トヨタ ランドクルーザーFJ

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ランドクルーザーブランドの名に恥じない走破性と、生きて帰れる車である - ランドクルーザーFJ

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ランドクルーザーブランドの名に恥じない走破性と、生きて帰れる車である

おすすめ度: 5

満足している点
ランドクルーザーブランドの名に恥じない本格ラダーフレームパッケージ&本格オフローダで、ジムニーシリーズとランドクルーザー250、300のすき間を攻めてきた絶妙なサイズ感は都内ユーズ抜群であり、小回り(最小回転半径5.5m)も得意なほうです。駆動方式としては、昔ながらの副変速機付きパートタイム4WDを搭載し、快適装備類のメーター、ナビ、安全機能は妥協せずに最新を装備しており、新旧入り乱れるパッケージは気に入っております。オンロード乗り心地やスタビリティが思った以上に素晴らしく、非常に高い視線だけどロールが多すぎずカーブも攻めれるので、運転は楽しいですね。
不満な点
サイズ感やエンジン特性、本格オフローダならではの乗り心地などは、自分で理解した上で購入しており、デジタルインナーミラー設定がないことやLEDランプ等気になる点は後付け対応したので、正直大きな不満はありません。
ファミリーカーユーズでもあるので、リアシートの快適装備(リアシートアシストグリップ、リアシートのランプ、肘掛)はもう少し充実と、アラウンドビューの画質を上げて、マルチテレインモニターは標準装備にしてほしかった。
総評
ランクルFJは令和の新型車であるが、細かい快適装備は省かれており、オンロード志向のSUV感覚で乗ると不満は出てきます。それはまるで、ランドクルーザー70を令和仕様に新しくしたような車であり、またはジムニーの兄貴的な存在であるかと思います。そのような本格オフローダ目線でFJに接すると満足感は高いです。自分でカスタマイズして、不満点を解消しながら楽しんでいく乗り方が良いですね。
デザイン
5
サイコロをモチーフとしたデザインであり、全長、全幅に比べ、車高がずば抜けて高くて他に似たような形の車がないため、滑稽に見える感はあります。町中に溢れてくれば、デザインは見慣れてくるので、数年後はこの形がかっこ良いと感じるかもしれません。
全長4575㎜、全幅1855㎜、全高1960㎜というサイズ感は日本での使い勝手は抜群であり、都内の狭い道や大抵の駐車場なら入ることができます。
本格ラダーフレームクロカンでこのサイズ感は、旧型Gクラスや旧型ディフェンダーぐらいしかなく、現行で新車は購入できません。これより小さいとジムニーノマドしかなく、大きいとラングラー、新型Gクラス、250やパジェロと一気に大型化してしまうので、ライバルが不在なサイズです。
走行性能
4
(※BMW M、Mercedes-AMG、R35GT-R等、特殊な車を乗り継いてきており、一般的な評価軸とは異なると思います)
エンジンは2.7L NAエンジンである2TR-FE(163PS、25.1kgm)を採用しており、20年以上使われている信頼性重視エンジンです。始動音は大排気量車で勇ましく、迫力がある轟音でかっこよいです。
最大トルクは3900rpmで発生するため、周りの流れに合わせて走るためにはある程度回してあげる必要があります。エンジンも3000rpmぐらいから騒がしくなりますので頑張っている感は出ますが、排気量は2.7Lあるので、街乗りでは十分であります。
高速道路の追い越し車線を走り続けるようなシチュエーションではキックダウンも併用して苦手ですが、走行車線を100㎞/h程度でクルージングする分には十分であります。世間ではパワーがないとか言われておりますが、そもそもランクル系の本格クロカンで飛ばすような走り方は求めてはいけないですね。ただ低速でトルクフルな1GDエンジン(ディーゼル)が出たら、文句の付けどころがないぐらい魅力的になりますね。
最近のターボ車は1500rpmも回してあげれば最大トルクが発生し、静かで速いですが、トルクは一定となりそれ以上の盛り上がりはないので、回して楽しいエンジンは少ないです。2TRエンジンはある程度回転数を上げてエンジンを唸らせて走らせる使い方が良いのですが、官能的なサウンドは期待できないのと、レッドゾーンが5600rpmなので、もう少し上(+1000rpm)まで回ってほしかったです。
