(続)DIYで自宅用スピーカーを作る⑤/箱内部仕上げと塗装前の試聴♪
投稿日 : 2022年05月07日
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さて、箱造りの最終章だ。
今回は徹底的に箱強度に拘り、特に側板の振動を制御する。そのために中心位置へいわゆるひとつの "つっかえ棒" を仕込む。
名付けて『サウンドスタビライザー』もしくは『サウンドパフォーマンスロッド』
楓丸棒(Φ30mm)がキツキツで填まるように切断準備する。
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そしてこちらも。前回と同じくミッドバス開口時の丸端材をご覧のようにホールソ―で加工する。
端面はトリマーで面取りしておく。
これ勝手に名付けて『サウンドチューニングプレート』(^^)♪
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準備できた上記2つはご覧の位置へ取付。
『サウンドスタビライザー』は定位置のここまで木槌で優しく押し込んでから液体瞬間接着材(アルテコ711)で完全固定。
今回『サウンドチューニングプレート』は天板裏へ、接着(タイトボンド)+タッピングビス(5mm×30mm)固定した。
箱を叩いた際の音が、締まりない響きではなく硬質でタイトな打音に変わった。とっても期待できる♪
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今回の主役となるSPユニットはカーオーディオmodelの偽物DYNAUDIO、2WAYなのでパッシブネットワークが付属している。
このパッシブネットワークは底板中央部へ設置した。これを挟み込むように補強桟を2本追加しておいた。
箱内部の木工作業はこれで終わりの予定。
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そして最後の製作物はツイーター。
昭和ツイーターを破壊・加工して準備したフランジへツイーターをグルーガンでドッキングさせる。
(ご近所さま、その節はサポートありがとうございました)
100均グルーガン、本当にいろいろと役に立つ☝
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背面バッフルには「バナナプラグターミナル」と「バスレフダクト」を装着して箱が完成した。
バズレフダクトはこのサイズの市販ブックシェルフSPを参考に、私的チョイスで口径を決めた。ダクト長さはおいおい追い込んでいくつもり。
この時、SPユニットは配線まで出来ておらず、まずはこの状態で師匠に診てもらおうと加賀まで行ってきた。
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翌日、加賀の音の泉 STUDIO-MESSE♪ にて、、、
箱の仕上がりは褒めて頂いた。
2個目だしね(^^)/
でも行けばやっぱり、どうしても鳴らしてみたくなり、端材の配線や端子を分けて頂き緊急作業開始。一時間ほどで試聴できる状態となった。
で、出音を聞いて、、、
おおぉ~~~!!!
むっちゃエエんちゃうん♪
リファレンスな音で鳴ってるよ
コレ本当に偽物DYNAUDIO !?
バスレフサウンド、低域の鳴りっぷりに余裕を感じる。40Hz以下まで鳴っていた。ダルい音でもない。認識が変わった瞬間だった。(箱形状と容量とダクト仕様がたまたま良い組み合わせだった点も奇跡を生んだ)
私はこのあと吸音材を詰めて鳴りを調整するつもりだったが、バスレフ箱の場合内部への吸音材は出来れば何もナシとし、バスレフダクト(ポート)調整で追い込むらしい。知らなかった。。。
さぁ、あとは仕上げの塗りだ!
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今日は寄り道せずに自宅へ真っ直ぐ帰った。そして再び試聴♪
いや~初作FOCALも真っ青な鳴り!
SWなくても対等に中低域を奏でている。さすがに高域はスーパーツイーター付のFOCALの方が艶やかさや瑞々しさはあるが、偽物DYNAUDIOも全然悪くない。
今回は補強処置の追加やバスレフ化で新たな発見ができた。再び「スピーカーは器で鳴らす」を経験・体感できて実り多きDIYになっている。
最後の塗装も楽しんで頑張る👆
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