2009年02月05日
ボクがマツダ社長に思う事
昨夜マツダは累計決算報告を発表しました。
内容は下記の通りです。
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【決算】マツダは通期赤字へ予想修正,自動車販売は中国除く全世界で前年割れ
マツダは,2008年4月~12月の9カ月累計決算を発表した。売上高は前年同期比16%減の2兆990億円,営業利益は同66%減の365億円,純利益 は同36%減の289億円だった。2008年11月から自動車販売が世界的に落ち込み,前年同期比で減収減益になった。同社は直近の需要や為替の状況をふまえて通期(2008年4月~2009年3月)の業績予想を下方修正した。売上高は前回予想から4500億円引き下げて2兆5500億円(前年度比27% 減)とし,営業損益は900億円の黒字予想を250億円の赤字予想に切り替えた。純損失は130億円を見込む。
【中略】
記者会見の終了直前,山内氏はこう述べた。「マツダの社長室には故・松田恒次氏(2代目社長)の写真と書が飾られている。『照一隅者是国士』とある。いろいろな解釈ができる言葉だと思うが,書を見て私は,マツダは広島に貢献していかなければならない,地域社会における責任を果たしたいとの思いを強くした。 また,世界市場においても存在感を示したい。世界でみればマツダはシェアわずか2%程度と(事業規模が)小さいが,小さくとも存在感を放ちたい。クルマをこよなく愛する人々の絶対的な満足と支持を得られるマツダでありたい」。
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素直にこの記事を読むと、危機的状況でも先代の経営哲学を守りながら、社員には個々の責任を果たしてもらい、地元地域にも利益を還元し、また会社が社員を大切に守り、ユーザーの信頼を落とさないようにしていきたいって事なのでしょう。
しかし、もう少しインパクトの有る事を言っても良かったのではと思いました。
この危機的状況下なら、ある程度は社員も耐える事を受け入れている事でしょう。
実際、幸か不幸か経営危機を何度も迎えた経験がマツダは有りますから、ボクは個人的にはピンチに強い体制が出来ているのではないかと思うのです。そういう意味でも社員を信じて構わないと思いますから、敢えてこのタイミングでそれを言う必要はないと思います。
もう少し突っ込んで書くと、その話は社内の回覧だけで済む話だと思います。
決して背伸びをする必要はないのですが、具体的にマツダは今後これで行くという強い意志表示を国内外のユーザーに示すべきだったと思います。
というのも、ちょうど取り上げていた方も居られましたがメルセデスベンツのAMGやBMWのMシリーズが堅調な売り上げを伸ばしているという記事が有りました。
このシリーズを購入する購買層は不況とは無関係に購入する層で高級だから購入したというより、クルマの運転が好きだから走りに特化したモデルを選んだのだと思います。ただ高級なクルマを所有したいだけの理由なら他にもいくらでも車種は有りますから、金持ちで本当に運転が楽しいクルマを選んだと取る方が素直です。
だからといってボクはマツダにベンツやBMWになれとは言いません。
ですが、これは一つの答えではないかと思います。
話は脱線しますが、先日ラジオかテレビで聞いた話です。
イタリアのちょっと奥手の男の子がバイト先の女の子にデートを申し込みました。
その彼はデート当日、クルマで彼女の家まで迎えに行ったのですが、彼女が助手席に座った途端みるみる怒り出してクルマから降りてこう言ったのだそうです。
「若いのにオートマチック車なんか乗ってそんな情けない人はこっちから願い下げよ」と。
イタリアに限らず欧州の自動車のシェアは7割以上がMTです。
その欧州市場に受け入れられているマツダの真骨頂は実はMT車なのだと思います。
だったらマツダはMT車に特化すれば良いと思うのです。
一昔前のように全グレードMT車とか、ミニバンにもMTとATを選べるようにするとか、もっと特化したスポーツグレードを設ける等など。
また話を脱線させますが、先日どこかのコラムにこう書いてありました。