軽いエンジンのおかげなのか、ハンドリングは鼻先が思った以上に軽く、ロールも最小限でクロカンにしては反応が良いです。油圧パワステの特徴でもありますが、ハンドルを切ったら切った分だけ重みも変わってくる感触は個人的には好きです。またハンドルが重いと評判ですが、AMGでも常にパワステを重く設定しており、油圧のR35GT-Rも乗ってきたので、それらと比較すると逆に軽くてびっくりします。これぐらい重くないと高速道路のような高速域では安定感がなくなります。
油圧ならではのオフロードでのキックバックや、道路の轍を通過した時のハンドルが取られる感覚がある車の方が好きですね。
さなげや富士のオフロードコースで体験走行もしましたが、ローレンジとの組合せで大抵の悪路はトルクフルに走れて2TRエンジンの良さが出てきます。オフロードだとNAのような自然なトルクの出方が運転しやすいですが、そういう使い方を多用する人は少数でしょうね。
あと予想外にフットブレーキは純正仕様で大口径対向4ポットであり、300や250の兄貴達と一緒の仕様なのか、FJでは十分な性能があります。フィーリングもよく、輸入車のように安心感はありますね。エンジンブレーキはまあまあ効くので、走りを楽しむためにパドルシフトも欲しかった。
乗り心地
5
オンロードの乗り心地はラダーフレーム車であるが、新興国向けのIMVプラットフォームをかなり補強しており、ファミリーカーのように使用しても家族から不満は出るレベルではありません。日本仕様だけにフレーム補強を追加しているようで、しっとりして良いですね。あとは高速カーブも背が高くてロールが激しいのではと思っていたが、ほとんどロールすることはなくキビキビと走りますね。
どうして大きな段差やパンプを超える時は、ホイールベースも短いこともあり、ラダーフレーム特有のモコモコした乗り心地になるが、これもいい味であり全く問題はありません。
あと驚きだったのはオフロードでの乗り心地の良さです。サスが柔軟に動き、どんな悪路でも高いボディ剛性でボディが軋むことなく何事もなかったかのように乗り越えていきます。この乗り心地の良さが悪路走行安心感にも繋がりますね。
積載性
4
車両の大きさとして全長4575㎜(リアタイヤ込)、全幅1855㎜(オーバーフェンダ込)、高さ1960㎜ありますが、リアタイヤ幅やOF膨らみ分を除くと、実質全長4400㎜程度、全幅1750㎜程度の積載性になると思います。ただサイコロのような角ばったデザインとランクルの中で最も高い車高のおかげでラゲッジスペースは広大であり、高さ方向に余裕はありすぎるので、日常ユーズでは十分であります。縦積みをうまく活用すると有効に使えそうです。
ただリアシートが跳ね上がらない、リアシートが6:4の分割しかできないので、長物(スキー等)の積載性は悪そうなので、ラゲッジスペースに台を設置したりなど、工夫する必要がありそうです。ラゲッジスペースのサイドは硬いプラスチックなので、荷物のすり傷は気になるかもです。
燃費
2
都内の街乗り(チョイ乗り)で6㎞/l程度、高速で10㎞/l程度であり、アプリの燃費表示だと平均8㎞/lで推移しております。セカンドカーのR35GT-Rよりは良いが、重量級の高排気量NAエンジンであり、最新ダウンサイジングターボやハイブリッド車でもなく、20年前ぐらいのパワートレインなので、令和基準では相当悪い部類に入ると思います。ターボ車だと回せば回すほど燃費が悪化していきますが、NAエンジンは回転数をある程度上げてトルクの太い部分を多用して走ると、効率も良くなります。
通勤で毎日使用する車だと厳しいですが、週末にレジャーで出かける程度の使用用途であれば、それほど気になる燃費ではないと思います。燃料タンクが63lなので、満タンにしても400㎞程度しか走れませんね。
価格
4
車両本体価格が450万であり、メーカーオプションとしてはボディカラーを選ぶぐらいです。12.3インチの最新Tコネクトナビや、快適装備であるシートヒータ・ハンドルヒータ等も含まれており、安全装備も最新仕様となっているため、物価上昇や円安を考慮してもリーズナブルな設定だと思います。
ライバル比較としてジムニーノマド(292万)ですが、装備やパワートレインの違い、ランクルブランドの付加価値を考慮しても、コスパは同等ですかね。また250VX(578万)ですが、デジタルインナーミラーやドラレコ込であり、車格や快適装備の違いを考えても、FJのコスパは良いといえるレベルだと思います。
故障経験
今のところないです。タイ生産は気になるところですが、日本の工場よりも設備が最新であり、東南アジア系の若い活力と向上心は物凄く高いようで、ランクルを生産することに誇りをもっていると聞いたことがあります。そういう方々が生産に携わっているので、日本同等の品質基準は保たれていると思います。安心のランクルクオリティで今後も故障はないことを願っております。

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