1,000ルクス』の目安は、晴天時で日没 15分前、曇天時で日没 30分前とのことです。

[保安基準] (オートライト機能)
(1) 周囲の照度が 1,000ルクス未満 (※) で、2秒以内に自動点灯
(2) 周囲の照度が 7,000ルクス以上で、5秒超～300秒以内に自動消灯
(3) 走行中、オートライト機能の手動による解除不可
https://www.mlit.go.jp/common/001148214.pdf

因みに、フリードでは、フロントガラス下の「日射センサー」でオートエアコンとオートライトを、運転席左前方の「温度センサー」でオートエアコンを制御しています。

先ず、「日射センサー」ユニットをパコっと取外します。

ユニットからカプラー配線を取外します。

なお、洗濯バサミで、フロントパネル内への配線落下を防止しました。

次いで、細いマイナスドライバー 2本をユニット底面の♀カプラー両脇に差込み、梃子の原理でユニットを上に持ち上げて、ユニットとオートセンサーカバーを分離させます。

なお、オートセンサーカバーは、ユニットの左右各 2ヵ所の小さなツメで留まっているだけです。

また、2つある「日射センサー」のうち、座席寄りがオートエアコン用、ガラス寄りがオートライト用となります。

左が純正カバー、右が購入したカバー。

純正カバーでは、オートライト用の日射センサーの上方部分は半透明になっていますが、エアコン用センサーの上方部分は光を通さない仕様になっています。

そこで、交換用カバーのエアコン用センサー上方部分に、ラッカーで薄めたタッチアップペイント (黒) を薄塗してみました。

また、交換用カバーは透過度が高過ぎることから、直射日光が当たると「オートライト・エラー」になるため対処が必要、との先人達の教えに倣い、
交換用カバーの上面に日射調整フィルムを貼付けました。

「可視光線透過率 22%」のフィルムで様子見です。

ユニットにカバーを嵌め込み、元に戻して完了です。

曇天下で自動点灯タイミングを確認したところ、日没 30分位前で点灯するようになり、狙いどおりとなりました♪
その後、晴天下の夕暮れ時でも、絶妙なタイミングで自動点灯することが確認できました。

なお、「オートライト・エラー」 は、今のところ検出されていません。

[追記] (2025.8.11)
酷暑の直射日光下でも「オートライト・エラー」は未検出｡