(マツダの話ではないですが)
「・・・試乗レポートを書く為に先日スズキのスイフトCVT車に乗りました。よく出来た良いクルマだとは思いましたが、それ以上でも以下でもない“タダの良いクルマ”だったんです。しかし私は以前から気になっていた(試乗レポートを書く必要のない)スイフトスポーツ5MTがちょうど置いてあったのでメーカー担当者に頼んでちょっと乗ってみたんです。もう驚きでした。はっきり言って魅力100倍です。コレがこのクルマの本当の魅力なんだと改めて感じました。普段からAT車を乗っている私ですが、手頃なサイズのMT車を小気味良く運転する爽快感に酔いしれ、自宅駐車場にもう一台スペースが有れば正直欲しいと思いました。(以下省略)」
これってまさしくマツダ車の方向性を体現したようなコメントに思いました。
さて、またしても話が反れますが、先日、会社の先輩がミニバン特集の雑誌を購入してボクに読ませて意見を聞いてきました。先輩は某社のミニバンを買いたいようでした。
なんでも「車内が応接室のような」というフレーズが気に入った様子でクルマの走りよりも内装の豪華さの方に興味を示している素振りでした。
その雑誌には各車種の評価が載っていましたが、マツダ製のミニバンは総じて車体の剛性、足回りのしなやかさ、エンジンフィールと、とにかくベタ褒めでした。
その反面、売れているハズの某メーカーの各車種は意外にも辛辣なコメントが多数でした。残念ながら先輩が気になっているクルマも内装以外は短所ばかり書いていました。
しかし、売れるクルマと評価が反対なんて、一体それはどういう事なのでしょうか?
本来、クルマの魅力は動力性能や操舵感や走りに対する満足感だったハズでしたが、ミニバンを選ぶ人たちはクルマ選びではなく「白物家電」を選ぶようになってしまったのでしょうか?
反論を恐れずに書きますが、もしかするとクルマ好き以外の男性陣はクルマに対してクルマ音痴になってしまったか、或いは自分の意思でクルマ選びが出来ずに嫁へ媚を売るように嫁が気に入るクルマを選ぶ人が多くなってしまったのではないかと思う訳です。
それは一体何故起きたのでしょうか?
クルマからクルマの魅力が欠けてしまって興味の対象が変わって来たからでしょうか?
本当に消費者側のニーズの問題だけでしょうか?
メーカー側にももっと購買意欲を増す為の魅力あるクルマを造る必要が有るのではないでしょうか?
そういう意味でもマツダはもっともっとスポーツに特化して、操る楽しさをアピールするべきです。今の方向性は間違ってないと思います。
だから、昨日山内氏が記者会見の最後に言うべきは
「マツダがマツダらしく“全車スポーツ”をもっと特化して、もっと多くの皆様に運転が楽しいと言ってくれるような魅力ある製品を創出し、他社との差別化を図っていきたい。他社の走りがイマイチなクルマよりも、うちの楽しいクルマに乗り換えましょう」
と思い切って言っちゃえば良かったのです。
昔は走りに特化していたのに、何故かミニバンしか作れなくなってしまって、終いにはスポーツと呼べるクルマは4ドアセダンのFF車だけになってしまう、某社のようには絶対にならないで欲しいと切に願う今日この頃です。
謳い文句に嵌められて乗ってはみたものの全然楽しくなかったので結局前車を1年半で乗り換えた無謀者の意見ですからこんな極論書いていてお咎めも有るでしょう。
それは真摯に受け入れます。
それでもやっぱりクルマって、「運転が楽しい」とか「気持ち良い」とかが一番大事だと思うのです。
皆さんはどう思いますか?
形がミニバンでも運転が本当に楽しいクルマならそれでも構わないのですが、逆に運転が楽しくないクルマの運転ほど苦痛なモノはないです。
クルマの魅力を削ぐ方向で進化していく某メーカーは、ここら辺りで考え直す必要が有ると思います。
売れるクルマ=運転が楽しいクルマって構図が一番理想だと思うのですけどね(笑)
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Posted at
2009/02/05 17:29:44
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