目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
実は、車検が終わってラグナを引き取る際に、工場の前でエンジンをかけようと思ったら、ATのレバーが何を選択しているか表示する液晶が、な~んにも表示していないことに気付いて、すぐに社長さんに指摘させてもらったのです。
で、そのときは社長さんがエンジンを停めて、再始動したら表示が戻ったのでした。
「そこはいぢっていないし…、何でしょうねぇ」ということでしたが、経過観察して再発するようならまた診て下さいね、ということにして車検から引き取ってきました。
2
その帰り道の途中から、やっぱり液晶表示は消えてしまって、どうやらダメ感があり、再度預けて診てもらおうと思ったのです。が、なにしろ1週間車検でクルマが無かったので、日常の買い物が滞っていて、走れるなら先に買い物を済ませてからにしよう、と思って走り出しました。(車検引取りの翌日。)
液晶表示は消えたままだし、どうも発進は1速ではなく3速あたりから行っているようですし、なんとも具合が悪い。
で、側道があったのでそこに停車して、再始動でもしてみようかと試みたのです。すると、液晶表示は出るようになったものの、レバーではPで停めたのにRという表示。
ん?
エンジンはかかるものの、ブレーキを踏んでもレバーのロック機構は解除されず、前進にも後退にもギアが入らない。
一縷の望みをかけて、バッテリーケーブルを引っこ抜いて数分放置後に再始動してみるも、結果変わらず。
あえなく走行不能が確定…orz
工場に電話して、JAFに連れてきてもらってください、との指示をもらいました。
3
再入院の結果、ATセレクタレバーの位置を検出しているスイッチが故障しているとのことでした。まぁ、14年と12万kmを超えた個体ですから、部品の寿命ですかね。
この部品、工場ではATニュートラルスイッチと呼んでいましたが、Haynesの整備マニュアルではマルチファンクションスイッチと称されていました。
にゃぴはてっきりATセレクタレバーの根元にでもあるのかと思っていたのですが、実際にはMTと同様にレバーからエンジンルーム内に機械的ワイアが延びていて、その先にあるスイッチを機械的にリモコン操作している様です。
4
走行距離: 121876km
【部品の部】
A/TニュートラルS/W 12,312
【工賃の部】
車検の翌日ということで、無償特別割引 0
合計 12,312(消費税込)
幸い、国内に在庫ありということで、4~5日くらいで部品は入手することができました。
エンジンとバッテリーの隙間からチラッと見えるトランスミッションの上にそのスイッチは付いている様ですが、どう見てもいろいろなホースが通っている下にあって面倒くさそうな場所です。にもかかわらず、工賃で大変なご厚情を賜り、本当に恐縮です。
こちらの工場には、燃料パイプ交換の際にも大変良くして頂き、足を向けて眠れません。
5
修理後の正常な表示はこんな感じです。
左上の空欄になっている枠は、Mのマニュアルモードを選択した際に何速ギアが選択されているのか数字が表示されるところです。
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